ハイブリッドクラウド環境をシンプルにするハイエンド・クラスの機能を備えたコンパクトなIBM FlashSystem 5200を発表

日本IBM

日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山口 明夫)は本日、19インチラック1Uのコンパクトな設計で、物理容量約460テラバイト、最大容量1.7ペタバイトまで搭載でき、NVMeサポートなどハイエンド・クラスの機能を備えたストレージ・システムIBM® FlashSystem 5200を発表しました。FlashSystem 5200は、IBMビジネス・パートナーから提供します。

* 製品写真はこちらからダウンロードいただけます: https://ibm.box.com/s/ugq6nt1ky8kydnqpqavxhquexpa7zbji

お客様のIT環境は、マルチクラウド、マルチベンダーの多様なシステムが複雑に連携するオープンでハイブリッドなIT環境になってきています。ITが複雑になることで生じる課題、コスト、リスクに対応するためには、インフラストラクチャー全体を最適化することに加え、ストレージ・インフラストラクチャーもシンプルにしていくことが求められています。

本日発表したFlashSystem 5200は、IBM FlashSystem製品群では最もコンパクトで、最新のIBM FlashCoreモジュールを搭載し、フラッシュ・ストレージのために最適化された通信プロトコルNVMeをサポートすることで70マイクロ秒未満の応答時間を実現しています。また、Intel、Samsungのストレージ・クラス・メモリードライブをサポートし、統合ストレージ管理ソフトウェアIBM Spectrum Virtualizeを活用すれば、500 を超える異機種のストレージ・システムが混在した環境を統合管理することができます。 

FlashSystem 5200は、ストレージに障害が発生しても別のストレージに切り替えて無停止で業務を継続できる HyperSwap機能により、高可用性を実現します。ハイブリッド・マルチクラウド環境をはじめ、ベアメタル、コンテナなど多様な仮想化したインスタンスで活用でき、他社製品でもシームレスに連携できるため、すべてのワークロードに、優れたパフォーマンスや最適なコスト効率を提供します。

FlashSystem 5200の他の主な特徴は次のとおりです。

  • ハイブリッドクラウド&ハイブリッドコンテナ:FlashSystem 5200は、他のすべてのIBMフラッシュ・ストレージ製品群と同様に、Red Hat OpenShift、Kubernetes用Container Storage Interface(CSI)、Ansible Automation、Kubernetes、およびVMWareやベアメタル環境をサポートします。
  • エンタープライズ向け機能:このシステムには、パフォーマンス向上と運用コストの削減を目的として、複雑なストレージ環境全体を可視化して情報に基づいた意思決定を行うことができるIBM Storage Insightsと、利用者がストレージを統合および管理して1つのプールであるかのように扱えるようにするIBM Spectrum Virtualizeも含まれています。また、サイトで障害が発生した場合に自動フェイルオーバーをサポートするIBM HyperSwapなどのデータ復元機能も含まれています。
  • 容量: FlashSystem 5200の最小データ容量は38TBで、スペースに制約のある環境向けのコンパクトな1Uフォーム・ファクターでは1.7PB(*1)まで拡張できます。
  • スピード:FlashSystem 5200のサイズは従来のストレージ・システムの半分ですが、前モデルよりもI/Oが最大66%高速化し、データ・スループットは40%(*2)高い21GB/秒です。

ストレージ全体でハイブリッドクラウドをさらに進化
IBMは、新しいFlashSystemモデルに加えて、ストレージ製品群全体 (https://www.ibm.com/jp-ja/it-infrastructure/storage) においてハイブリッドクラウド機能を引き続き進化させていく計画を発表しました。

IBMはIBM Cloud Satellite (https://www.ibm.com/cloud/satellite) (*3) のサポートをFlashSystem製品群、IBM SANボリューム・コントローラー、IBM Elastic Storage System、およびIBM Spectrum Scaleにまで拡大させる予定です。IBM Cloud Satelliteにより、企業はクラウド・サービスを、パブリッククラウド、オンプレミス、エッジなどどこにでも、迅速かつシンプルに構築、デプロイ、管理できるようになります。IBM Cloud Satelliteは、統一されたインターフェースを通じて操作できるサービスとして提供され、IBMのパブリッククラウド「IBM Cloud」を介して管理します。

さらにIBMは、お客様がオンプレミス環境とIBMクラウドまたはAmazon Web Servicesとの間の異種混合ストレージ・システムからデータを複製、移行できるようにするソフトウェア、IBM Spectrum Virtualize for Public Cloudを更新する予定であることを発表しました。IBMでは、2021年の第3四半期のベータ・プログラムから、同じ機能をMicrosoft Azureにも拡張することを計画しています。

以上

*1: 重複排除と圧縮が適用されたIBMの社内テストの結果

*2: IBMの社内テスト(FlashSystem 5200には12個のFlashCoreモジュール、512GBキャッシュ、8x32Gb FCポートを搭載、FlashSystem 5100には12個のFlashCoreモジュール、576GBキャッシュ、8x32Gb FCポートを搭載)に基づく性能指標。

*3: IBM Cloud Satelliteの提供時期は決定次第、発表します。

関連ブログ:
すべてをシンプルに変えるストレージ
URL:https://www.ibm.com/blogs/systems/jp-ja/storage-made-simple-for-all/

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会社概要

URL
https://www.ibm.com/jp-ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門二丁目6番1号  虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
電話番号
03-6667-1111
代表者名
山口明夫
上場
未上場
資本金
1053億円
設立
1937年06月