アドバンテックが高性能グラフィックコンピューティング向けに第12世代 Intel® Core™搭載のMicro ATXマザーボード「AIMB-588」を発表
アドバンテック株式会社(本社:東京都台東区、以下 アドバンテック)は、第12世代 Intel® Core™プロセッサー(コード名:Alder Lake)を搭載したMicro ATXマザーボード「AIMB-588」を発表しました。
このマザーボードは、4台のディスプレイ出力とPCIe 5.0に対応しており、GPUカードを用いることで高度なグラフィック性能を実現します。これらの機能と豊富なI/Oを組合わせることで、医療用の画像処理、スマート監視、AI認識アプリケーションなどの用途向けの最適なソリューションとなります。 AIMB-588のリリースによりアドバンテックは、リアルタイム処理と高性能なグラフィックス機能を必要とするアプリケーションに対して最良な選択肢を新たに提供いたします。
「強力な画像処理能力」が、産業向けの組込みアプリケーションをパワーアップ
AIMB-588は、PCIe 5.0 x16を介して高度なグラフィック処理能力を発揮します。Intel社によると、PCIe 5.0 x16はPCIe 4.0に対し2倍の帯域幅と最大32GT/sの速度でデータ送信を可能にするギガ転送速度を提供します。これにより、顔/物体認識などの複雑なグラフィック処理に対し、RTX3090のような高性能GPUカードの能力を最大限に活用することが可能になります。
さらに、DisplayPort 2ポート、HDMI 1ポート、EDP1ポートを介した4つの4K@60Hz独立画面表示に対応することができます。また、最新のインターフェースや拡張スロットの組み合わせにより、医療用画像処理やマシンビジョンシステムでの性能を向上することができます。
柔軟なI/O設計が機能性をアップ
デュアルコアで革新的なハイブリッドアーキテクチャを採用している第12世代Intel® Core™ プロセッサーに対応したAIMB-588は、包括的なコンピューティング管理で高性能なビジュアル性能を提供します。AIMB-588はまた、高い互換性設計のI/Oを介して高解像度なビジュアル出力が可能です。4ポートのGbE LAN(最大2.5GbE)を搭載し、ネットワークカメラや高速カメラによる高解像度、低遅延の画像キャプチャが可能です。また、最大8ポートのUSB 3.2をサポートしており、さまざまな周辺機器による画像データ処理に対応します。さらに、8ポートのSATA III、6ポートのCOM(RS-232/422/485オートフロー制御)をサポートし、優れたデータ同期精度と遅延の低減を実現しています。
遠隔管理にも対応。RAS管理ソフトウェアでシステムの信頼性向上とTCOを削減
AIMB-588は、アドバンテックのデバイス信頼性・セキュリティ・メンテナンス管理ソフトウェア「WISE-DeviceOn」を用いて、システム障害を未然に回避することができます。このソフトウェアは、ハードウェア、ソフトウェア、周辺機器をリアルタイムに監視し、問題が発生した場合、アラートを通知します。また、OTA BIOSシステムを用いたリモートによるBIOS更新、バックアップリカバリ機能による突然の中断や起動障害の防止などにも対応します。さらに、許可のないUSBデバイスによる不正アクセス防止のため、コンピュータの電源を切らずにUSBデバイスを再起動するUSB電源ON/OFF機能を採用しています。こうした機能を組み合わせることで、メンテナンスコスト削減とIoTの効率化を実現します。また、一連の機能をAPIによってユーザー開発のアプリケーション・システムに統合する事も可能です。
AIMB-588の主な特長
- 第12世代 Intel® Core™ i9/i7/i5/i3プロセッサーに対応したQ670E/ R680E/ H610Eチップセットを搭載
- PCIe 5.0 x16、PCIe 4.0 x4、PCIe 3.0 x4を搭載
- USB 3.2 x 8ポート、USB 3.2 Gen 2 Type C x 1ポート、USB 2.0 x 4ポート、SATA III x 8ポート、GbE LAN x 1ポート、2.5GbE LAN x 3ポート、M.2 Mキー x 1スロット
- 4台の独立画面表示 (DP++ x 2、HDMI、eDP)
- Intel® AMT ・ vPro テクノロジー対応
- ソフトウェアRAID 0、1、5、10、TPM 2.0をサポート
国内でも5月より九州エリアで先行展示を開始しており、7月には大阪でも展示を予定している。
https://blog.advantech.co.jp/topics/corp/24706
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像