ふくおかフィナンシャルグループとエメラダが法人決済・与信分野における戦略的パートナーシップを締結

BIZSHIPと連携した法人決済サービスを2025年度中に提供開始予定

エメラダ株式会社

2025年9月22日 15時00分

パートナーシップ締結に至った背景と経緯

エメラダ株式会社（代表取締役猪野慎太郎、以下「エメラダ」）と株式会社ふくおかフィナンシャルグループ（取締役社長五島久、以下「FFG」）は、法人決済・与信領域における新たなソリューションの共同開発・提供を目的に、戦略的パートナーシップに関する基本合意契約（MOU）を締結しました。

近年の金利上昇局面における顧客の預金・決済をめぐる銀行間の競争激化、社会全体で更なるデジタル化への要請の中で、地域金融機関には従来型のサービスに依存しない新たな価値提供が求められています。特に法人領域においては、顧客の日常業務に組み込まれた金融サービスの提供が重要であると両社は捉えております。

本提携により、FFGが有する顧客基盤と金融ノウハウに、エメラダの先進的な技術力・ビジネス構築力を融合させることで、お客さまにとって真に価値あるサービスを創出し、決済・与信領域にとどまらず幅広いデジタル金融サービスの提供を目指してまいります。

パートナーシップの第1弾となるサービス開始について

両社は本パートナーシップの具体的取組みの第1弾として、2025年度中にFFGが提供する法人ポータル「BIZSHIP」上で「請求書起点の法人決済サービス」の提供開始を予定しています。

本サービスは、2026年度に予定されている紙の手形・小切手の廃止を見据え、特に中小企業のお客さまに対して新たな代替決済手段を提供することを目的としております。

お客さまは受領した請求書をアップロードするだけでAI OCRによる自動読取および支払データの作成が可能となり、銀行振込または法人カード決済を選択して支払うことができます。さらに、電子帳簿保存法に対応した取引関係書類の保存・共有機能や承認ワークフロー機能も備え、法人のお客さまの経理・資金管理業務の効率化に資する仕組みとなっております。

今後の取り組み検討について

両社は今回のサービス提供を皮切りに法人版BNPL（Buy Now Pay Later）、アーリーペイメント等を含め、本サービス上で事業者に対する多様な決済・ファイナンス機能の提供を検討していく予定です。

地域金融機関に求められる将来像を見据えエメラダが保有するAI技術を活用した銀行の融資業務や審査業務の効率化・高度化についても協業領域として検討を進めてまいります。また、両社が共同で構築した仕組みについては、他の金融機関への横展開を検討しております。

両社は引き続き協業関係を深化させ、地域金融機関ならではの強固な顧客基盤とフィンテックの革新的な技術力を融合させることで、法人顧客の利便性向上と地域経済の発展に寄与する新しい金融サービスを創出してまいります。

本協業に際しての両社コメント

株式会社ふくおかフィナンシャルグループ執行役員藤井雅博様

「本パートナーシップを通じて、地域金融機関としての強みとフィンテックの技術を融合し、事業者の皆さまに新たな価値をお届けできることを大変嬉しく思います。請求書起点の法人決済サービスは、業務効率化や資金繰り改善に直結するものであり、地域の中小企業の皆さまに広く活用いただけると期待しています。今後もエメラダ社との協業を深め、地域経済の持続的な発展に資するサービスを創出してまいります。」

エメラダ株式会社代表取締役猪野慎太郎

「FFG様との協業を通じ、地域金融機関の信頼基盤と当社の技術力を組み合わせることで、法人顧客の皆さまに実務に根差した新たな金融体験を提供できることを嬉しく思います。第一弾となる請求書起点の法人決済サービスを皮切りに、今後もFFG様と連携し決済・与信領域をはじめ幅広い分野で革新的なサービスを共に創出してまいります。」