健康管理システム「HM-neo」に生成AIを活用した面談記録要約機能を追加~産業医面談や保健指導の記録業務負担の軽減を実現~
NTTテクノクロス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡敦子、以下「NTTテクノクロス」)は、健康管理システム「HM-neo」に生成AIによる面談記録要約機能を追加した新バージョンを2025年4月1日(予定)から提供開始します。
■ 背景
少子高齢化が進む中で、企業にとって労働力の確保は重要な課題となっており、離職率の抑制や生産性向上を図るため、健康経営®推進ニーズが引き続き高まっています。各企業では、従業員の心身の健康を維持・向上させるため、産業医や産業保健師との面談や健康意識を高める健康教育などのさまざまな取り組みを実施しています。そのような中、NTTテクノクロスは、健康経営が提唱される前の1991年から従業員の健康管理や労働環境の改善を促進するヘルスケアビジネスを展開し、企業の健康経営推進を長きに渡り支えてきました。
今回、「HM-neo」に生成AIを活用した面談記録要約機能を拡充し、さらなる健康管理業務の効率化を実現しました。産業医や産業保健師などが面談後に行う記録業務において約50%の時間削減が見込めます。また、今回のバージョンアップで従業員が自身の勤怠状況や健診結果を確認し、働き方の見直しや健康維持に向けた行動を促進できる従業員向けのポータルサイトを新設しました。

■ 特長
(1)生成AIを活用した面談記録の要約により記録業務の負担軽減
生成AIを活用した面談記録要約機能で、WEB会議システムなどで取得した文字起こしデータを要約できます。記録業務時間を半減できるため、面談枠の増加や従業員の健康支援に関わる活動など、本来業務にあてる時間を確保することが可能となります。
(2)面談記録データをセキュアな環境で利用可能
面談記録要約機能では、NTTグループのセキュリティポリシーに準拠した、セキュアな企業向け生成AIサービス「ChatTX(*1)」を活用しています。これにより、面談記録データをお客様環境内に留めた形での生成AI活用を実現し、従業員のプライバシー情報の保護を担保しています。
(3)従業員向けポータルサイトで健康情報を可視化
勤怠状況や健診結果、産業保健スタッフが掲載する健康に関するトピックなどを閲覧できる従業員向けのポータルサイトを新設しました。中でも、現在の健康状態をもとに将来リスクを可視化する「リスク予測」(リスクシミュレーション)では、入院リスクから従業員自身が欠勤リスク(アブセンティーズム(*2))などを意識することで、健康増進や生活習慣の見直しを促します。

■ 今後の展開
「HM-neo」の利便性向上に向け、2025年度にリアルタイムに文字起こしができる面談要約機能を実装予定です。また、生成AIを活用したデータ分析機能などの機能拡充も進め、健康管理業務の効率化や従業員の健康増進や行動変容を促進するなど、企業の健康経営推進を支援していきます。
■ 価格(税別)
利用環境や構成などにより価格が異なるため、詳細はお問い合わせください。
□「HM-neo」とは
「HM-neo」は、健診結果やストレスチェックなどの健康情報を一元管理し、従業員の健康管理を効率的に行うことができるシステムです。企業の健康経営を支える様々な機能を備えており、2011年の販売開始以来、全国1,100ヶ所以上の事業所で導入されています。
(https://www.ntt-tx.co.jp/products/hm-neo)
□ 用語解説・注釈
*1:「ChatTX」とは、生成AIとRAGを活用することで質問に対して的確に回答する企業向け生成AIサービスです。(https://www.ntt-tx.co.jp/products/chattx/)
*2:アブセンティーズムとは、心身の不調による欠勤や休職などで、業務が行えない状態を指します。
*「HM-neo」はNTTテクノクロス株式会社の登録商標です。
*「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。
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