ZenmuTech、情報漏洩対策市場の拡大に向け「秘密分散ストレージ」と「ZENMU Virtual Drive for Mac」の開発を開始
‐ Windows PC向けで培ったデータ保護の強みを、クラウド・NAS・Macへ拡張 ‐
秘密分散技術を用いた情報セキュリティソリューションを提供する株式会社ZenmuTech(ゼンムテック、以下「ZenmuTech」)は、クラウド/ネットワーク保護製品として新たに「秘密分散ストレージ(仮称)」(以下、「秘密分散ストレージ」)を、また、端末の情報漏洩対策製品の対応領域を拡張する「ZENMU Virtual Drive for Mac(仮称)」(以下、「ZVD for Mac」)の開発を開始したことをお知らせいたします。

■背景 : Windows PC向けで培った強みを、新たな市場へ
ZenmuTechは、Windows PC向け情報漏洩対策で築いた顧客基盤と秘密分散技術を成長の起点とし、その適用領域を広げることで事業拡大を目指しています。PC内データを保護する「ZENMU Virtual Drive」に加え、秘密分散技術をソフトウェアやサービスへ組み込む「ZENMU Engine」、秘密計算技術「QueryAhead®」へと事業領域を拡大してきました。
一方、企業のデータ利用環境は大きく変化しています。クラウドサービスやNASの利用拡大により、重要データはPCの中だけでなく、社内外のさまざまな場所に保存されるようになりました。また、業務端末についてもWindows PCだけでなくMacを採用・併用する企業が増え、端末や保存場所を問わず一貫してデータを保護できる仕組みへのニーズが高まっています。
こうした変化を踏まえ、Windows PC向け情報漏洩対策で培ってきた秘密分散技術と製品・運用ノウハウを、クラウド・NASなどのストレージ領域とMac端末へ拡張します。クラウドやNAS上のデータを保護する「秘密分散ストレージ」と、Mac上のデータを保護する「ZVD for Mac」を開発することで、既存顧客への提供価値を高めるとともに、新たな顧客・利用シーンの開拓につなげます。
Mac市場への対応を進める背景の一つには、企業のPC調達環境の変化もあります。生成AI・データセンター向け需要の拡大などを背景にメモリ価格が上昇し、Windows PCを含む法人向けPCの調達コスト上昇が意識される中、用途や性能、運用性、ライフサイクルコストを踏まえてMacを選択肢として検討する企業も増えています。こうした市場環境の変化も、Mac向けの情報漏洩対策を整備する必要性を高める要因の一つと捉えています。
■ ZenmuTechの成長戦略と今回の開発の位置づけ
ZenmuTechは、これまで培ってきた秘密分散・秘密計算技術を基盤に、データ保護の対象と利用環境を広げることで、新たな成長市場の開拓を進めています。
今回の「秘密分散ストレージ」と「ZVD for Mac」の開発は、この成長戦略をさらに前進させるものです。Windows PCで培った情報漏洩対策の強みを起点に、保護対象を「PCからクラウド・ネットワークへ」、対応端末を「Windows PCからMacへ」と広げることで、既存顧客への提供価値を高めるとともに、新たな顧客・利用シーンの開拓につなげます。
■ 新サービスの概要と解決する課題
① 秘密分散ストレージ
• ソリューションの概要
独自の秘密分散技術(ZENMU-AONT)を活用し、ブラウザ上でデータを「無意味化」・断片化して、クラウドストレージやオンプレミスのNASなどと、管理サーバー等の異なる場所に分散して保管・管理するサービスです。
• どのような課題を解決するか
クラウドストレージやNASサーバーの利用が広がる一方、そこに機密情報をそのまま保管した場合、サイバー攻撃や不正アクセスによって保存データが窃取され、情報漏洩につながるリスクがあります。秘密分散ストレージでは、機密情報をそれ単体では意味を持たないデータに分散し、クラウドストレージやNASサーバーには意味のない分散データを保管し、復元に必要なもう一方の分散データを管理サーバーなど別の場所で管理します。これにより、仮にクラウドストレージやNASサーバーが攻撃を受け、保存されている分散データが流出した場合でも、それだけでは元の機密情報を復元できず、情報漏洩リスクを低減します。
• 今後の拡張
クラウドサービス、NAS、オンプレミス環境との連携に加え、APIを通じた業務システムへの組み込みなども視野に入れ、秘密分散技術を「PCの中」から企業データ全体へ広げていきます。

② ZENMU Virtual Drive for Mac
• ソリューションの概要
Windows中心に提供してきた端末向け情報漏洩対策「ZENMU Virtual Drive 」のMac対応版です。ZenmuTechはこれまで、Windows向け情報漏洩対策製品において、金融・保険・製造業など幅広い業種への導入を進め、金融コンサルティング企業で約26,000台、政府系金融機関で約11,000台、大手電機メーカーで約8,500台など、大規模なPC環境での情報漏洩対策を支援してきました。こうしたWindows PC向けで培った秘密分散技術と導入・運用ノウハウをMacへ展開し、秘密分散技術を利用した仮想フォルダーによって、Mac内のデータを端末内部とクラウドまたは外部デバイスに分散保管します。
• どのような課題を解決するか
企業においてもMacBookを業務端末として採用・併用する機会が広がる中、MacBook上に保存される機密情報についても、Windows PCと同様に紛失・盗難などによる情報漏洩への対策が必要です。ZENMU Virtual Drive for Macは、Mac内の重要データを秘密分散し、端末内部とクラウドまたは外部デバイスに分けて保管します。MacBookの紛失・盗難時にはクラウド側のロック制御と組み合わせることで、端末側に残ったデータだけでは元の情報として利用できない状態を作り、MacBookからの情報漏洩を防止します。Macの使い勝手を損なうことなく利用でき、これまでWindows偏重であったセキュリティ対策において、広告・制作・開発部門や金融機関など、Mac利用が多い高度人材領域の端末保護の課題を解決します。
• 開発の意義
Windows PC向けで培った情報漏洩対策をMacへ展開することで、WindowsとMacが混在する企業環境でも一貫した考え方で重要データを保護できるようにします。既存のZENMU Virtual Drive顧客への横展開やApple製品を採用する企業への提案機会を広げるとともに、将来的なiPad・iPhoneなどAppleデバイスへの展開に向けた技術基盤として位置づけています。

■ 今後のスケジュール(予定)
本製品群の正式なサービス提供開始については、以下を目標として開発を進めています。
• 秘密分散ストレージ:2027年春頃のリリースを予定
• ZENMU Virtual Drive for Mac:2027年春頃のリリースを予定
詳細な仕様、提供開始時期、価格等につきましては、開発の進捗に合わせて順次お知らせいたします。
【ZenmuTechについて】

株式会社ZenmuTech
所在地:東京都中央区新川2-22-1 いちご新川ビル 5階
設立:2014年3月4日
代表:代表取締役社長CEO 阿部 泰久
事業内容:秘密分散技術を用いたデータ保護ソリューションおよび秘密計算データベースプラットフォームの提供
証券コード:338A
URL : https://zenmutech.com/
秘密分散技術は、データを「それ自体では意味を持たないいくつかの分散片」に分け、それぞれの分散片を別の環境で管理することで、データの保護と安全性を高める技術です。
ZenmuTechは、秘密分散技術をソフトウェア開発キット(SDK)として提供するZENMU EngineやPCからの情報漏洩を防ぐ 「ZENMU Virtual Drive」をはじめとする自社製品を開発・販売し、多くの企業様にご利用いただいております。
また、データを秘匿したまま計算できる秘密計算の分野では、産総研との協働による研究や社会実装に向け、秘密計算データベースプラットフォーム「QueryAhead®」を提供しています。
【商標について】
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