【ABABA総研】就職活動に関する親と子の意識調査・比較

就活は親子二人三脚、親に決断してほしい、子の就職先を選びたい、親に関わってほしくない、子どもだけでは心配・・・

株式会社ABABA

 「就職活動の過程が評価されたスカウト」が届く、これまでにない新しい視点から生まれたダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」を展開する株式会社ABABAは、2023年度卒業・2024年度卒業予定の就職活動経験者300名(以下:子世代)と、その世代の子どもを持つ親300名(以下:親世代)を対象に、就職活動に関する意識調査を行いました。

 「オヤオリ」や「オヤカク」など、子どもの就職活動に親が関わることを指す就活用語が浸透している昨今の、就活に関する親と子の本音を調査・比較しました。

【調査概要】

調査対象:2023年度卒業・2024年度卒業予定の就職活動経験者300名

     2023年度卒業・2024年度卒業予定の就職活動経験者の子どもを持つ親300名

調査機関:株式会社ABABA

調査方法:インターネット調査

調査期間:2024年8月14日~8月24日

有効回答数:600名(子世代300名、親世代300名)

【TOPICS】

■自身だけで行う就職活動は心許ないと感じる子世代、子どもの就職先を把握し、就職活動の失敗を防ぎたいという親世代

■両世代ともにセミナーや講義などに積極的に参加してほしい・参加したい意向

就職先選定を一緒にしてほしい・一緒にしたいという意見も

■親の金銭的援助は10万円以上~20万円未満が多数

■自分の力で就職を決めたいという意識の高い子世代

子どもに自立した立派な社会人になってほしいと願う親世代

■安定した仕事に就いてほしいという親心、

自分の意思を尊重したい・親に心配をかけたくないという子世代

■子世代の転職に対する前向きな考えと、それを肯定する親世代が4割以上

【Q.1 就職活動への関与に対する意識】

<Summary>子世代と親世代の意識の差はほぼ無く、いずれも半々の意見という結果に

子世代への質問:就活について、親に関与してほしいですか?

 子世代の対象者全員に親の関与についての希望を尋ねたところ、「就活状況について把握しておいてほしいし、サポートしてほしい。」(51.7%)と半数以上が答えており、就職活動には親のサポートが必要と考える子世代が多いことがわかります。一方で、もう半数近い48.3%の子世代が「親は就活には関わらないでほしい」という回答で、自分の力で就職活動を行いたいという意識を持つ子世代も多く見られました。

親世代への質問:お子さんの就活にどれくらい関与したいと思いますか?

 親世代の対象者全員に子どもの就職活動への関与への希望を尋ねたところ、「関与したい」という回答が半数以上、「関与したくない」という回答が半数近くと、就活生の意識とほぼ同じ割合となりました。子どもの就職活動をサポートしたいという意識の親と、子どもの自立を促したいという意識の親が同程度いることがわかりました。

【Q.2 関与されたい子世代・関与したい親世代の意識】

<Summary>子世代の多くは自身だけで行う就職活動は心許ないと感じており、親世代は子どもの就職先を把握し、就職活動の失敗を防ぎたいという考えが多数

子世代への質問:関与してほしい理由はなんですか?

 Q.1で「就活状況について把握しておいてほしいし、サポートしてほしい。」と回答した子世代にその理由を尋ねたところ、「自分一人で決断するのは不安」(58.7%)という回答が最も多く、次いで「アドバイスをもらって背中を押してほしい」(54.2%)という結果になりました。自分の力だけで就職活動を行うには心細いと感じる子世代が多いことが予想できます。

親世代への質問:関与したい理由はなんですか?

 Q.1で「関与したい。就活状況を把握したいし、サポートしたい」と回答した親世代にその理由を尋ねたところ、「子どもの考え、意思を知っておきたいから」(63.0%)が最も多く、次いで「子どもがどんな企業を受けているのか知っておきたいから」(48.1%)という結果になりました。親の心情として子どもの気持ちや行動を知っておきたいという回答が多い傾向が見受けられました。

 また、「子どもだけで行う就職活動では不安だから」(33.8%)や「ブラック企業に就職してしまうかもしれない不安があるから」(24.0%)という回答も一定数見られ、勤め先の選定に対する心配や、就職後のストレスや長時間労働などの精神的・身体的なダメージを心配する意見が集まりました。

【Q.3 就職活動への関与の仕方】

<Summary>令和の就職活動は親子二人三脚。子世代・親世代ともにセミナーや講義などに積極的に参加してほしい・参加したい意向。就職先選定を一緒にしてほしい・一緒にしたいという意見も。

子世代への質問:ご自身の就活を進めるにあたり、両親にしてほしいことはありますか?

 Q.1で「就活状況について把握しておいてほしいし、サポートしてほしい。」と回答した子世代に親に協力してほしい内容を尋ねたところ、「企業が行う就活説明会や講座に参加してほしい」(36.8%)という回答が最も多く、次いで「大学の就職説明会や講座に参加してほしい」(35.5%)、「自身が通う大学の保護者面談や三者面談に参加してほしい」(32.3%)と続きました。また、最も少ない回答ではあるものの「就職先の候補検索を親にも手伝ってもらいたい」(23.2%)と、2割以上の子どもが考えていることがわかりました。自身の就職活動に親にも本格的に参加してもらい、就職先の選定を失敗したくないという想いが見受けられます。

※「その他」という回答は0%

親世代への質問:お子さんの就活にどのように関与したいですか?

 Q.1で「関与したい。就活状況を把握したいし、サポートしたい」と回答した親世代に関与したい内容を尋ねたところ、「今の就活の事情を学ぶため、子どもが通う大学の就職説明会や講座に参加したい」(38.3%)が最も多く、次いで「子どもの就職先を調べるため、企業が行う就活説明会や講座に参加したい」(33.8%)、「子どもが通う大学で保護者面談や三者面談に参加したい」と続きました。子どもの就職活動を成功させるために、積極的にサポートをするという姿勢がうかがえました。

 また、「就活サイトやアプリなどで子どもの代わりに企業検索をしたい」(28.6%)や「自身の友人や知人などに聞いて、おすすめの就職先を教えてもらいたい」(23.4%)という回答も2割以上見られ、一定数の親は子どもと一緒に就職先を探すという傾向が見られました。

【Q.4 就職活動の援助】

<Summary>親の金銭的援助は10万円以上~20万円未満が多数。費用面でのサポートを希望する子世代が多数いる一方で、直接的な就活へのサポートを望む意見も。

子世代への質問:親に就活を援助してほしいと思う項目をお答えください

 Q.1で「就活状況について把握しておいてほしいし、サポートしてほしい。」と回答した子世代に援助してほしいことを尋ねたところ、「リクルートスーツ購入費用」(49.7%)が最も多い回答でしたが、他にも「選考会場への送迎」(34.2%)や「資格取得に関わる費用」(20.0%)など費用面や移動のサポートを望む回答が見られました。一方で、「面接の練習相手」(33.6%)、「応募書類の添削」(26.5%)、「就職先のリサーチ」(23.2%)という、就職活動への直接的なサポートを望む意見も見られました。

 

※「その他」という回答は0%

親世代への質問:お子さんの就活に関する援助に支払ってもいいと思える金額は?

 Q.1で「関与したい。就活状況を把握したいし、サポートしたい」と回答した親世代に就活を援助するために支払える金額を尋ねたところ、「10万円以上~20万円未満」(27.9%)という回答が最も多く、次いで「20万円以上~30万円未満」(22.1%)、「10万円未満」(20.8%)、「30万円以上」(14.9%)と続きました。また、「資金的な援助はない」(14.3%)という回答は最も少ない結果になりました。

【Q.5 関与されたくない子世代・関与したくない親世代の意識】

<Summary>自分の力で就職を決めたいという意識の高い子世代、子どもに自立した立派な社会人になってほしいと願う親世代

子世代への質問:関与してほしくない理由はなんですか?

 Q.1で「就活状況を把握していなくても構わないし、関わらないでほしい。」と回答した子世代にその理由を尋ねたところ、「自分の就職先は自分で決めたいから」(44.1%)と半数近い子世代が回答し、次に「親に決めてもらうようで恥ずかしいから」(24.8%)という回答が続き、多くの子世代が自身の力で就職を決めたいという意識の高さが見受けられました。

※「その他」という回答は0%

親世代への質問:関与したくない理由は?

 Q.1で「関与せず、子どもの意思に任せたい」と回答した親にその理由を尋ねたところ、「自分のことは自分で決めてほしいから」(74.7%)という回答が最も多く7割以上を占め、次いで「子どもに自立してほしいから」(32.2%)が続き、子どもに自立した一人前の社会人になってほしいと願っていることがうかがえます。

※「その他」という回答は0%

【Q.6 就職先に対する子世代と親世代の意識】

<Summary>子どもの意思を尊重しつつも、安定した仕事に就いてほしいという親心に対し、自分の意思を尊重したい・親に心配をかけたくないという子の意思が近い割合に

子世代への質問:自身の就職先について親を意識しますか?

 対象の子世代全員に就職先に対して親への意識を尋ねたところ、「親の考えは意識せず、自身が就職したいと選んだ企業であれば、収入・安定性・業務量などに懸念を感じるスタートアップ企業やベンチャー企業でも就職したい」(44.0%)という回答から、就職先に対する選択肢の自由を望む子世代が多くいることがわかりました。一方で、「親に心配かけないよう、経営が安定し、じゅうぶんな給与や待遇がある企業に就職したい」(42.3%)、「親に心配をかけないよう、長く勤められる会社に就職したい」(37.7%)という回答が集まり、就職は自分だけでなく親に対して配慮する子世代も多く見られました。

※「その他」という回答は0%

親世代への質問:子どもの就職先に対して望むことは何ですか?

 親世代の対象者全員に子どもの就職先の希望を尋ねたところ、「経営が安定し、じゅうぶんな給与や待遇がある企業に就職してほしい」(56.3%)という回答が最も多く、次いで「できるだけ転職はせずに長く勤められる企業に就職してほしい」(41.7%)、「基本的には子どもの意思を尊重するが、ブラック企業と思われる会社には就職しないでほしい」(39.7%)と続きました。一方で、「子どもが自分の意思で選んだ企業であればどんな企業でも構わない」(28.3%)という回答は最も少なく、ある程度子どもの意思を尊重しつつも、本音としては就職先には安定を願い、仕事をしていく上での心配をできるだけなくしたいという親心が感じられる結果でした。

 

【Q.7 転職に対する子世代と親世代の意識】

<Summary>子世代と親世代の意見はほぼ一致。子世代の転職に対する前向きな考えと、それを肯定する親世代が4割以上。

子世代への質問:将来転職を考えていますか?現時点で近い気持ちを選択してください。

 子世代の対象者全員に転職への意識を尋ねたところ、「できれば一社に長く勤めたい」(56.7%)、「キャリアアップのために転職する可能性は考えている」(43.3%)という結果でした。

親世代への質問:転職を前提に就職活動をする子世代が増えてきていることについてどう思いますか?ご自身の気持ちに近い方を選んでください。

 対象の親世代全員に子どもの転職への意識を尋ねたところ、「できれば一社に長く勤めてほしい」(53.3%)、「キャリアアップのため転職を視野に入れることは賛成」(46.7%)という結果でした。

 【Q.8 就職後の住まいについて】

<Summary>子世代は「一人暮らしがしたい」、「実家から通いたい」など多様な意見。親世代は「子どもに自由に決めてほしい」という意見が多数。

子世代への質問:就職後の住まいはどこがいいですか?

 対象の子世代全員に就職後の住まいについて尋ねたところ、「勤務場所に関わらず一人暮らしがしたい」(27.3%)が最も多く、次いで「実家から通いたい」(24.0%)という結果でした。

親世代への質問:就職後、子どもに住んでほしい場所は?

 対象の親世代全員に子どもの就職後の住まいについて尋ねたところ、「勤務場所に合わせて自由に決めてほしい」(37.0%)という回答が最も多く、第2位から20ポイント近い差をつけました。


【お祈りエールを日本の文化に。新卒対象スカウトサービス「ABABA」】

「お祈りメール」を少しでも前向きな応援するもの(エール)に変えたい。そんな気持ちから生まれたのが、ABABAの「お祈りエール」です。最終面接で採用できなかった就職活動生に送る不採用通知メールの中で「当社で採用はできませんでしたが、あなたは素晴らしい人材なので他社に推薦したいです。ABABAに登録していただければ、今後の就職活動を応援させていただきます。」という文面でABABAへの登録を促し、その企業の最終面接まで進んだ就職活動生として、他企業のスカウトを受け取ることができるスカウト型サービスです。選考の過程を評価することで「就職活動うつ」に悩む就職活動生の心理的ストレスの軽減に寄与しながら、採用企業のブランディングにも貢献できる、社会課題と事業課題の双方を解決する事業活動を展開しています。

 

【ABABA総研とは】

ABABA総研は、就職活動を行う「就職活動生」と新卒採用を実施している「採用企業」のリアルを届けることを目的とする調査研究機関です。

新型コロナウイルスの影響や日本経済を取り巻く環境の先行き不透明感が高まったことで、新卒学生が企業選びにおいて安定性を重視する傾向が強くなり、大手企業への応募者が集中して採用競争が激化しています。さらには、早期のインターンシップ開催が一般化したことで就職活動が長期化するケースも増えており、学業への影響が懸念されるなど、現代の就職活動生を取り巻く外的環境は過酷さを極め、心身ともに大きな負担を抱えながら活動せざるを得ない状況になっています。最近では、就職活動がきっかけでメンタルヘルスに不調をきたす「就職活動うつ」が社会問題として注目されるようになりましたが、就職活動生のメンタル面の実態を捉えたデータはまだ少なく、不明瞭なまま語られることが多いのが現状です。私たちABABAはこれらの問題を重く受け止め、現代の就職活動における本質的な問題を明らかにすることを目的に、継続的に調査研究を行う機関として『ABABA総研』を発足するに至りました。

■受賞歴・アクセラ採択

・東京ベンチャー企業選手権大会2023 - 東京都知事賞(最優秀賞)

・アクセラレーションプログラム未来X2024 - HR Innovation賞(株式会社三井住友銀行

より)/ Nikko Open Innovation Lab賞(SMBC日興証券株式会社より)

・第15回 ビジネスプランコンテスト ドリームDASH! - 優勝

・第17回 キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)全国大会 - 最優秀賞

・第5回 価値デザインコンテスト - SDGs日本賞

・2020年度 岡山イノベーションコンテスト - グランプリ

・経済界主催 金の卵発掘プロジェクト2021- 審査員特別賞受賞

・NEXs Tokyoモデル事業創出プログラム

・NTTドコモ・ベンチャーズ 伴走型インキュベーションプログラム

 

■株式会社ABABA会社概要

会社名 :株式会社ABABA

本店 :大阪府吹田市古江台3-1-3-3F

所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3丁目2-13 リードシー恵比寿2F

従業員数:47名(インターン・アルバイト含む)

設 立 :2020年10月19日

資本金 :4億9,388万円(資本準備金含む)

URL : https://hr.ababa.co.jp/ababa

■サービス利用を検討される人事様はこちら

LP: https://hr.ababa.co.jp/company

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会社概要

株式会社ABABA

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URL
https://hr.ababa.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都目黒区中目黒一丁目1番71号 KN代官山ビル7階 B号室
電話番号
03-4570-0067
代表者名
久保駿貴・中井達也
上場
未上場
資本金
4億9388万円
設立
2020年10月