スマートロッカーのSPACER、シリーズB累計約10億円の資金調達を完了

スマートロッカーの開発・運営を行う株式会社SPACER（本社：東京都中央区、代表取締役社長：徳永 大輔、以下「SPACER」）は、富士工業株式会社（本社：神奈川県相模原市、代表取締役社長：柏村 浩介、以下「富士工業」）および、ミライドア株式会社（本社：東京都港区、代表取締役会長兼社長：澤田 大輔）が運営する「埼玉県渋沢 MIX イノベーション創出支援投資事業有限責任組合（以下「埼玉県渋沢MIXイノベーション創出支援ファンド」）」を引受先とした第三者割当増資により、約3.5億円の資金調達を実施いたしました。

これにより、2024年1月に発表したシリーズBラウンドのエクステンション（追加調達）が完了し、本ラウンドにおける累計調達額は約10億円となりました。2024年1月のファーストクローズ以降、西武鉄道株式会社との資本業務提携による鉄道網の活用が具体化したことを受け、さらなる社会実装の加速と次世代筐体の量産体制構築を目的として、当初の計画を上回る規模でのファイナルクローズを決定いたしました。

■ 資金調達の背景と目的　シリーズB完了にあたって

SPACERは、スマホ予約やキャッシュレス決済が可能な多機能スマートロッカーを開発・販売しており、大手鉄道各駅や2025年大阪・関西万博など、公共性の高い場所での導入実績を積み重ねてきました 。

現在、物流業界では「2024年問題」に伴う配送リソースの不足や、再配達削減が喫緊の課題となっています。SPACERは、埼玉県所沢駅を配送拠点とした取次配送サービスの開発を強化しており、本資金調達を通じて以下の取り組みを加速させます。

SPACERは、駅ロッカーを起点とした「物流のラストワンマイル」の課題解決に向け、所沢駅を拠点とした取次配送サービスの開発を本格化させています。今回のエクステンションラウンドによる資金は、以下の戦略的取り組みに充当いたします。

1. 富士工業との連携による次世代ロッカーの共同開発・量産 住宅設備機器の国内トップメーカーである富士工業の高度な製造ノウハウを導入。屋外設置や多様な荷物に対応する耐久性を備えた次世代型スマートロッカーの量産体制を確立します。

2. 鉄道網の「物流ハブ化」を埼玉から全国へ  「埼玉県渋沢MIXファンド」の支援を受け、西武鉄道等の鉄道インフラを「荷物を預ける場所」から「物流のハブ」へと進化させる実証実験を加速。物流2024年問題への具体的解決策を地域社会に実装します。

3. システムおよびオペレーションの高度化 処方薬受取、クリーニング、食品配送等、多様なサービスと連携するクラウドシステムの開発を強化し、利用者と物流事業者の双方に最適なUI/UXを提供します。

■ 株式会社SPACER 代表取締役社長 徳永 大輔 のコメント

「2024年1月に実施したシリーズBラウンドは、当初の目標を大きく上回る累計10億円という規模で完了いたしました。西武鉄道様との提携に加え、製造のプロである富士工業様、地域を支える埼玉県渋沢MIXイノベーション創出ファンド様という最高のパートナーを迎えられたことで、スマートロッカーを新たな社会インフラへ押し上げる準備が整いました。コインロッカーの新しいサービス開発をすることで、埼玉県から全国へ新しいサービスを展開していく予定です。今後、設置場所の更なる拡大を行い、取次配送等、人から人へ荷物を受け渡すハブとしての役割を担うことで、あらゆるモノを即日配送できる世界を目指します。」

■ 引受先各社について

• 富士工業株式会社 キッチン用レンジフードの国内シェアNo.1を誇る住宅設備機器メーカー。住環境における「空気」の改善に加え、新たなライフスタイルを創造する事業展開を行っています。

• 埼玉県渋沢MIXイノベーション創出支援ファンド（運営：ミライドア株式会社） 埼玉県・株式会社日本政策金融公庫と連携し、地域産業のイノベーション創出を目的としたファンドです 。

■ 株式会社SPACER 会社概要

• 社名：株式会社SPACER

• 代表者：代表取締役社長 徳永 大輔

• 所在地：

  • 本社：東京都中央区日本橋3丁目9-1 日本橋三丁目スクエア 3F CROSSCOOP内

  • 埼玉拠点：埼玉県所沢市くすのき台1-268

• 設立：2016年7月

• 事業内容：スマートロッカー「SPACER」の製造・販売・運用、新規事業の創出

• URL：https://company.spacer.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社SPACER 広報担当

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