福井県のDX推進事業で採択された株式会社GATARIが年縞（ねんこう）博物館においてイマーシブガイド（没入感の高い音声コンテンツ）の実証参加者を募集、報道関係者向け体験会を開催します！

ReGACY Innovation Group株式会社

2024年1月18日 10時56分

ReGACY Innovation Group株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：成瀬功一、以下：ReGACY）が事務局を務める福井県のDX推進事業「CO-FUKUI 未来技術活用プロジェクト」（https://co-fukui.jp/）の2023年度プログラムにおいて、採択された株式会社GATARI（本社：東京都千代田区、代表取締役CEO：竹下俊一、以下：GATARI）による、年縞博物館の体験価値向上を目指した、イマーシブガイドの提供が2024年1月24日（水）から開始され、実証参加者を募集、報道関係者向け体験会を開催しますので、お知らせいたします。

「CO-FUKUI 未来技術活用プロジェクト」について

福井県は、「もっと挑戦！もっとおもしろく！」をスローガンに、デジタル技術等を積極的に活用し、仕事やくらしを生産性高く、より魅力的で豊かなものへと変革していく「デジタル・トランスフォーメーション（DX）」を推進しています。「CO-FUKUI未来技術活用プロジェクト」では国内外の企業の革新的な技術・サービスの実証プロジェクトを誘致することで、地域課題の解決が行われ、福井を大胆に変革し、ワクワクドキドキする新しい価値を次の時代に創造することを目的とします。

GATARIによる年縞博物館での実証実験の概要

今回の実証実験では、GATARIによるイマーシブガイドの提供により、年縞博物館が抱える課題の解決を目指します。

福井県の縄文ロマンパーク内にある年縞博物館では、世界一の長さ（45m、約７万年分）を誇る年縞が展示されています。年縞とは、長い年月の間に湖沼などに堆積した層が描く特徴的な縞模様の湖底堆積物で、年代測定や過去の気候や環境の推定に用いられます。年縞博物館で展示されている年縞は考古学や地質学における「世界標準のものさし」として、年代測定の精度を従来より飛躍的に高めた大変貴重なものです。

このように非常に学術的価値の高い展示を有する年縞博物館ですが、年縞の一般的な認知度はあまり高くなく、その価値を理解してもらうために解説員による個別説明などを行っていました。しかしながら、北陸新幹線延伸による更なる観光客の増加が見込まれる中で、限られたスタッフで来館者個々人に応じた対応や多言語対応を行っていくことに課題を感じていました。

この課題に対して、GATARIはMR技術を活用し、新たな人手によらず、多言語対応はもちろん、来館者の行動に応じて変化する、分かりやすさを重視した解説の提供を行います。さらに、臨場感あふれるBGMなど、没入感の高いコンテンツを提供することで、来館者の満足度を高めることも目指します。

実証期間中、コンテンツは無料で提供を行い、体験者に対するアンケート調査等から来館者向けサービスとしての有効性を検証していきます。年縞を通した、約7万年の歴史を振り返る旅を是非お楽しみください。

開催情報

【実証期間】2024年1月24日（水）～同年2月29日（木）

※年縞博物館の開館スケジュールに従いますので、詳細は博物館ＨＰ（http://varve-museum.pref.fukui.lg.jp/）をご確認ください

【場所】福井県年縞博物館　2階（福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1　縄文ロマンパーク内）

【参加費】無料　※体験終了後、アンケートへの協力をお願いします

【主催・企画・制作】株式会社GATARI、福井県年縞博物館

【協力】福井県、CO-FUKUI未来技術活用プロジェクト事業運営事務局、立命館大学古気候学研究センター

【体験の流れ】

・博物館にてスマートフォンの貸出しを受けるか、お持ちのiPhone(XR以降対応(12 pro 以上推奨))にアプリ（Auris）とコンテンツをダウンロードしていただきます。博物館にて配布するチラシのQRコードからダウンロードいただけます。

・アプリでコンテンツを起動し、後は音声に従うだけで音響MRをもちいたイマーシブガイドにより、年縞博物館を高い没入感をもって体験・理解いただけます。

報道関係者向け体験会

本実証について広く周知し、より多くの方に体験いただくために、以下のとおり報道関係者向け体験会を行います。

参加を希望される場合は、以下に従い、年縞博物館へ連絡をお願いします。

また、取材は随時受け付けておりますので、体験会への参加以外の取材につきましても、年縞博物館へ直接お電話、メールにてお問い合わせください。

【体験会日時】2024年1月24日（水）午後2時～（1時間程度）

【集合場所】福井県年縞博物館　１階受付集合（福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1　縄文ロマンパーク内）

【参加申込み方法】

下記【年縞博物館連絡先】の電話番号またはメールへ参加希望の旨を御連絡ください。

なお、メールでの御連絡の場合は、以下を記載いただきますようお願いいたします。

＜メール記載内容＞

タイトル記載事項：メールのタイトルを「【参加希望】1月24日報道関係者向け体験会」としてください。

本文記載事項：以下4点について明記願います。

（１）所属報道機関名

（２）氏名（参加希望者が複数名の場合は、全員分記載願います。）

（３）役職（参加希望者が複数名の場合は、全員分記載願います。）

（４）当日連絡がとれる電話番号（代表者1名だけで構いません。）

【申込期日】2024年1月24日（水）正午まで

【年縞博物館連絡先】

電話番号： 0770-45-0456

メール：varve-museum@pref.fukui.lg.jp

参考：GATARIが開発するMRプラットフォーム「Auris（オーリス）」

デジタルとリアルが融け合う未来のインフラづくりを目指すMixed Reality（MR）※１スタートアップのGATARIは、MRプラットフォーム「Auris（オーリス）」を提供しています。Aurisでは、現実空間をデータ上に再現する「デジタルツイン」※２と自身の現在地を認識する「VPS技術」※３を活用し、スマホカメラで捉えた映像と事前に空間をスキャンしたデータを照らし合わせることで、デジタル空間上に画像や音声データを保存することができ、利用者の位置、視線や動きに応じてデバイスから音声が流れるため、同じ空間にいながら一人一人に合わせた没入感の高い新たな体験の提供が可能となります。

また、「Auris」は、これらの機能をスマホ1台、ノーコードで作成可能、かつ、センサー等の専門設備の導入を必要としないため、施設の高付加価値化を人的・物的コストをかけずに実現することができます。

※１　Mixed Reality（MR、複合現実）：リアル空間とデジタル空間がシームレスに融合し（ミックスされ）、リアルなモノとバーチャルな情報を等価に表示・操作することができる状態のこと

※２　デジタルツイン：物理世界を同スケールでデジタル空間に再現した 3D データのこと

※３　VPS技術：VPS（Visual Positioning Service）。スマホカメラなどで捉えた現実空間の映像から利用者の位置、向きをリアルタイムに特定する技術のこと

▼福井県年縞博物館について