全国銀行初「Ｊ－クレジット運営管理業務」の開始について

琉球銀行（頭取　川上 康）は、2023年11月27日（月）より全国の銀行で初めて「Ｊ－クレジット運営管理業務」を開始いたします。

　2023年11月のＪ－クレジット制度※1認証委員会において、当行が申請していた「沖縄県内のZEH※2住宅におけるCO2削減プロジェクト」が承認され、全国の銀行で初めて「Ｊ－クレジット運営管理者」に登録されました。（同じタイミングで中国銀行さまも登録されています。）

　当業務は、琉球銀行がプロジェクトに参加する会員を募集し、当該会員より環境価値（ZEH・省エネ住宅より創出されたCO2排出削減量）を集めクレジット化したうえで売却。その売却資金を沖縄県の環境活動（脱炭素に関するセミナーや各種イベントの開催、寄付）等に利用するというものです。会員となるお客さまは「J－クレジット」を通じて沖縄県の脱炭素化へさらに貢献することになります。

　琉球銀行の県内各ローンセンターにおいて、11月27日（月）よりZEH専用住宅ローンをご利用のお客さま向けに「りゅうぎんZEHクラブ」への入会の案内を開始いたします。また、今後取り扱い店舗についても全営業店に拡大していく予定です。

　琉球銀行は、今後も「Ｊ－クレジット制度」等を通じて、沖縄県の脱炭素社会実現に向けて取り組んでまいります。

※1  

J－クレジット制度とは
経済産業省、環境省、農林水産省等が主導し運営される制度で、日本国内での環境保全活動を促進し、CO2などの温室効果ガス（以下、「GHG」）排出量削減を支援することを目的としています。省エネルギー・再生可能エネルギー設備の導入によるGHG排出削減量や、適切な森林管理によるGHGの吸収量を、日本政府が「J－クレジット」として認証する仕組みで、発行されたJ－クレジットは、他の企業との間で取引することができ、J－クレジットの購入者は自身のGHG削減目標の達成等に活用が可能です。

※2  

ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）とは
「高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現し、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅のこと