工場管理システム「MENTENA」、使用量基準保全(UBM)機能を提供開始 紙・Excelでは定着しにくい稼働量ベースによる予防保全の運用を支援

八千代ソリューションズ株式会社

八千代ソリューションズ株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長:水野 高志)が提供する工場管理システム「MENTENA」は、2026年4月6日より、設備の稼働量や生産数量などの使用実績に基づいた予防保全方式である使用量基準保全(UBM:Usage-Based Maintenance)に対応する新機能の提供を開始します。

使用量基準保全(UBM)について

UBMは、駆動系の保守や金型の管理などに有効とされる保全方式です。例えばベアリングの破損が発生すると動力伝達系の他の部位・装置にまで連鎖的に影響する可能性があるため、事後保全ではなく予防保全が求められます。UBMでは総回転数などの稼働量をもとに劣化や摩耗の進行を予測し、故障が発生する前に対応します。予防保全の主要な方法として「状態基準保全(CBM:Condition-Based Maintenance)」や「時間基準保全(TBM:Time-Based Maintenance)」がありますが、UBMは稼働量・使用量に着目するのが特徴です。

新機能の詳細について

製造業の現場では、金型のショット数、ベアリングやモーターの回転数・稼働時間、ベルトやフィルターなど消耗品の使用量に応じて、点検・補修・交換のタイミングを見極めるUBMの重要性が高まっています。UBMは、単なる保全効率化の手法ではなく、安定操業と労働安全の両面を支える重要な取り組みです。

一方で、こうした保全運用は、依然として紙やExcelでの管理に留まるケースが少なくありません。累積値を算出するために常に前回値を参照した手計算が求められるなどの運用は、膨大な管理工数と属人化を招く課題となっていました。また、「1,000万回転ごとの給脂」といった精密なメンテナンスを、膨大な数の設備や部品に対して実施しようとすると、現場の負荷は限界に達してしまいます。こうした運用コストの壁により、UBMの有効性を理解しながらも、結果として従来のTBMの延長に留まってしまうケースが少なくありませんでした。

より高度な使用量基準保全(UBM)の実現に貢献

MENTENAではこれまで、月次点検等のTBMや、温度管理等のCBMを主軸に設備の安定稼働を実現してきました。今回のアップデートにより、製造業の現場の要である、「稼働量」に即した、UBMへの対応を可能にします。

稼働量の差分値を登録することで自動的に累計の稼働量が算出され、そのデータを活用することで

以下のような保全対応を可能にします。

①モーターやベアリングなどの駆動系の回転数を蓄積し、所定回転数ごとに調整や給脂・消耗品交換を行う

②毎日の金型のショット数を蓄積し、累計の総ショット数が一定に達したら検査や補修を行う

日本の製造業では設備のメンテナンスを丁寧に行うことで、長く大切に使い続ける傾向があります。設備の長寿命化を行っていくには、技術者の経験や勘だけに頼るのではなく、設備の劣化の進行をデータで把握し、判断ができる環境が重要です。今回の新機能によって、正確な使用量の記録を現場で無理なく蓄積でき、そのデータを起点に保全判断の質を高め、設備をより安全かつ長期的に使い続けるための基盤づくりを支援します。

また、UBMの実運用上はより細かな管理が求められます。設備・部品は多くの場合、稼働開始直後に故障率が高く、その後安定稼働し、摩耗・老朽することで再び故障率が上昇します。そのため、各段階において適切な周期で調整や保全作業を行う必要があり、同じ作業でも稼働後期(摩耗故障期)には稼働中期(偶発故障期)よりも高頻度での対応やより入念な点検が求められる場合があります。

今回のアップデートでは、こうした条件の組み合わせを実現する作業予定を自動で作成することも可能です。使用量のデータを蓄積するだけでなく、実際の作業計画に結びつけることで、より実践的なUBMの運用を実現します。

「UBMへの対応は、お客さまから根強い要望をいただいていたものでした。金型管理の領域では、型の摩耗や変形の見落としは品質管理上の問題に直結します。また、回転軸などの駆動系における1箇所の故障は、一連の動力伝達系を連鎖的に破損させ、復旧に多大なコストがかかる場合があります。さらに、これらの部位は強い応力や張力がかかる箇所であるため破損時に飛散物や切れたベルトなどが周辺の従業員の方々に当たり、人的な危害を及ぼす可能性も否定できません。そうした観点からも、今回のアップデートは非常に大きな意義を持つものと確信しています。今後もお客さまの声に耳を傾け、さらなるサービス改善を進めてまいります。」(COO(Chief Operating Officer/最高執行責任者)山口 修平)

工場管理システム「MENTENA」とは

URL:https://mentena.biz/

MENTENAは、製造業のものづくりにおける設備の突発停止を最小化する工場管理システムです。点検・保全・修理といった設備管理業務を一元化し、紙やExcelによる属人化した業務プロセスから脱却することで、現場業務の効率化と確実な履歴管理を実現します。誰でも直感的に使えるシンプルなデザイン、導入から定着まで支援するサポート体制を備えた、「カンタン」「始めやすい」「安心サポート」を実現し、安定した工場稼働を支えます。本サービスは、製造業をはじめ、ビルメンテナンス、ガス・電力業界などあらゆる現場の工場管理・設備管理業務で活用されています。現場の負荷を最小限にしながら予防保全を定着させ、突発停止や設備老朽化による損失を未然に防ぐとともに、設備管理データを経営判断に活用できる形で蓄積することで、現場の安定稼働と経営の持続的な成長の両立に貢献します。

八千代ソリューションズ株式会社について

八千代ソリューションズ株式会社は、親会社である八千代エンジニヤリング株式会社が60年以上培ってきた社会インフラマネジメントの知識や経験を活用し、持続可能な地域社会の形成と企業の長期的な成長を実現するために設立されました。弊社はお客さまの一番のパートナーとして、データを資産として活用するアセットマネジメントを通じて、現場から経営までをつなぐ「共通言語」となる仕組みづくりを重視しています。データを単なる記録ではなく“意思決定を支える資産”として捉え、実務に根差したソリューションとして継続的に磨き上げていくことで、お客さまの意思決定の質とスピードの向上に貢献します。その第一弾の取り組みとして、クラウド工場管理システムMENTENAを主たるサービスとして展開します。

会社名:八千代ソリューションズ株式会社

所在地:東京都台東区浅草橋5-20-8

代表者:代表取締役社長 水野 高志

Webサイト:https://yachiyo-sol.com/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都台東区浅草橋5-20-8
電話番号
03-5822-7109
代表者名
水野 高志
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年07月