三菱総合研究所、中東のエネルギートランジション分野で豪GHD社と連携
中東地域の政府や日系企業を対象にコンサル・ビジネス支援等を開始
1. 背景
世界全体でエネルギートランジションの進行が予想され、水素等の次世代燃料の需要はますます高まることが予測されます。産ガス・産油国を有する中東地域は、再生可能エネルギーの導入ポテンシャルと、CO2貯留キャパシティを兼ね備え、次世代燃料の供給中心地となる可能性を秘めています。中東地域のエネルギー戦略は世界的に大きな影響を及ぼすと言えます。
MRIは2021年にドバイ支店を設立し、中東地域の気候変動対策に係る政策立案支援や関連プロジェクト組成を進めてきました。2023年11月にはUAEのドバイにてCOP28 開催が予定されており、中東地域ではカーボンニュートラルに向けた取り組みが加速しています。
2. 連携事業の概要
MRIの経験と知識(1. エネルギー分野の政策立案に関する知見・ノウハウ、2. 日本企業とのネットワーク等)と、GHDの経験と知識(1. 中東での受注実績、2. エネルギー分野におけるグローバルリソースの調達力およびエンジニアリング能力等)を、互いに共有し、中東地域でのエネルギー戦略の転換に関する新たなビジネス機会を創出するべく、両社は2023年1月にMoUを締結しました。
MRIとGHDは、中東のエネルギートランジション分野の事業において、主に中東地域の政府や日系企業のお客さまを対象に、下記の領域で連携を開始します。
次世代燃料戦略に関するコンサルティング
脱炭素技術の導入支援
本邦企業の脱炭素ビジネス支援
3. 今後の予定
MRIとGHDは、さらに、次の活動において協力関係を強化し、対応を進めます。
エネルギートランジション分野の政策立案および人材育成の支援
中東におけるエネルギートランジション分野の情報発信 など
参考:GHDについて
GHDは、水、エネルギー・資源、環境、不動産・建築、交通等を重点領域として、135カ国以上にサービスを展開し、1万人以上の従業員を有するグローバルエンジニアリングコンサルティング企業です。
GHDは、中東で20年以上の実績を持ち、UAEとカタールに拠点を構えています。文化施設やリゾート施設の設計コンサル、アラビア海のサンゴ保護など幅広い実績を有しており、近年は、水素や廃棄物発電をはじめとする次世代エネルギー分野に注力しています。
本件に関するお問い合わせ先 |
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【内容に関するお問い合わせ】 海外事業本部/ドバイ支店 電話:03-6858-3548 メール:mri_ghd_relation@ml.mri.co.jp 【報道機関からのお問い合わせ】 広報部 メール:media@mri.co.jp |