【新サービス】業界初!腸内環境研究で注目されている多様な代謝物質を一斉に定量分析可能な「GC-MSメタボロミクス」をサービス運用開始!
〜網羅的測定のハードルを下げ、ポテンシャル・メカニズム探索に貢献〜

株式会社メタジェン(本社:山形県鶴岡市、代表取締役社長CEO:福田真嗣、以下、「当社」)は、GC-MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)を用いて腸内細菌がつくる多様な機能性代謝物質を一斉に測定する独自技術を開発し、「GC-MSメタボロミクス」として当社の研究開発支援プラットフォームにおいて正式にサービス運用していくことをお知らせいたします。
<サービス化の背景>
腸内環境がもたらす健康効果の多くは腸内細菌が作り出す代謝物質が寄与しており、メカニズムの理解には腸内細菌叢のみならず代謝物質の分析が必要不可欠です。昨今では世界中の腸内環境研究で短鎖脂肪酸をはじめとした腸内機能性代謝物質がキーワードにあがってきています。
しかし、それぞれの代謝物質は、化合物ごとに異なる特性を持つため、従来の技術ではこれらの代謝物質を一度に測定することは困難であり、それぞれで異なる検体前処理法と分析装置を用いて研究が行われていました。
そのような背景から、当社では、GC-MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)による腸内機能性代謝物質同時定量法をアジレント・テクノロジー株式会社、慶應義塾大学先端生命科学研究所と共同開発し、その研究成果が科学雑誌「Gut Microbes Reports」に2024年12月9日付で掲載されました。そしてこの度、GC-MSメタボロミクスを当社サービスの測定項目として正式にローンチし、運用開始することといたしました。
共同研究成果のニュースリリースはこちら
<本サービスの目的>
本サービスでは、試験設計時に測定項目を絞りきることが困難であったり、探索的研究で体系的な知見を得たい研究者や企業に対して、短鎖脂肪酸をはじめとした腸内環境研究で着目されている腸内機能性代謝物質をまとめて評価可能なメソッドを提供します。代謝物質を網羅的に測定するハードルを下げることで、基礎研究や臨床研究におけるバイオマーカー探索や疾患マーカー探索、更には機能性表示を視野に入れたメカニズム探索や機能性素材のポテンシャル探索に貢献します。
また、腸内代謝物質までを理解する研究が従来以上に推進されることで、結果として新規マーケットの創出や生活者ベネフィットの充実にも繋がることを期待しています。
<本サービスの概要>
「GC−MSメタボロミクス」では、腸内環境研究で注目されている代謝物質をまとめて評価することを可能とし、且つ、従来の個別評価系にも劣らない定量測定を網羅的に可能にしました。
⚫️GC-MSメタボロミクス(腸内機能性代謝物質同時定量メソッド)
価格:70,000円/検体(15検体以上)
測定内容:短鎖脂肪酸+有機酸+胆汁酸+アミノ酸及びアミノ酸代謝物質+糖(計66種類)の分析
※ 糞便検体をご提供いただき、定量値を納品する場合の価格です。
※ 15検体未満の場合は応相談となります。
本サービスをきっかけに、より多くの企業の研究者、アカデミアの方々が腸内代謝物質の測定を推進しやすくすることで、研究の更なる深堀りにつながること、そしてその結果として腸内環境研究の意義が実社会で生かされていくことを期待しています。
▶より詳細につきましては、お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
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