島根県立石見美術館 コレクション展「森鷗外と宮芳平」
島根県立石見美術館では、コレクション展「森鷗外と宮芳平」を下記のとおり開催しています。
記
1.会 期 2019年2月10日(日)~2019年4月8日(月)
休館日:毎週火曜日
開館時間:10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)
2.会 場 島根県立石見美術館 展示室A(グラントワ内)
3.概 要・見どころ
宮芳平(1893-1971)は、新潟県魚沼市に生まれました。東京美術学校西洋画科に在学中、満を持して出品した大作《椿》が秋の文展(文部省美術展覧会)に落選すると、芳平はそれに納得がいかず、理由を聞くために文展の審査委員だった森鷗外を訪ねます。鷗外は突然の訪問を快く受け入れ、それが縁で以後二人の交流が始まりました。このやりとりはのちに鷗外によって短編小説『天寵』として発表されます。鷗外は芸術を一途に希求する芳平の純朴な性格を愛し、絵を購入したり、近況を聞いてアドヴァイスをしたり、生涯を通じて父のように接しました。芳平は美術学校を中退後、職を得るために長野県の諏訪市に移住。美術教師として勤めながら、諏訪の自然を背景にした絵を描きました。戦中戦後の貧困のなか家族を養い、絵を描き続けるつらさや喜びは多くの言葉につづられています。本展では詩情あふれる宮芳平の油彩画や銅版画のほか、二人にゆかりのあった画家たちの作品を紹介します。 (展示点数約40点)
【お問い合わせ】
島根県芸術文化センター「グラントワ」(島根県立石見美術館)
総務広報課 担当:田原・坂根
TEL:0856-31-1860 FAX:0856-31-1884
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