KPMGジャパン、AIエージェントを活用した不正リスク評価を開始
AIエージェントが専門家の知見等も活用した広い観点で自律的に解析し、不正リスクを識別・評価
KPMGのメンバーファームである有限責任あずさ監査法人(東京都新宿区、理事長:山田 裕行)および株式会社KPMG Forensic & Risk Advisory(東京都千代田区、代表取締役:西嶌 宏之、黒川 義浩)は、AIエージェントを活用した不正リスク評価および対応手続策定業務を開始しました。
昨今、企業を取り巻く環境は一層複雑化しており、不正・不祥事のリスクが高まる中で、企業には透明性の確保、法令遵守、内部統制の強化といった多面的な対応が求められています。これに伴い、会計監査においては不正リスクへの対応が一層重要性を増しており、企業においても、経営者がレピュテーションや企業価値を守るための実効性ある対策を講じることが求められています。
あずさ監査法人では、監査プロセスにおいてKPMG Forensic & Risk Advisoryの専門家が持つ不正関連の知見、外部情報を組み合わせたAIエージェントを活用し、不正対応を強化します。具体的には会社情報を読み込んだAIエージェントが専門家の知見と外部情報とを照らし合わせた広い観点での分析を自律的に行うことで、不正リスクの識別・評価および評価結果に基づいた不正リスク対応手続策定を支援します。
またKPMG Forensic & Risk Advisoryでは、企業向けアドバイザリーサービスにおいて、不正の予防・検知の手段としてAIエージェントの活用を進めていきます。
本取り組みの主な特徴:
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AIエージェントの実務活用による、会計監査における不正リスク評価の高度化・効率化および不正リスク対応手続の強化
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フォレンジック専門家の知見を反映した不正リスク対応
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不正の予防・検知の手段として、アドバイザリーサービスへの活用
KPMGジャパンは、監査・フォレンジック領域で蓄積した知見とAI技術を融合させることにより、AIエージェント時代における不正リスク対応の新たなスタンダードを創出していきます。
AIエージェントを活用した不正リスク評価のイメージ

KPMGジャパンについて
KPMGジャパンは、KPMGインターナショナルの日本におけるメンバーファームの総称であり、監査、税務、アドバイザリーの3つの分野にわたる10のプロフェッショナルファームによって構成されています。クライアントが抱える経営課題に対して、各分野のプロフェッショナルが専門的知識やスキルを活かして連携し、またKPMGのグローバルネットワークも活用しながら、価値あるサービスを提供しています。
日本におけるメンバーファームは以下のとおりです。
有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人、KPMGコンサルティング株式会社、株式会社 KPMG FAS、株式会社 KPMG Forensic & Risk Advisory、KPMGあずさサステナビリティ株式会社、KPMGヘルスケアジャパン株式会社、KPMG社会保険労務士法人、株式会社 KPMG Ignition Tokyo、株式会社 KPMGアドバイザリーライトハウス
あずさ監査法人について
有限責任 あずさ監査法人は、全国主要都市に約7,000名の人員を擁し、監査や保証業務をはじめ、アカウンティングアドバイザリー、金融関連アドバイザリー、IT関連アドバイザリー、企業成長支援アドバイザリーを提供しています。金融、情報・通信・メディア、パブリックセクター、消費財・小売、製造、自動車、エネルギー、ライフサイエンスなど、業界特有のニーズに対応した専門性の高いサービスを提供する体制を有するとともに、4大国際会計事務所のひとつであるKPMGのメンバーファームとして、142の国と地域に拡がるネットワークを通じ、グローバルな視点からクライアントを支援しています。
KPMG Forensic & Risk Advisoryについて
KPMG Forensic & Risk Advisoryは、複雑化、多様化する不正・不祥事、コンプライアンス・契約違反、情報漏洩、サイバー攻撃等に対し、最新の調査手法・テクノロジーを活用した事実解明調査を行うとともに、その後の再発防止、平時からの予防、発見・検知の支援を通して、企業のインテグリティ(誠実性)を高め、サステナブルな経営基盤を構築するための総合的なサービスを提供しています。
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