国連開発計画（UNDP）総裁補兼アフリカ局長 アフナ・エザコンワが来日

国連事務次長補兼UNDP総裁補兼アフリカ局長のアフナ・エザコンワが、2025年3月２日～５日の3日間、東京を訪問します。今回の訪日の主眼は、世界経済の分断回避と平和秩序の修復、グローバル課題について対話・提案する国際会議である「東京会議2025」に参加することです。

世界秩序の行き詰まりに向き合い国際協調と平和の修復、多国間主義への回帰をどのように働きかけるのか、日本を含む世界のリーダーたちにメッセージを提起する本会議への参加を通じ、貧困や格差、気候変動といった不公正に終止符を打つために闘う国連の主要機関としてのメッセージを発信します。

本年は国連創設80周年の節目であり、8月には日本政府が主導し国連開発計画が共催する第９回アフリカ開発会議（TICAD9）が横浜で開催されます。エザコンワはアフリカ諸国の視点やグローバル社会において台頭するアフリカの影響力を踏まえ、世界が直面する2つの根本的な課題—紛争と多国間主義の脆弱化—にどのように対処すべきか、多国間協力の未来をどのように構築していくべきかを提起します。

また今回の訪日中、エザコンワは、日本の関係省庁や在日アフリカ外交団、NGO関係者、大学、学生やユースグループ、民間セクター代表との対話を通じ、TICADの将来とTICAD9における主要アジェンダについて協議します。アフリカの国々や関係機関の発言と参加を通じて主体性を高め、TICADプロセスにおけるアフリカのオーナーシップを強化する必要性を強調し、世界および地域の開発枠組みとの連携と官民のパートナーシップが必要であると訴えます。

今回の訪日を通じて2025年8月20-22日に横浜で開催されるTICAD９に向けた機運を醸成するとともに、日本における国際協力への理解やアフリカが有する可能性に対する理解が促進されること、また、若者や学生を中心とした次世代を担うリーダーたちが日本とアフリカの関係強化の架け橋となるべく働きかけます。

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UNDP代表団:            

アフナ・エザコンワ国連事務次長補・UNDP総裁補兼アフリカ局長

日程: 2025年3月３-５日

場所: 東京、日本

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滞在中プログラム（公開イベントのみ）:

第２回模擬アフリカ連合会議ローンチイベント

日本で開催される模擬アフリカ連合（MAU）会議は、持続可能な開発やアフリカ諸国間のパートナーシップについて議論するために若い学生たちをエンパワーメントするためのイニシアティブです。

2024年8月23日に開催された日本での第一回模擬アフリカ連合会議（MAU）は、アフリカ開発会議（TICAD）閣僚会議のテーマイベントとして、アフリカ連合の専門的な技術委員会と総会を模擬し、「グリーンなアフリカに向けた若者の解決策」というテーマに焦点を当てました。このイベントには、アフリカの32か国を代表する73名の代表者、32名のアドバイザー、11名の報告者、3名の議長が参加し、28の都道府県から36の日本の大学の学生とオンライン参加者が集まりました。

初回の成功を踏まえ、日本でのMAUを共同開催する国連開発計画（UNDP）、国際協力機構（JICA）、そして上智大学は、アフリカと日本の学生ボランティアからなる組織委員会とともに、第二回目の開催を発表します。

日付：2025年3月3日（月）
時刻: 13時半～14時半

会場: 上智大学四谷キャンパス2号館17階　

言語:日本語 ・英語（同時通訳あり）
詳細: https://www.undp.org/ja/japan/events/launch-2nd-model-au-japan

東京会議2025　公開フォーラム　「国連創設80年に問われる国際協調と平和の修復」

 

言論NPOが主催する本フォーラムでは、国連や多くの国際機関が80周年の節目にあるということを踏まえ、多国間の協力や世界のグローバルガバナンスの修復について、また、世界の民主主義はどこに向かおうとしているのか、といった点について、世界11カ国のシンクタンク代表が参加する他、国家首脳級のスピーカーや国際機関の関係者等、約30名が東京に集まり踏み込んだ議論を行います。

日付：2025年3月4日（火）
時刻: 12時半～18時半

会場: 東京プリンスホテルプロビデンスホール

言語:日本語 ・英語（同時通訳あり）

詳細: 「東京会議2025」公開フォーラム開催概要 / 編集委員会 / 特定非営利活動法人 言論NPO