双日、フィリピンの首都・マニラにおけるオフィスビル開発事業に参画
~大手財閥ユーチェンコグループとの協業を通してフィリピンの発展に貢献~
双日株式会社(以下「双日」)は、このたび、フィリピン大手財閥ユーチェンコグループ傘下の主要企業であるHouse of Investments, Inc.(以下「HOI」)が進めるオフィスビル再開発事業「The Yuchengco Centre(ジ ユーチェンコ センター) プロジェクト」(以下「本案件」)に参画すべく、HOI傘下の特別目的会社であるSan Lorenzo Ruiz(サン ロレンツォ ルイーズ) Investment Holdings & Investment Holdings & Services, Inc.(以下「SLR」)に対し、約60億円の増資引き受けおよび株式取得をおこないました。
本案件は、HOIグループが保有・運営しているMapua(マプア)Universityの建物の老朽化・移転にともなう、その跡地を利用した再開発事業です。フィリピンの経済の中心部である首都マニラのマカティ市中心部に、地上27階、地下3階、延床面積約83,710㎡の大規模オフィスビルを建設します。2022年3月に着工予定、2025年6月に完工および賃貸・運営開始予定です。
デザインコンセプトの構築には、日本最大手の建築設計事務所である日建設計を起用しました。敷地の形状を最大限活用した基準階賃貸面積(※1)約4,000㎡(約1,210坪)はマニラ首都圏のオフィスビルにおいて最大級であり、テナントの要望に応じて柔軟に分割可能な可変性の高いフロアプランを提供する計画です。また、建物と敷地利用についての環境配慮認証システムであるLEED認証(※2)や健康とウェルネスに焦点をあてた性能評価システムであるWELL認証(※3)の取得を目指し、サスティナビリティを意識した先進性の高い環境配慮型の開発計画を検討しています。
双日は、ユーチェンコグループおよびHOIをフィリピンでの事業展開における戦略的パートナーとして位置づけています。双日が2019年3月に設立した、中国・吉利汽車の「吉利(GEELY)」ブランド車のフィリピンにおける輸入・販売代理店であるSojitz G Auto Philippines Corporation(ソウジツ ジー オート フィリピン コーポレーション)に、HOIが事業パートナーとして出資参画しており、本案件は同案件に次ぐHOIとの協業案件です。今後さらなる協業・共創の可能性を追求・模索していく方針です。
双日は、これまでの国内外でのオフィス・住宅・工業団地の開発・運営などの実績を活かし、全社方針として掲げている社会の持続的な発展・成長への貢献を目指し、本案件を通じてHOIとともにフィリピンのさらなる発展・活性化に貢献していきます。
(※1)基準階賃貸面積:基準となる1フロアにおける賃貸面積。
(※2)(※3)LEED認証、WELL認証:アメリカの非営利団体U.S. Green Building Councilが開発・運用している、建築・都市環境の性能評価に関する審査・認証をおこなっている国際的システム。LEED認証では建物と敷地利用についての環境配慮が評価されるのに対し、WELL認証は人の健康・ウェルネスの観点で評価される。
(ご参考)
【本案件の開発概要】
事業名称 | The Yuchengco Centre |
事業主 | San Lorenzo Ruiz Investment Holdings & Services, Inc. |
所在地 | 333 Sen. Gil J Puyat Avenue, Makati City, Manila |
敷地面積 | 8,371 ㎡ |
延床面積 | 83,710 ㎡(予定) |
施工床面積 | 131,900 ㎡ (予定) |
規模 | 地上27階、地下3階 |
建物用途 | オフィス、店舗、駐車場 |
工期 | 2022年3月~2025年6月(予定) |
【完成イメージ】
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