【新プロダクト】マイナンバーカードによる本人確認で自治会運営を効率化する「ポケットサインコミュニティ」宮崎市で先行導入

本人確認を行うことで効率的な自治会運営を実現

ポケットサイン株式会社

2025年3月18日 12時00分

ポケットサイン株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役：梅本滉嗣、以下当社）は、自治会など身元確認済みのグループ活動で紙の回覧板やSNS、メールなどバラバラに利用していたツールを一本化することができるアプリ「ポケットサインコミュニティ」を新たに開発しました。本日、一般向けにサービス開始が発表された「SMILE MIYAZAKI -宮崎市公式アプリ-」内のミニアプリとして、まずは宮崎市の715の自治会で導入が決定しており、順次、全国各地へ展開します。ポケットサインコミュニティはマイナンバーカードを活用することで、メンバーの身元確認を行い、安心して活動を管理できることが特長です。当社はマイナンバーカードの活用により自治体の様々な業務のDX化を支援してまいります。

「ポケットサインコミュニティ」とは

「ポケットサインコミュニティ」は、マイナンバーカードを活用した防災とくらしの自治体公式アプリ「ポケットサイン」内のミニアプリです。住民が各自のスマートフォンに「ポケットサイン」をインストールし、どの自治会に所属しているかの認証をすると、「ポケットサインコミュニティ」で所属する自治会の活動に参加することができます。

このアプリを使うことで、紙の回覧板、SNS、メールなど様々なツールの一本化ができ、身元確認済みの自治会会員に対し、自治会活動に関する情報を適切に提供できます。

(1)自治会会員であることの認証

「ポケットサインコミュニティ」と連携したアプリ「ポケットサイン所属証明」を活用し、自治会の会員であることの申請を行います。管理者（市の職員等）が申請を承認すると、会員認証が完了します。まだ自治会に加入されていない方は、加入の申し込みを行えます。

(2)自治会で使えるアプリの機能

⚫︎回覧板

アプリ内下部にあるバーから「回覧板」をタップすると、加入している自治会の回覧板が表示されます。それぞれの回覧板をタップすることで詳細の確認ができ、ファイルが添付されている場合はタップで内容を閲覧することが可能です。また、自治会長など、普段、回覧板を作られている方は、アプリから項目入力だけで回覧板を作成できます。シンプルな操作性ですので、スマートフォンの利用に不慣れな方でも直感的にお使いいただけます。

⚫︎イベントの出欠管理

回覧板で案内したイベントの出欠をとることもできます。「未回答」というタグが表示されているものはイベントの出欠回答の依頼がある回覧板です。この回覧板は回覧板詳細の中からイベントの参加出欠を入力することが可能です。また、集計結果と詳細もアプリで確認することができ、自治会が主催するイベントのスムーズな運営が実現します。

⚫︎トーク

アプリ内下部にあるバーから「トーク」をタップすると、所属する自治会のトークルームが表示されます。「+」ボタンからトークを追加することもでき、トークにはPDF、JPEG、PNGなどのファイルも添付することができるため、対面での会議を減らすこともできます。追加したトークは削除もできる上、不適切なトークは通報機能により管理され、通報された内容は非表示となります。

(3)管理者向けの機能

市の職員など、本サービスの管理者がWebブラウザ上で使える管理画面では、投稿する回覧板の作成ができる他、回覧板を複数の自治会に一斉送信することや日時を指定した予約送信が可能です。また、トークルームの作成や指定したトークルームへのトークの一斉送信といった、自治会と管理者間のコミュニケーション機能などを備えています。

▼ポケットサインコミュニティについて問い合わせはこちら
https://pocketsign.co.jp/contact

宮崎市での活用例

宮崎市はこれまで、紙・電話・SMSなどを通じて、自治会との連絡・調整を行ってきましたが、連絡手段の一つとしてアプリが追加されることで、市と自治会間の連絡体制の強化が図られるとともに、自治会内における行事の調整や円滑な連絡・情報共有などにも活用でき、自治会の負担軽減が期待されます。また、市の公式アプリ「SMILE MIYAZAKI -宮崎市公式アプリ-」のミニアプリの一つとして追加されることで、市民は自治会サービスだけでなく、宮崎市が提供する他のサービスも一つのアプリで利用できます。

今回の取り組みについて

ポケットサイン株式会社平山智絵（開発担当者）コメント

クローズドなコミュニティにおけるコミュニケーションツールとしてポケットサインの本人認証を活かしたアプリを作成いたしました。なりすましや匿名での心無いコメントなどがない心理的安全性の高い環境で心地よくコミュニケーションしていただきたいと思ってます。

今回の宮崎市様の事例では、各自治会は紙の回覧板やSNS及び電話での連絡など複数の手段を組み合わせてコミュニケーションを行っており、自治会管理者、自治会会員双方にとって負担となっておりました。この負担を軽減するために宮崎市様と議論を深め、自治会運営に必要な機能をアプリへ反映させています。様々なツールやアナログな方法で行っていたコミュニケーションをアプリへ集約することで自治会運営の効率化を目指しました。本アプリが自治会やその他のコミュニティの活性化の一助になりましたら幸いです。