Arm、「Pelion Smart Spaces」ソリューションの最新サービスとして「Space Analytics」を提供開始

アイルランドのスタートアップ・ハブとして支持を集めるコワーキングスペースに導入

アーム株式会社

英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)は、商業スペース向けIoTソリューション群である「Arm Pelion Smart Spaces」の最新サービスとして「Space Analytics」を発表しました。Space Analyticsは、スペースの利用・提供状況に対する可視性と予測性を向上させて、コワーキングスペースや商業オフィス、ホテルといった不動産の運用者を支援する製品です。市販のIoTデバイスを活用し、分析機能を提供することで、売上の向上、運用コストの削減、利用者体験の強化を実現します。

発表の概要:
  • スペースの利用・提供状況に対する可視性と予測性を向上させて、コワーキングスペースや商業オフィス、ホテルの資産管理者をサポートするSpace Analyticsを発表
  • 市販のIoTデバイスを活用し、分析機能を提供することで、売上の向上、運用コストの削減、利用者体験の強化を実現
  • アイルランドをリードするスタートアップ企業のハブとして、80社のスタートアップ企業が利用するDogpatch Labs社が本ソリューションを導入、コワーキングスペースを最適化するとともに、入居者の利用傾向を詳細に把握可能に

商業ビルの運用者は、施設面積あたりの価値を最大限に高め、利用者に対して最適な体験を提供するというプレッシャーに直面しています。IoT(モノのインターネット)(*1)は、客室利用率やリソース利用の傾向、トラフィックのパターンなど、スペースの利用状況に関する洞察と予測可能性を向上させることで、こうした課題の解決に貢献できます。さらに運用者は、IoTの物理データから得られる知見を活用することで、エネルギー効率に優れた、収益性の高いスペースを設計しつつ、従業員の安全性、生産性、エンゲージメントを向上できます。
*1) https://www.arm.com/solutions/iot

Armはこのたび、Arm Pelion Smart Spacesソリューション (*2) の一環として、ホテルやコワーキングスペース、商業ビルの資産管理者を対象に、ビルスペース利用の時期、場所、状況に関する情報を得ることができるSpace Analyticsの提供を開始しました。Arm Pelion IoTプラットフォーム (*3) をベースに開発されたSpace Analytics は、スマート照明、各種センサー、ロック、IPカメラ、バッジリーダーなど市販のIoTデバイスからのデータをセキュアに収集・分析することで、実用的な知見を導き出し、スペースの利用状況を予測できます。本ソリューションの機械学習機能を通じて、スペースとリソースの利用状況についての実用的な洞察が得られることで、効率化と売上の最大化に寄与します。
*2) http://www.arm.com/smart-spaces
*3) https://www.arm.com/products/iot/pelion-iot-platform

Space Analyticsのダッシュボード画面Space Analyticsのダッシュボード画面

こうしたデータから得られる価値を商業スペースの運用者が活用できる例としては、利用状況への理解向上によるオフピーク時のディスカウント価格の提供や、最も近く最適なワーキングスペースの提案、エネルギー、清掃、照明などに関する運用コストの削減が挙げられます。このほか、ArmのIndoor Lightingソリューション (*4) と組み合わせることで、ユーザーの好みに応じて部屋の照明をカスタマイズすることも可能です。
*4) https://www.arm.com/solutions/smart-spaces/smart-lighting

Space Analyticsにより直ちに効果が得られる分野の一例として、急成長中のコワーキングスペース市場が挙げられます。オフィスの柔軟性やコスト削減を求める自営業者やスタートアップ企業の成長が大きな要因となり、欧州における2019年のコワーキングスペース専用施設の面積は、2億5,500万平方フィートに上ると予想  (*5) されます。こうした状況を受け、アイルランドのDogpatch Labs社 (*6) は、ダブリン・ドックランドのスタートアップ・ハブにSpace Analyticsを採用しました。同社は本ソリューションを実装することで、施設全体を通じてスペースの動的な管理を向上しています。これによりDogpatch Labsは、約400人の起業家コミュニティに利用されているスペースを最適化し、使い勝手を強化しています。
*5) https://www.instantoffices.com/blog/featured/flex-workspace-trends-2019-beyond/
*6) https://dogpatchlabs.com/

ArmのIndoor Lightingサービスは、インテリジェント照明制御の迅速な導入、遠隔管理、セキュリティを実現することで、保守コストを削減し省エネを達成できます。Armはすでに、自社のケンブリッジ本社へのソリューション導入に向けて作業を進めています。

Space AnalyticsとIndoor Lightingは現在提供を開始しており、それぞれ単体のサービスとしても、2つを組み合わせて相互に連携するサービスとしても導入できます。企業はPelion Smart Spacesソリューションを活用することで、セキュアでスケーラブルな手段によりIoTデータから実用的な知見を容易に取得できる上、任意のデバイスを追加したり、アプリケーション・パートナーによるArmの大規模なエコシステムを通じて新機能を迅速に導入することができます。

Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,300億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。

全ての情報は現状のまま提供されており、内容について表明および保証を行うものではありません。本資料は、内容を改変せず、出典を明記した上で自由に共有いただけます。ArmはArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。© 1995-2019 Arm Group.

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業種
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本社所在地
神奈川県横浜市港北区新横浜2-3-12 新横浜スクエアビル17F
電話番号
045-477-5260
代表者名
内海 弦
上場
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資本金
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設立
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