エイスリーと凸版印刷、バーチャルヒューマンキャスティング事業で協業開始
フォトリアルなバーチャルヒューマンの社会実装を加速することで、仮想から現実までの多様なコミュニケーションを実現
本協業では、凸版印刷の「トッパンバーチャルヒューマンラボ」(※1)内の「ライトステージ」(※2)を用いて計測した人体の高精度な実測データを元に制作したフォトリアルなバーチャルヒューマンと、エイスリーのキャスティングに関する幅広いコネクションと知見により、バーチャルヒューマンの著作権・パブリシティ権などのマネジメントをはじめ、新たなキャスティング事業を行います。
協業の背景
近年、3DCGやAI技術の発展で、フォトリアルなバーチャルヒューマンを活用した企業広告や各種動画コンテンツに注目が集まり、受付や施設案内などの実業務でも活用されるなど、バーチャルヒューマンおよびその関連技術は、新たなコミュニケーションを表現する技術として期待されています。
また、バーチャルインフルエンサーや著名人のバーチャルヒューマンなど、バーチャルヒューマンのアイデンティティも一つの提供価値として認識されるようになってきました。
エイスリーと凸版印刷はこのような課題に対し、ライトステージを活用した実在の人物をリアルにバーチャルヒューマン化する凸版印刷の技術と、エイスリーが保有する、タレントやインフルエンサーなどの幅広いコネクションと知見を融合させ、バーチャルヒューマンのキャスティング事業での協業を開始します。本協業により、より多くの人物のフォトリアルなバーチャルヒューマン化を進めるとともに、様々なシーンで幅広く活用することで、仮想から現実までの多様なコミュニケーションの実現を目指します。
協業の内容
(1)バーチャルヒューマンによるビジネススキームの確立
エイスリーが保有する、タレントやインフルエンサーなどの幅広いコネクションと知見を活用することで、実在の人物を凸版印刷のライトステージで計測し、効率的にバーチャルヒューマン化。広告やTVCMなどへの利用をはじめ、バーチャルヒューマンによるビジネススキームを確立します。
(2)バーチャルヒューマンを活用した新たなモデルエージェンシービジネスの創出
凸版印刷が進めてきたバーチャルヒューマンのビジネス利用の知見とエイスリーの幅広いキャスティングノウハウを活用して、バーチャルヒューマンの著作権・パブリシティ権などのマネジメント手法を確立し、バーチャルヒューマンならではのモデルエージェンシービジネスを創出し、バーチャルヒューマンの市場価値を高めていきます。
二者の役割
・凸版印刷
「トッパンバーチャルヒューマンラボ」内の「ライトステージ」を用いて計測した人体の高精度な実測データを元にフォトリアルなバーチャルヒューマンを制作。実在する人物を元にしたバーチャルヒューマンの新分野の創造を目指します。
・エイスリー
バーチャルヒューマンを制作するうえでのモデルをキャスティング。さらに、バーチャルヒューマン素材の販路を拡大。タレント・インフルエンサーなどの活動機会の創出や、企業のプロモーション活動の拡大に貢献していきます。
今後の展開
エイスリーと凸版印刷は、双方のビジネス領域を掛け合わせた検証およびビジネス開発を推進し、2023年度中にキャスティング分野における事業創出を目指し、新たなモデルエージェンシービジネスを推進していきます。またバーチャルヒューマンのなりすましや不正利用に対する取り組みとして、アバター管理基盤AVATECT®(※3)による本人認証・セキュリティ機能との連携も視野に入れ、提供機能の拡充を進めて参ります。
株式会社エイスリーについて
「世界の才能をつなぐプロフェッショナル」をミッションに、あらゆる“才能”をマッチングするプラットフォーマー。タレント、芸人、俳優、モデル、VTuber、YouTuber、アイドル、歌手、声優、アスリート、専門家、文化人、クリエイター、アーティスト、コスプレイヤー、エキストラ、MC、キャラクター等をご要望に応じて最適にアサインする「総合キャスティング事業」、「エンタメ特化型総合人材事業」、「エンタメ特化型M&A仲介事業」、タレントのセカンド・パラレルキャリアを支援する「タレント支援プロジェクト」を展開。
社名 :株式会社エイスリー / A3 Co., Ltd.
代表者 :代表取締役 山本 直樹
所在地 :東京都渋谷区神宮前3-35-2 クローチェ神宮前ビル 6F
資本金 :1,000万円
設立 :2008年10月
※1 トッパンバーチャルヒューマンラボ
顔計測データを始めとした、さまざまな人体情報データ活用に関する研究/用途開発を推進する施設として、2020年12月23日(水)に設立。 https://www.toppan.co.jp/vhl/
※2 ライトステージ
南カリフォルニア大学(所在地:カリフォルニア州ロサンゼルス市、学長:キャロル・L・フォルト)が開発した、高精度の顔計測が可能な装置。
※3 AVATECT®
アバター本体と関連するメタ情報を紐づけた保管に加え、電子透かし等の付与により、オリジナルと偽物を判別できるようにし、アバターの真正性を確保するアバター管理基盤システム
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