メディカルビッグデータ「REZULT」を活用した新型コロナ経口抗ウイルス薬に関する調査レポートを公開しました
当社は、独自に保有しているレセプトデータ(※1)を中心としたメディカルビッグデータ「REZULT」を基に新型コロナウイルス感染症経口抗ウイルス薬の処方動向について独自調査を実施しました。
■調査概要
2023年3月より新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」が流通開始し、医療機関および薬局において処方が可能となりました。「ゾコーバ」は塩野義製薬社が製造販売しており、重症化リスク(※2)のない方にも処方が可能なため、医療現場から望まれてきました。本レポートでは、「ゾコーバ」を含む国内承認済みの新型コロナウイルス感染症経口抗ウイルス薬3種について医療現場の処方動向を調査しました。
調査対象 :当社の保有するレセプトデータ(約885万人 2023年11月時点)
対象期間 :2023年4月~2023年8月
対象疾患 :傷病名コード(※3)「8833876:コロナウイルス感染症」「8850104:COVID-19」
■当社レポート「新型コロナ経口抗ウイルス薬3種(「ゾコーバ」・「ラゲブリオ」・「パキロビッド」)の処方率動向調査」
本件で公開したレポートにつきましては以下をご参照ください。
https://www.jastlab.jast.jp/news-20231130/
■本件で利用しましたメディカルビッグデータ「REZULT」につきましては以下をご参照ください。
https://www.jastlab.jast.jp/rezult_data/
■未来共創Labについて
当社未来共創Labは医療ビッグデータ事業として、医療現場や各種保険者様が抱える課題の解決へ向けて、メディカルビッグデータ(レセプトデータ、健康診断データ等)を利用した医療DXを推進しております。当社データの価値を高め、お客様の課題を解決するための可能性を広げるべく、今後も本研究における分析を進めてまいります。
また未来共創Labでは、SDGs(Sustainable Development Goals)目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」へ向けて、メディカルビッグデータを利活用した健康増進を目的とし、産学連携での商材開発・共同研究を実施しております。
※1:レセプトデータについて
レセプトとは、患者が受けた保険診療について、医療機関が保険者(市町村や健康保険組合)に請求する医療報酬の明細書のことです。医科・歯科の場合には診療報酬明細書、保険薬局における調剤の場合には調剤報酬明細書、訪問看護の場合には訪問看護診療費明細書とも言います。1患者、1か月、1医療機関あたりで1件のレセプトにまとめられており、患者が医療機関を受診した原因となる疾病情報や、医療費を支払っている情報等を保持しています。当社ではこれらの各種情報をデータベース化して保持しています。
※2:重症化リスク
重症化リスクについては、厚生労働省「新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き・第10.0版」(2023年8月21日)をご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/001136687.pdf
※3:傷病名コード
傷病名コードは社会保険診療報酬支払基金の定める傷病名マスターをご参照ください。
https://www.ssk.or.jp/seikyushiharai/tensuhyo/kihonmasta/
【本件に関するお問い合わせ先】
日本システム技術株式会社 未来共創Lab
お問い合わせ:https://www.jastlab.jast.jp/contact/
未来共創Labサイト:https://www.jastlab.jast.jp/
▼日本システム技術株式会社 企業情報
https://www.jast.jp/
以上
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