東京都東村山市に全事業の研究・技術開発機能を集約 ~日機装技術研究所に「メディカル技術センター」を開設~
日機装株式会社(本社:東京都渋谷区、以下「当社」)は、東京都東村山市に日機装技術研究所を設立し、事業の垣根を超えて研究・技術開発を行う仕組みづくりを2023年1月からスタートさせました。また、メディカル事業の研究開発機能を静岡から日機装技術研究所内に移管し、メディカル事業の新しい研究開発拠点「メディカル技術センター」を開設しましたのでお知らせします。
■日機装技術研究所の設立の背景
事業環境の変化によりお客様の当社に対するニーズが多様化・高度化する中、当社が今後も適切にそのニーズに対応し、社会課題の解決に貢献しながら持続的に発展していくためには、既存の改良、改変レベルの開発から脱却し、事業の垣根を越えて、新しい基幹技術や要素技術の開発を行うことが不可欠となっています。
このような課題認識のもと、当社の原点である独自の技術を磨き、新たな価値創造による企業価値の向上を目指して、各事業の技術開発機能および知的財産管理等を集約し、横断的に統括する「日機装技術研究所」を2023年1月に設立しました。
■メディカル技術センターについて
当社のメディカル事業は、日本の透析医療のパイオニアとして、医療機関の皆様と共に新しい透析医療技術を開発して参りました。医療はますます高度化し、当社に対する期待や要請が高まっていることから、このニーズに対応してイノベーションを創出し、新しい技術で医療に貢献し続けるため、メディカル事業の新しい技術開発拠点としてメディカル技術センターを開設しました。
メディカル技術センターでは、技術者同士の交流や外部との連携を推進し、5年先、10年先を見据えた基幹技術の開発を行っていくことを目指しています。
人と人との「交流」がコンセプト
新しいメディカル技術センターは人と人との「交流」をコンセプトとしています。
日本の透析医療のパイオニアとして培った既往技術を次の世代に繋いでいくための「交流」、更なる技術革新へ向けた若い世代の技術者同士の「交流」、社外の先進的な企業やアカデミアとのオープンイノベーションによる「交流」など、社内外の「交流」を推進し従来の画一的な業務運営では生み出されない様なイノベーションを起こすことを目指しています。
交流を促す様々な仕掛けを施したオープンな環境
新しい働き方であるABW※を取り入れたワークスペースはもちろん、設計から試作・検証までを行き来しやすくするために執務室と試験室を隣同士に配置しガラス張りの仕切りにするなど、視覚的・意識的にオープンな環境を実現しています。
※ABW(Activity Based Working):仕事の内容や目的に合わせてオフィスの中で作業する場所を選択でき、多様な働き方を実現できる考え方
オフィスをより使いやすく、IoTインフラをオフィスに導入
今回、メディカル技術センターの建物内には在席管理システムを導入しました。誰がどこで何をしているか、誰と誰が交流しているか等がリアルタイムでインドアマップに表示されており、適時にPCやスマートフォンで確認することができます。技術者間の能動的なコミュニケーションや業務の効率化に有効に作用させていく計画です。
【メディカル技術センター概要】
名称: メディカル技術センター
所在地: 東京都東村山市野口町2-16-2
建設面積: 約2,154㎡
延床面積: 約5,748㎡
投資総額: 約32億円
※ご参考
2022年12月7日付「組織変更および人事異動に関するお知らせ」: https://ssl4.eir-parts.net/doc/6376/tdnet/2213515/00.pdf
<日機装 会社概要>
会社名: 日機装株式会社
本社所在地: 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿ガーデンプレイスタワー22階
創業: 1953年12月26日
代表者: 代表取締役社長 甲斐 敏彦
事業内容: 産業用特殊ポンプ・システム、医療機器、航空機部品等の製造・販売
URL: https://www.nikkiso.co.jp/
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