志村ふくみ源流「アトリエシムラ」×「中川政七商店」草木染めの雛飾りを全国6店舗で展示予約開始
三世代に渡ってつなぐ想いを、初節句に重ねた雛飾り
1716年創業の奈良の老舗・株式会社中川政七商店(所在地:奈良県奈良市、代表取締役社長 千石あや)は、人間国宝の染織家・志村ふくみ氏の芸術精神を継承した染織ブランド「アトリエシムラ(atelier shimura)」との初のコラボレーションとして、「草木染めの衣裳着雛飾り」を2024年11月1日(金)より、中川政七商店直営店6店舗にて展示予約、またオンラインショップで先行予約を開始し、2025年1月8日(水)より発売いたします。
中川政七商店は「日本の工芸を元気にする!」をビジョンに掲げ、日本の工芸技術を大切にしながら、現代の暮らしに合ったものづくりを行ってまいりました。近年は歳時記にもとづく商品開発にも注力し、2019年からは木目込みや奈良一刀彫の技術を活かした伝統的な雛飾りを発表。小型でインテリアに馴染むデザインと、工芸技術を活かした作りが多くの支持を得てきました。
今年度は新たに、人間国宝で染織家の志村ふくみ氏の芸術精神を三世代に渡り継承するブランド「アトリエシムラ(atelier shimura)」との協働により、草木染めの衣裳をまとった特別な雛飾りが誕生しました。コンセプトは「親から子へ、想いをつなぐ衣裳着雛」。植物の生命力を映し出す草木染めの美しさと、志村ふくみ氏から子へ、そして孫へと受け継がれる想いを重ね、初節句のお祝い飾りに込めました。
アトリエシムラ×中川政七商店「草木染めの衣裳着雛飾り」
中川政七商店の雛飾りは、マンションや和室がない家庭にも飾れるコンパクトなサイズ感と、和洋問わず現代のインテリアに馴染む色合いで、時代を問わず長く愛着がもてるデザインが特徴です。
アトリエシムラによる草木染めの工程では、茜や桜、紫根、烏野豌豆、紅花など15種類の植物の根や枝、葉を採取し、手作業で糸を染め、すべて手織りによって作られています。その生地を用いて衣裳着雛に仕上げたのは、埼玉県川越で三代にわたって雛人形を作る「蓬生 津田人形」。人形サイズの着物に仕立て、丁寧に着せつけて仕上げました。また人形の頭(かしら)を作る「大生人形」では、一般的なガラス製の目ではなく筆で表情を描くことで、草木染めに合う優しい表情に仕上げています。
アトリエシムラによる染めと織り
植物からいただいた生命の色で染める、草木染めの糸。その工程は染料となる草木を野で採取し、蚕から生み出された糸を何度も染め重ねて生まれます。植物を採る時期、煮出すお湯の温度、染め重ねの回数、染め手の個性、同じ条件は二度と揃わないが故に、完全に同じ色も二度と出現しない、希少さと自然の豊かさを感じる色糸です。織りの工程では、経糸には艶やかな絹糸を、緯糸には柔らかく風合いの良い紬糸を配し、それぞれの糸を交差させる平織の技法で、すべて手織りによって作られています。
なお繊細な草木染めは、時間とともに色合いが変化します。年月をかけ唯一無二の色へと育つ雛飾りとして、お子さんの成長とともに長く飾っていただくことを願っています。
販売情報
価格:495,000円(税込)
予約期間:11/1(金)午前10時~12/13(金)午前10時 ※直営店は12/15(日)まで
商品サイズ:【女雛】横16×奥行15×高さ11cm
【男雛】横15×奥行11×高さ11cm
【玉台】横18×奥行13×高さ2cm
取扱店舗:中川政七商店 奈良本店、渋谷店、横浜タカシマヤ店、ジェイアール京都伊勢丹店、阪神梅田本店/遊 中川 ジェイアール名古屋タカシマヤ店/中川政七商店 オンラインショップ(https://nakagawa-masashichi.jp/)
atelier shimura(アトリエシムラ)
染織家・志村ふくみの孫である志村昌司を中心とした次世代の作り手たちによる染織ブランド。染織を通して豊かな思想を継承しながら、暮らしを美しくすることや、時代にふさわしい活動のあり方を日々探求し、「ワークショップ」や「学びの会」など染織を中心とした文化体験の場をつくるなど、新しい試みを続けています。
中川政七商店
創業300余年の奈良の老舗。日本の工芸をベースに、全国約800の作り手と協業した生活雑貨を取り揃えています。暮らしの道具や季節のしつらい、染織を活かした服、 産地の風土に根差した食など、日本の工芸とともに、心地好い暮らしをお届けします。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- おもちゃ・遊具・人形
- ダウンロード