「八重洲ダイビル」竣工のお知らせ

~LEED*1認証「GOLD」を取得予定、BELS*2認証「ZEB Ready」、CASBEE-WO(ウェルネスオフィス)*3認証の最高位「Sランク」を取得~

ダイビル株式会社

ダイビル株式会社(社長:丸山卓、本社:大阪市北区、以下「当社」)が東京都中央区京橋に建設していた「八重洲ダイビル」が本日6月30日に竣工し、竣工式を執り行いましたのでお知らせします。

当ビルは2021年12月末に閉館した「(旧)八重洲ダイビル」を建替えたもので、ビルの名称は旧ビルに寄せられた愛着を継承したいとの思いから、再び「八重洲ダイビル」としました。

「八重洲ダイビル」は東京駅至近かつ八重洲地下街と地下で直結するプレミアム立地で、天候に左右されることなくスムーズに東京駅や近隣施設とアクセスできます。メインとなるオフィス(3~11階)の他、店舗区画(1~2階)、貸会議室(地下1階)を備え、1フロア当たり約390坪のオフィス基準階は無柱空間で、デッドスペースのない効率的なレイアウトが可能です。外観は旧ビルの歴史を継承する重厚感ある石張りとし、周辺再開発が進むこれからの八重洲でも変わらぬ存在感を示しながら、品格あるデザインで新たな八重洲の景観を創出します。

今年はビル事業の原点である(旧)ダイビル本館完成から100年となります。記念すべき年に竣工する当ビルを、次なる100年に向かってグループ一丸となって大切に運用してまいります。

【八重洲ダイビル】 
【(旧)八重洲ダイビル】

■特色

(1)継承と革新

(旧)八重洲ダイビルは、日本を代表する建築家の一人で当社ビルも多く手掛けた村野藤吾による設計です。⽯張りの⼒強い柱と繊細な梁による外観デザインや、自然保護の視点で時代に先駆け1967年の竣工翌年に設けられた屋上樹苑により⾧年愛されてきました。

建替にあたっては、「継承と革新」をキーワードに、外装材には旧ビルと同じ濃⾊の花崗岩を⽤いて、垂直性を強調した柱型による重厚感と窓廻りの繊細な陰影や柔らかなアーチによる優美さを表現しました。更に、角地を最大限に生かした伸びやかな佇まい、八重洲通りに面した、1・2階連続したアーチによる品格あるショップファサードにより、周辺の大規模開発とは異なる印象的な外観デザインとしています。また、建物南側には旧ビルの屋上樹苑で採取した種子から育てた木を当ビルの植栽に利用し、旧ビルの価値を継承しながら環境へ寄与しています。

(2)環境性能

・太陽光発電設備を設置するほか、高効率熱源と大温度差送水システム、自然換気システム、外気冷房、Low-e複層ガラスなどを採用し、環境負荷を抑制します。

・画像センサによる照明・空調制御やエネルギー情報提供システムにより、テナント様の省エネルギーに貢献します。

・米国の建物環境認証システムLEED認証において「GOLD」を取得する予定です。

 また、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)において、オフィス部分については最高位の「☆☆☆☆☆☆」および「ZEB Ready」を取得しました。

LEED認証「GOLD」、およびBELS認証「ZEB Ready」は当社初の取得となります。

・脱炭素に向けた取り組みの一つとして、CO2フリー電力*4を導入する予定です。

(3)Wellness向上

・テナント入居者様のスマホから空調のON/OFF、温度・照度調整操作を可能にすることで、きめ細かな設定が可能となり健康性、快適性の維持・増進を支援します。

・共用部の一部には、色温度と照度を自然光に近づけたエコサーカディアン照明を採用しています。

・テナント区画内に給水、排水を自由に設置可能なよう先行配管を設置しています。

・一般財団法人住宅・建築SDGs推進センターによるCASBEE-WO(ウェルネスオフィス)において「Sランク」を取得しました。

(4)BCP対応

・新たな時代に求められる安心・安全を約束するビル性能として、地震発生時の揺れの大幅な低減を可能とする中間層免震構造を採用し、強固な耐震性能を確保しています。建築基準法上求められる検証に加えて、告示模擬地震動の1.5倍の巨大地震動や内陸直下型地震に対しても安全性の検証を実施。これは、JSCA(日本建築構造技術者協会)が定める耐震性能グレードにおいて「免震上級」に相当します。

・災害時のBCP計画として、長時間の電源(非常用発電機7日間運転、オフィス内照明(300lx)・コンセント等への標準供給(20VA/㎡))・水供給(10日間継続利用)を行うとともに、備蓄倉庫を設置しています。

・水害対策として、電気室は最上階に設置するほか、防潮板を設置し水の侵入を防ぎます。

・そのほか、緊急排水槽設置により上下水道途絶時でもトイレの使用を可能にするなど、万一の災害に対する様々な対策を導入しています。

*1 建築物の総合的な環境性能を評価するビル認証制度。

*2 建築物の省エネルギー性能の第三者認証による表示制度。

*3 建物利用者の健康性、快適性の維持・増進を支援する建物の仕様、性能、取組みを評価するビル認証制度。

*4 非化石証書の使用により、実質的に再生可能エネルギー由来の電力。なお、発電場所のトラッキング情報を追加した非化石証書を活用した RE100 対応の非化石証書付電力(トラッキング付)を導入しております。

【低層部外観】
【低層部外観】
 【低層部外観(柳通側)】
【1階エントランスホール】
【地下1階八重洲地下街接続部】
【2階商業共用部】
 【基準階オフィス】
【基準階エレベーターホール】
【基準階トイレ】

■建物概要

 名 称     八重洲ダイビル

 所在地     東京都中央区京橋1丁目1番1号

 交 通     JR「東京駅」・東京メトロ銀座線「京橋駅」              徒歩4分

         東京メトロ銀座線・東西線「日本橋駅」                    徒歩5分

                      東京メトロ丸の内線「東京駅」・都営浅草線「宝町駅」徒歩8分

  用 途     事務所・店舗・駐車場・駐輪場

  規 模     地上11階、地下3階

  延床面積    22,655.19㎡(6,853坪)

  最高高さ    55.96m

  設計・監理   株式会社日建設計

  施 工     鹿島建設株式会社

  竣 工     2025年6月30日

八重洲ダイビルパンフレットはこちら

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ビジネスカテゴリ
商業施設・オフィスビル
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会社概要

ダイビル株式会社

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URL
-
業種
不動産業
本社所在地
大阪府大阪市北区中之島3-6-32 ダイビル本館6階
電話番号
-
代表者名
丸山 卓
上場
未上場
資本金
-
設立
1923年10月