ソフトウェア品質を創造するベリサーブ、ソフトウェア開発のDXを加速させるトレーサビリティ管理ツール「ConTrack」のAPIを公開

～ドキュメント管理の自動化実現で、開発のQCD向上を強力にサポート～

ソフトウェアの検証・品質向上支援に関するサービスを提供する株式会社ベリサーブ（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：新堀 義之、以下「ベリサーブ」）は、2024年10月3日（木）にベリサーブが開発・提供するトレーサビリティ管理ツール「ConTrack（コントラック）」の新バージョンをリリースしました。

今回の新バージョンのConTrackは、ソフトウェア資産管理を一層強化するための機能を追加しました。新機能として、外部システムからの操作が可能となる「公開API」と、複数のリポジトリに接続可能な「マルチリポジトリ対応機能」を搭載しました。これにより、より柔軟で作業効率の高い構成管理プラットフォームの構築が可能となります。

ConTrackは、このような外部システムとの円滑な連携により、ソフトウェア開発におけるドキュメント管理の自動化を実現させることで、開発プロセスのQCD（Quality／品質、Cost／コスト、Delivery／納期）の向上を強力にサポートします。

https://www.veriserve.co.jp/service/detail/contrack.html

■背景

近年、ITシステムはますます大規模化・複雑化しており、多くの企業がIT投資を行っています。しかし、ソフトウェア開発を担う人材不足もあり、開発効率の向上と品質の確保が大きな課題となっています。

ConTrackは、このような課題を解決するためにシステムの設計情報を可視化し、品質管理を支援するツールとしてご好評いただいています。しかし、過去の設計データが大量にある場合や、頻繁に設計変更が発生する場合には、ConTrackの利用に多くの手間がかかってしまうという課題があり、工数軽減への対応が必要となっていました。

■追加した機能

・公開API
専用のAPIを利用することで、ConTrackに登録されているデータの閲覧や、トレース情報の編集が可能となり、外部システムからConTrackを操作できるようになります。例えば、構成管理リポジトリへのファイルの登録・更新をトリガーにして、情報の分析やタスクの依頼などを自動化する環境を構築することができます。
また、ユーザーは、この公開APIを活用して、さまざまなユースケースでの自動化や効率化を実現できます。

APIを活用した自動化イメージ

・マルチリポジトリ対応機能
グローバルな開発環境や、複数の部門・拠点・企業にまたがるソフトウェア開発プロジェクトでは、「権限設定の容易化」や「システムの負荷分散」などを目的として、複数の構成管理リポジトリが構築されることも多いです。
このような複雑な環境でも活用できるよう、マルチリポジトリ対応機能を追加しました。これにより、1つのプロジェクトから複数の構成管理リポジトリに接続することが可能となり、より柔軟で効率的な開発が実現できます。

■今後の展望

各所に散在するドキュメントをConTrackで一元管理することによって、ドキュメント間の関係性を可視化します。また、ドキュメント更新時に品質維持を目的とした作業を自動的に実施していく"DocOps（Document-Ops）"を実現する基盤の役割をConTrackが担えるようにするために、さまざまな文書管理システムとの連携を強化、拡張していきます。これにより、ソフトウェア開発の大幅なQCD向上に貢献することを目指します。

※DocOps（Document-Ops）

ベリサーブが提唱する新しいドキュメント管理の在り方。システム開発で作られるドキュメントの管理に、DevOpsのコンセプトや技術を流用することで、品質と生産性向上の両立を目指すための手法。

【プレスリリースに関するお問い合わせ先】

広報・マーケティング部　広報課　西村、佐藤

TEL: [phone]

MAIL：[e-mail]

■株式会社ベリサーブについて

設立：2001年7月24日

代表者：代表取締役社長　新堀 義之

本社：東京都千代田区神田三崎町3-1-16 神保町北東急ビル

事業内容：ソフトウェア事業

1.ソフトウェアテスト・品質関連事業

2.サイバーセキュリティ関連事業

3.コンサルティング関連事業

4.ソフトウェア開発関連事業

5.その他事業

URL：https://www.veriserve.co.jp/

※掲載されている製品名、会社名、サービス名は、各社の商標または登録商標です。