コンチネンタルのテクノロジーが、アッパーミドルクラス車両の快適性と安全性向上に貢献
コンチネンタルは、新型メルセデス・ベンツEクラスに向けた車両、スマートデバイス、クラウドのデジタルエコシステム間の包括的な相互作用を可能にする部品と製品をシステムで初提供しています。
こちらは、現地時間2024年4月23日にドイツ・レーゲンスブルクで発行されたプレスリリースの抄訳です。英文の本文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。
コンチネンタルは、新型メルセデス・ベンツEクラスに重要な部品と製品を供給しています。コンチネンタルのスマートデバイスベースのアクセスソリューション (以下略称 CoSmA) は、スマートフォンやスマートウォッチなどのモバイルデバイスを車両キーへと変えるアクセスシステムを提供しています。本技術は、デジタル時代にふさわしい便利なユーザーエクスペリエンスを可能にします。 コンチネンタルはこの度初めて、車両、スマートデバイス、クラウドのデジタルエコシステム間の包括的な相互作用を可能にする完全システムを提供することとなりました。
スマートエンドデバイスが便利でセキュアなアクセスを実現
コンチネンタルの取締役会メンバーで、オートモーティブグループを担当するフィリップ・フォン ・ ヒルシュハイト (Phillip von Hirschheydt) は次のように説明しています。「私たちは、関連製品の助けを借りて、持続可能な車両のデジタル化といった複雑なトピックを効率的かつ総合的に推進します。CoSmAキーレスアクセスシステムにより、ハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを含む完全システムを初めて提供することになりました。」
車両オーナーは、物理的なキーを渡すことなく、複数のデジタルキーを同時に作成および管理できます。これは、 仮想キーを他の人に送信することで、車両を家族や友人と便利に共有できることを意味します。車両オーナーにはさまざまな権限を割り当てることができ、たとえば、ある人は車両の解錠はできても、運転することはできない、といった指定が可能です。
システムは、デバイスに保存されている有効な仮想キーを認識し、継続的にバックグラウンド処理できる、Bluetooth規格の中でも省エネに特化したBluetooth Low Energyを介して認証を開始します。これが成功すると、UWBテクノロジーを使用してスマートデバイスの正確な位置がセンチメートル単位で決定されます。車両は、デバイスが定義されたエリア内にある場合にのみ解錠します。この高精度の信号定位により、無線信号が悪用目的で傍受されるのを防ぎます。また、検証済みのエンドデバイスが車両内で認識されて初めてエンジン始動が可能になります。CoSmAシステムは、自動車メーカー、スマートデバイスメーカー、テクノロジー企業が協力し、モバイルデバイスと車両の通信統合を進めている業界横断的なカー・コネクティビティ・コンソーシアム (CCC) 仕様と互換性があります。
コンチネンタルは今回初めて、メルセデス・ベンツ社に、中央制御ユニット、超広帯域無線技術を搭載した送受信機、インテリジェントなソフトウェアで構成される完全なCoSmAシステムを供給します。
最高レベルの安全性を実現するインテリジェントなコンチネンタルのテクノロジー
インテリジェントシステムは、事故防止、そして運転の快適性向上に貢献します。メルセデス・ベンツEクラスでは、コンチネンタルの強力な長距離レーダーが使用されており、前方の車両や障害物に関するデータでアダプティブ・クルーズ・コントロールや緊急ブレーキアシストなどの先進運転者支援システムを実現しています。コンチネンタルが提供するもう1つの電子制御式安全コンポーネントは、テレマティクス制御ユニットで、携帯電話ネットワークとスムーズなデータ交換で自動緊急通報(eCall)などの安全関連機能を可能にします。
アダプティブ・エアサスペンションのインテリジェント制御を実現しているのは、コンプレッサー、バルブブロック、電子制御ユニットを1つのモジュールに高度に統合したユニット、Continental Air Supply (CAirS) システムです。このシステムソフトウェアは、メルセデス・ベンツEクラスでの使用に特化しており、あらゆる状況でサスペンションを最適に調整し、様々な交通状況で快適性と優れた走行安定性の理想的な組み合わせを提供します。
コンチネンタルがポートフォリオにもつ、サラウンドビューカメラが提供するのがシームレスなパノラマビューで、視界が悪い状況で快適で安全な操作をサポートします。さらに、テクノロジーカンパニーのライト制御ユニットがフルLEDヘッドライトをインテリジェントに制御し、安心感高い夜間の視界を確保します。
工場出荷時装着のコンチネンタルタイヤがもたらす走行安全性
安全性、静粛性、省エネ運転のために、プレミアムメーカーが提供するのがEcoContact 6Qタイヤです。このタイヤは、ロングドライブでも低燃費で評価を得ています。それを可能にしたのが、特殊なゴムコンパウンドです。走行中にタイヤが吸収するエネルギーを抑え、摩擦と転がり抵抗を改善します。さらに、EcoContact 6 Qは、高速走行時でも低ローリングノイズ、優れたグリップ力、コーナリング時の操縦安定性を備えています。Continental WinterContact TS 860 Sタイヤが冬用タイヤとしてご利用可能です。この冬用タイヤは、冬の低温環境下のドライ路面・ウェット路面で高いハンドリング性能を提供します。
不朽の美: 革新的な表面素材が、インテリアの手入れを簡単に、耐久性も提供
コンチネンタルの革新的でサステナブルな表装材がインテリアを特徴づけています。シートには、高度な技術で表装材を汚れにくくするstaynuテクノロジーによるAcella合成皮革が採用されています。ドアとコントロールパネルに使用されるサステナブルなAcella室内装飾材は、最大30%がリサイクルPETボトルから作られています。
コンチネンタルについて
コンチネンタルは、持続可能なコネクテッドモビリティのための革新的テクノロジーとサービスを開発しています。その歴史は1871年にさかのぼり、テクノロジーカンパニーとして、車両、機械、交通、運輸分野に向けた安全、効率的、インテリジェントでアフォーダブルなソリューションを提供します。2023の売上高は414億ユーロで、世界56の国とマーケットに約20万人の従業員を擁しています。
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