リアルな”おぼれ”の体験で、命を守る判断力と行動力を身につける 世界最高レベルの水辺施設で水難事故防止教育プログラムを展開
6月18日(水)より全13回開催
日本財団 海のそなえプロジェクトは、2025年6月18日(水)より9月11日(木)まで、東京2020五輪のカヌー・スラローム競技会場跡地である「カヌー・スラロームセンター」(東京都江戸川区)を活用した、新しい水難事故防止対策教育プログラムを開催いたします。流水施設を活用して自然水域(海や川)を模した環境を再現し、流れのない水泳用プールや座学では得られない“おぼれ”のリアルな体験を通じて、命を守る判断力や行動力を身につけることを目指します。主な対象は、教員や指導者、一般(小学3年生以上からシニア)を想定しています。
この取り組みは次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。詳細:https://jla-lifesaving.or.jp/news/4519/

■開催の背景
海のそなえプロジェクトが2024年に実施した調査では、水難事故防止教育における以下の課題が浮かび上がりました。(https://uminosonae.uminohi.jp/2024/report/assets/pdf/20240619_01_report_summary.pdf )
・学校現場において、「教員が水難事故防止を教えるのは難しい」という声が多く、
専門的知識や技術を要する領域であることが明らかに。
・水難事故防止教育は誰が教えることが望ましいかという問いに対して、
「専門家が教えることが望ましい」という回答が多数。
・水難事故防止の効果的な教育には、流水施設の活用、疑似体験ツールの整備、ライフジャケットの普及、教材・教具・指導案の提供、専門家との連携といった環境整備が求められていることが判明
こうした現場の声を受け、本プログラムでは、これらの要素を取り入れた実践的な学びの場を構築し、全国各地への展開も視野に入れ、今後の水難事故防止教育のモデルとなることを目指しています。
海のそなえプロジェクトでは本プログラムの実施を通じて、専門家・教育現場・保護者が連携し、子どもたちが「水を怖がらず、安全に楽しむ」ための知識と技術を学べる社会の実現を目指します。プログラム後には、参加者のフィードバックをもとに教材開発やカリキュラムのブラッシュアップを行い、将来的には他地域での開催や教育機関との連携拡大も予定しています。
なお、メディアの方が実際にプログラムの一部を体験いただけるメディアデーは世界溺水防止デーを2日後に控えた【7月23日(水)10:00-12:00】に設定していますが、6月18日(水)より各回事前申込の上、ご取材可能です。広報までお問い合わせをお願いいたします。
【プログラム概要】
・名称:カヌスラで海そなえ
・開催期間:2025年6月18日(水)~9月11日(木)
・場所:カヌー・スラロームセンター(東京都江戸川区臨海町6-1-1)
・対象:学校教員、指導者、一般(小学3年生以上シニア/中学生までは保護者同伴必須、シニアは50歳以上)
・お申し込み方法 ※先着順となります
一般(小学3年生以上)▶ https://ticketdive.com/event/FYjc8muMmXxRRiusCU9r
シニア▶ https://ticketdive.com/event/JqqR8MQp6FgLUEg8VlRX
指導者、教員▶ https://forms.gle/89KCKjakpHFaZiZaA
・内容:
海プログラム(一般・シニア対象)
ライフジャケット着用の仕方・離岸流って?(救助デモンストレーション)・
浮き方とヘルプテクニック・サバイバルスイムなど
川プログラム(シニア対象)
ライフジャケット着用の仕方・ラッコのポーズで泳ぐ、流れる・スローロープ・ペットボトルで救助・
水の流れの圧力を体験など
ラフティング体験
一般対象の回では、海プログラムとともに、ラフティングも体験いただけます。
・参加料金:一般(小学3年生以上)対象 参加料一人1,000円
(お申し込み時にシステム使用料としてプラス180円かかります。)
教員・指導者対象 参加料無料
・主催:日本ライフセービング協会
・共催:日本財団 うみらい環境財団 日本水難救済会
・指導協力:河川財団 NPO法人川に学ぶ体験活動協議会 ㈱協栄
・スケジュール

<団体概要>

うみらい環境財団、日本ライフセービング協会、日本水難救済会の3者が推進し、日本財団が企画・統括する、日本初(※)のコンソーシアム型プロジェクト。3カ年計画で「海のそなえ」の新しい常識の浸透を図ることを目標としています。
毎年発生する水難事故の減少を目指して既存の対策の常識を疑い、さまざまな調査により蓄積した科学的データと事実に基づいた新たな情報発信や教育プログラム、双方向でのコミュニケーションの開発等を通じて、国民が自ら共感し主体的に水難予防の意識を醸成することを目的として活動しています。
(※複数団体による水難事故防止のためのプロジェクトにおいて)
https://uminosonae.uminohi.jp/

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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