働く女性の約7割が「先天性風しん症候群」のこわさを理解

一方、パートナーである男性と「風しん」について 話をしたことがあるのは3割未満

株式会社サンケイリビング新聞社(東京都千代田区)が発行するオフィスで働く女性のための情報紙「シティリビング」は、働く女性のオンとオフに役立つ情報を発信しています。
働く女性の間では年々健康に関する記事に関心が高まっています。そこで今回、全国の働く女性を対象に「風しん」に対する意識や実態を調査しました。
■女性ゆえ?「先天性風しん症候群」のこわさを理解している

 妊娠初期の女性が風しんにかかると、赤ちゃんが目、耳、心臓などに障害を持つ「先天性風しん症候群」になる可能性があることを知っているかを聞いたところ、「知っている」は68.9%という結果に[グラフ1]。女性ゆえに、将来の子どもへの意識の高さが伺えました。

■パートナーである男性とは「風しん」についてあまり話していない?

 一方、パートナーである男性と「風しん」について話をした経験が「ある」のは26.7%と、決して高いとはいえない結果になりました[グラフ2]。
 また、パートナーである男性に、風しんの抗体検査や予防接種を受けてほしいと思っているのはじつに92.0%[グラフ3]、しかし受けてほしいとお願いしたことがあるのは13.8%[グラフ4]と、キモチと実態にかなりのギャップが見受けられます。

■「風しん」に対する認知は高く、一昨年から昨年にかけて流行したことも認識している

 「風しん」がどんな病気かを聞いたところ、「症状まで理解している」32.6%、「なんとなく知っている」62.5%と、認知度は95.1%と非常に高い結果となりました[グラフ5]。
 また、一昨年から昨年にかけて「風しん」が流行したことに対する認知は、「流行のみられた世代や性別まで知っている」27.7%、「なんとなく知っている」58.9%と、合わせて86.6%にのぼりました[グラフ6]。

■自分自身の「風しん」に対する記憶は曖昧?

 「風しんにかかった」、「予防接種を受けた」記憶があるのはともに46.9%と、5割を切っています。そして、「わからない」は、それぞれ21.4%、30.0%と、過去の記憶が曖昧になっている人が一定数いることが伺えました[グラフ7、8]。

  罹患歴、予防接種歴がある人に対して、その根拠を聞いたところ、「記録が残っている」が、それぞれ20.0%、40.9%と、予防接種の記録が残っている確率が意外に高いことがわかりました[グラフ9、10]。

 「風しん」というワードは幼いころから聞き馴染んだものであるため、どんな病気であるか、また最近流行したこともしっかり認識されています。そして、女性ゆえに将来の子どもへの意識の高さからか、「先天性風しん症候群」についても一定の理解がされていることが伺えました。
 そうした中、我々情報を発信する側としては、「風しん」に対する免疫の有無を確認できる抗体検査費用が今年度多くの自治体において無料で受けられることや、パートナーである男性と「風しん」について話すことの大切さをしっかりと訴え続けていかなければならないと感じさせられました。

 働く女性のための情報紙シティリビングは、厚生労働省と共催で、 2014年9月30日(火)に開催される『きちんと知る女性のカラダフェスタ』会場で東尾理子さんをメインゲストに迎えて「風しん」に関するセミナーを開催致します。是非、取材にお越しください。

★先天性風しん症候群に関する詳細はコチラ(国立感染症研究所のHP)
 http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ha/rubella/392-encyclopedia/429-crs-intro.html

<本件に関するお問い合わせ先>
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上場
未上場
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1億円
設立
1976年02月