マカフィー、AIが詐欺を検知し未然に防ぐ新ツール「マカフィー 詐欺検知」を発表

マカフィー株式会社

オンラインのセキュリティ対策製品を提供しているマカフィー株式会社(本社:東京都千代田区)は、ショートメッセージ、電子メール、動画の詐欺に対する新たな包括的な保護機能「マカフィー 詐欺検知(McAfee Scam Detector)」をCES 2025で発表しました。昨今の詐欺の手口は、これまで以上に巧妙かつ卑劣でいたるところに存在しています。米国人の59%が、過去12ヶ月間に自分または知り合いがオンライン詐欺に遭ったことがあると回答しており、詐欺の被害者は平均1,471ドル(約23万円)*1を失っています。

ディープフェイクの台頭と、それを生み出すAIツールへのアクセスの容易さが、事態をさらに複雑にしています。マカフィーラボチームが17種のディープフェイク作成ツールを調査したところ、わずか5ドルと10分ほどで、詐欺師は本物そっくりのディープフェイク動画やAI音声詐欺を生成できることがわかりました。AIを搭載したマカフィー 詐欺検知は、詐欺師が巧妙に設計した不審なメッセージや偽メール、驚くほどリアルに見えるディープフェイク動画まで、プロアクティブかつリアルタイムに保護することで、詐欺を未然に阻止し、消費者の安全を守ります。 

この春から、マカフィー 詐欺検知は、マカフィーのユーザーには追加費用なしで提供される予定です。この必須ともいえる機能は、最新の高度なAI技術を使用して、危険なメッセージをリアルタイムで分析し、警告を出します。2024年に最も多い詐欺のメッセージの一つは、見知らぬ人からの「こんにちは、お元気ですか?」という内容です。配達に失敗したという緊急のメールも、 宅配業者を装った偽物の可能性が高く、イーロン・マスク氏のような著名人が一個人に特別な投資機会を提供することもまずありません。マカフィーは、本物と偽物をほんの数秒で簡単に判別し、詐欺を未然に防ぐヒントとテクノロジーを提供します。

現代の詐欺が横行する世界(スキャミバース:Scamiverse)で人々を守る

詐欺師は毎日、偽のテキストメッセージや電子メール、動画で人々を騙しており、その結果は壊滅的なものになりかねません。米国人は、毎日平均14通の詐欺メッセージを受信し、5人に1人(19%)が1,000ドル(15万7千円)以上、4%が10,000ドル(157万円)以上の損失を被ったと報告されています。 また、大量に送られてくるメッセージが本物か偽物かを見極めるために、年間94時間を費やしています。さらに、AIを使って偽の動画を作成するディープフェイク詐欺は、より悪質である可能性があり、50万ドル(7850万円)以上*2を失った人がいます。詐欺が人々の時間、エネルギー、経済状況を圧迫していることは明らかです。

  • 「最近、詐欺のようなメッセージが増えています。ここ1年くらい、本当にひどい状況です。スパムメールやテキストメッセージ、電話がたくさん来ています。」
    – ティナ(31歳、サウスカロライナ州ムーア)

  • 「UPS(グローバル配送サービス)を装った偽のメールを受け取りました。住所変更の申し込みをしたつもりでしたが、後でクレジットカードに不正な請求が来ました。」
    – アレクサンドリア K.(46歳、ジョージア州カミング)

  • 「新しい技術を好みますが、AIで生成された動画や情報があまりにもリアルなので、とても怖いです。」
    – ヘイリー(24歳、ニュージャージー州シュルーズベリー)

米国マカフィー(McAfee, LLC、本社:米国カリフォルニア州)の最高技術責任者(CTO)であるスティーブ・グロブマンは次の通り述べています。
「詐欺師は日々巧妙になっており、AIテクノロジーを活用して、より信憑性が高く、詐欺だと見抜くのが難しい手口を使います。彼らは、恐怖、切迫感、信頼といった感情を巧みに利用して、人々から情報を引き出そうとします。それが、『マカフィー 詐欺検知』を開発した理由です。このツールは、被害が発生する前に詐欺を警告し、個人情報を安全に管理するサポートを行い、消費者が詐欺師を打ち負かすためのスキルを身につけられるよう支援します。」

「マカフィー 詐欺検知」の仕組み

マカフィー 詐欺検知は、マカフィーのオンライン保護を信頼性の高いものとし、受賞歴のある技術「McAfee Smart AI™」によって支えられています。このオールインワン保護機能は、電子メール、テキストメッセージ、動画の詐欺から人々を守るために以下機能を備えています。

  • 詐欺メール検知機能: 受信トレイを監視して不審なメールを検知し、メールを開封する前にリスクのあるメッセージを警告します。また、メッセージが危険な理由を説明し、次回から注意すべきポイントを把握できるようサポートします。

  • 詐欺SMS検知機能: 詐欺師が金銭をだまし取るためや、不正なリンクをクリックさせるために使用する疑わしいテキストメッセージを検知します。開封前にリスクのあるメッセージを警告し、その危険性について明確に説明します。

  • ディープフェイク検知機能: AI生成の動画を識別し、視聴しているコンテンツが偽物である可能性を知らせます。上司を装った人物や偽の有名人の宣伝動画など、本機能によって騙されることを防ぎます。ディープフェイク検知技術の革新はさらに進化し、フランス語、ドイツ語、日本語など多言語での対応が可能になる予定です。CESで発表されたこの技術は、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、デスクトップパソコンなど、あらゆるオンライン環境でシームレスに動作できるようになります。

簡単な設定ではじめる「マカフィー 詐欺検知」

  • シームレスな設定: メール保護の設定は、GmailやOutlookのアカウントにリンクさせるだけで完了します。テキストメッセージや動画の詐欺保護機能は、AndroidまたはiOSにおけるマカフィーのモバイルアプリで有効化されます。新たなアプリのダウンロード、リンクのコピー&ペースト、ファイルをアップロードして分析するといったことは必要ありません。一度設定すれば、「マカフィー 詐欺検知」はテキストメッセージ、メール、ディープフェイクを含むあらゆる詐欺を自動的に検知します。

  • 詐欺を見抜く力を養う: 単に不審なコンテンツを警告するだけでなく、「マカフィー 詐欺検知」は、詐欺が危険である理由を説明します。これにより、ユーザーはサイバー犯罪者がよく使う手口を理解し、自ら詐欺を見抜く力を身につけることができます。

  • シンプルな通知: 警告は、モバイルアプリ、メールの受信ボックス、動画プラットフォームなど、さまざまな形式でシンプルな通知として届きます。不審なポイントを明確に伝えることで、ユーザーが状況を正確に把握できるようサポートします。

誰でも簡単に使えるシンプルな保護機能

  • マカフィーユーザーは追加費用なしで利用可能:「マカフィー 詐欺検知」は、まもなくマカフィー+、マカフィー トータルプロテクション、マカフィー リブセーフのすべてのプランに追加費用なしで提供される予定です。

  • 即座に検知開始: 設定後はすぐに詐欺検知が始まります。メッセージが偽物かどうかをコピー&ペーストして確認する必要はありません。マカフィーに全てお任せください。

  • あらゆるデバイスで保護: スマートフォン、ノートパソコン、タブレット、Chromebookなど、どのデバイスでも詐欺を検知し、安全を守ります。

今日のオンライン世界での安全を守るために

詐欺を回避し、オンラインで安全に過ごすためのヒントなど詐欺に関する最新情報は、McAfee Smart AI Hub (https://www.mcafee.com/ai 英語サイト)をご覧ください。また、マカフィーのブログ(https://www.mcafee.com/blogs/internet-security/state-of-the-scamiverse/ 英語サイト)では「詐欺の世界」に関する最新情報をチェックできます。

マカフィー「詐欺の世界」レポートについて

マカフィーの「詐欺の世界」レポートは、世界中の人々に影響を与えるオンライン詐欺や、進化する詐欺の状況を探ります。本レポートでは、これらセキュリティ脅威の規模、範囲、影響に関する詳細な洞察を明らかにし、消費者に知識を提供してオンラインでの安全を守る力を養うことを目的としています。

*1. 深層学習を活用した動画生成(ディープフェイク)、テキストやメールによる詐欺メッセージ、ならびにこれらが消費者に与える影響に関する調査を、2024年12月にオンラインで実施しました。本調査には、米国、オーストラリア、インド、英国、フランス、ドイツ、日本の7カ国で、18歳以上の成人5,000人が参加しました。

*2. 例 ニューヨークタイムズの記事: https://www.nytimes.com/interactive/2024/08/14/technology/elon-musk-ai-deepfake-scam.html

将来に関する免責事項

本書には、現在開発中の製品、サービス、またはプロセスに関する情報が記載されています。ここに提供されるすべての情報は、マカフィーの単独の裁量により予告なく変更される場合があります。本書のいかなる内容も、マカフィーによる正式な提案とみなされるものではなく、マカフィーに義務を課すものでもありません。また、本書に記載された将来的な製品リリース(例:新機能の提供や製品アップデート)が現在の購入判断やパートナーシップ決定に影響を与えることを前提とする期待を生じさせるものでもありません。

マカフィーについて

マカフィーは、消費者と中小企業向けのオンライン保護のグローバル・リーダーです。デバイスだけでなく人を保護することにも重点を置くマカフィーの消費者および中小企業向けのソリューションは、常時オンラインの世界におけるユーザーのニーズに適応し、適切なタイミングとセキュリティで家族、地域社会、ビジネスを保護する、総合的で直感的なソリューションを通じて、ユーザーが安全に生活できるよう支援します。

詳細情報については、https://www.mcafee.com/ja-jp/index.htmlをご覧ください。

*McAfee、マカフィー、McAfeeのロゴは、米国およびその他の国における米国法人 McAfee, LLCまたはその関連会社の商標又は登録商標です。

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会社概要

マカフィー株式会社

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URL
https://www.mcafee.com/jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区有楽町1-13-2 第一生命日比谷ファースト12階
電話番号
03-6892-5524
代表者名
栗山憲子
上場
未上場
資本金
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設立
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