DHL、エクスプレス日本法人の代表取締役社長にトニー カーンを任命

2020年1月1日付で、香港セントラル・アジア・ハブのゼネラル・マネージャーである同氏を、社長として招聘しました。

国際エクスプレスのグローバルリーダーであるDHLジャパン株式会社（東京都品川区）は、2020年1月1日付で、代表取締役社長 山川丈人の後任として、新たにトニー カーン(Tony Khan)が代表取締役社長に就任したことを発表しました。カーンは、DHLエクスプレス アジア太平洋地区の取締役会のメンバーも兼任します。山川は2019年12月31日付で、引退いたしました。
 
15年以上に渡るオペレーションでの輝かしい手腕で、カーンが新たにDHLジャパンのビジネスの舵を取ることになりました。これまでゼネラル・マネージャーとして、DHLの重要なグローバル・ハブのひとつである香港セントラル・アジア・ハブ（CAH）を総合的に監督・運営してきたカーンは、卓越したリーダーシップと経営能力で、アジアの40%以上の貨物を扱うCAHの拡張計画をリードし、フライトネットワークやトランジットを向上させるなど、数多くの経営プロジェクトを成功に導きました。

今回の就任は、彼にとって日本への凱旋を意味します。カーンはこれまで10年以上に渡りDHLジャパンで常務執行役員業務本部長など要職を歴任し、日本のオペレーションを総合的に率いた経験があります。在任中、成田（NRT）、関西（KIX）の両ゲートウェイのほか、中部国際空港ゲートウェイ（NGO）を新たに開設し、日本における３ゲートウェイ体制を構築するなど、カーンは主導的な立場で、DHLジャパンの日本におけるアドバンテージをより強固なものにしました。

「日本での生活とビジネスを長く経験し、日本の国民性やマーケットを熟知し実績を積んだトニーは、この最重要市場を任せられる最も相応しいビジネス・リーダーです。」と、DHLエクスプレスのアジア太平洋地区のCEOケン リーは述べています。「経営能力のみならず、トニーはリーダーシップに秀でています。時には自らが手本となりチームを鼓舞します。2011年3月に発生した未曽有の東日本大震災においても、従業員の安全確保とサービスの継続に手腕を発揮しました。」

カーンは次のように述べています。「素晴らしい日本のスタッフたちとともに、再び汗を流すことができることを、非常に楽しみにしています。前任者がこれまで築いてきたマーケットリーダーとしての立場をより強固なものとし、更なる発展を目指すと同時に、お客様、スタッフ、そして地域社会の皆さまに信頼されるよりよい関係を築いていきたいと思います。」

1965年5月パキスタン生まれのカーンは、言語は英語のほか、日本語、中国語など複数言語を使います。1987年にはカラチ大学で経済学の学位を取得しています。