父親の教育参加、母親はどう見る?学校行事61.8%、勉強を教える52.3%

株式会社DeltaX

株式会社DeltaX(本社:東京都千代田区、代表:黒岩 剛史)が運営する塾選びサービス『塾選』は、子どもを持つ母親を対象に「父親の育児・教育参加」についての調査を行いました。

調査結果サマリー

・去年の父の日に夫が子どもからプレゼントをもらった割合は37.6%

・父親は子どもの育児に参加していると感じている母親の割合は85.7%

・父親は子どもの教育に参加していると感じている母親の割合は76.7%

・父親が参加していると思う”教育”の内容は、「学校行事に参加する」が首位

塾選編集部総まとめ

家族のかたちはさまざまですが、近年は「父親の育児・教育への関わり」に注目が集まっています。

今回の調査からは、父親は育児・教育に当事者として関わり、頑張っていることがわかりました。

父親はどのくらい関わっている?

母親の54.6%が「夫は育児に関わっている」と感じており、「時々関わっている」と答えた人も31.1%にのぼります。

 教育については「関わっている」が43.4%、「時々」が33.3%という結果でした。

育児では半数以上、教育でも4割以上の父親が一定の関わりを持っているという実感が示されています。

父親の関わり方をフラットに見る

父親の参加は「手伝い」や「サポート」と捉えられがちですが、家庭内の役割に優劣はありません。おむつ替え、夜泣き対応、送り迎え、勉強のフォローなど、日常の中で父親も当事者として関わっています。

教育面での具体的な関わり

父親の教育参加内容としては、「学校行事への参加」が61.8%と最も多く、「勉強を教える」(52.3%)、「塾の送り迎え」(31.3%)と続きます。家庭内だけでなく、学校や塾といった外部との接点でも父親の存在感が見られます。

「プレゼントなし」の回答が最多で48%にのぼる

「父の日に子どもからプレゼントを受け取った夫」は回答者の38%

約4割の家庭で、父の日に夫が子どもからプレゼントを受け取ったという事実が確認できます。

「プレゼントを受け取っていない」と回答した割合が48%で最多

半数近くの家庭では、父の日にプレゼントが贈られていません。

「はい」の割合(38%)よりも10ポイント高く、プレゼントをしない家庭の方が多いという結果が出ています。

「覚えていない・わからない」との回答が10%存在

父の日のプレゼントについて明確に記憶・認識していない人が1割を占めます。

父の日の行動が印象に残っていない、または日常の中で特別な行事とされていない可能性があります。

父親の育児参加、過半数が実感 ─ でも“時々”派も3割超

過半数が「父親は育児に参加している」と実感

55%の人が「はい」と回答しており、父親の育児参加はある程度社会に浸透しつつあることがわかります。かつての「母親が育児の主担当」という時代から変化が進んでいる可能性があります。

「時々」や「いいえ」も約半数(45%)を占める

31%が「時々」、14%が「いいえ」と回答していることから、まだまだ父親の育児参加には濃淡があることも見て取れます。つまり「参加している父親」と「参加が不十分な父親」が共存している現状が浮かび上がります。

父親の「育児参加の質」が問われる時代に

「時々」31%という数字は、父親が育児に関わってはいるが、継続的・積極的な関わりには至っていないケースも多いと考えられます。単発的なサポートではなく、日常的な育児への関与が求められているのかもしれません。

「父親が教育に参加している」と感じる人は44%

「はい」と答えた割合が最も多い(44%)

約半数近くの人が、父親は子どもの教育にしっかり参加していると感じていることがわかります。現代の父親像として、教育への関わりが積極的になっている傾向がうかがえます。

「時々」と答えた人も多い(33%)

3人に1人は「時々参加している」と回答しており、父親の関わり方にはムラがある場合もあると考えられます。日常的にではないものの、何らかの形で関わっているケースも一定数あることを示しています。

「いいえ」と答えた人も一定数いる(23%)

約4人に1人は「父親が教育に参加していない」と感じており、まだ課題も残っていることがわかります。
忙しさや家庭内の役割分担など、父親の関与を難しくしている要因が背景にある可能性も考えられます。

最近では、父親も子どもの教育に積極的に関わる姿勢が一般的になりつつあります。実際、44%の人が「はい」と答え、33%の人が「時々」と回答しています。一方で、依然として23%の人が「いいえ」と答えており、すべての家庭で十分な関与が実現しているわけではないことも浮き彫りになりました。

父親の参加を促す工夫やサポートのあり方が、今後ますます重要になりそうです。

【父親が教育に参加している内容とは?】

※「夫に対する妻からの回答(複数回答可)」として、100人中何%が該当したかを示しています。

この調査結果から、父親が子どもの教育に関与している内容の中で最も多かったのは「学校行事に参加する」であり、全体の61.8%を占めていました。次いで多かったのは「勉強を教える」で52.3%と、半数以上の父親が家庭学習の支援を行っていることがわかります。これらの数値から、父親の教育参加は主に「学校関連イベント」や「家庭学習の直接支援」といった場面で多く見られることが示されています。

一方、「塾の送り迎えをする」は31.3%で、約3人に1人の父親が塾通いをサポートしています。また、「塾選びに参加する」(18.7%)、「進学先の相談にのる」(17.5%)といった進路や塾に関する意思決定への関与は2割未満にとどまっています。さらに、「学習計画を立てる」(12.1%)、「学校見学をする」(9.2%)、「受験情報の収集」(8.6%)といった、学習や進学に向けた戦略的・計画的な行動についても、いずれも1割前後にとどまっていました。

また、「塾弁を作る」(1.7%)や「その他」(2.0%)のような家事的なサポート活動においては、関与している父親の割合は非常に低く、全体の中でもごく少数派であることが確認できます。

以上のように、数値データからは、父親の教育参加は、学校行事や勉強のサポートといった特定の場面に集中する傾向が見られました。一方で、進学先の選択や情報収集、日々の準備といった場面では、やや関わりが少ない様子もうかがえます。

調査概要

調査名:通塾影響調査
調査目的:通塾による影響の実態を理解する
調査方法:インターネット調査
調査委託先:株式会社クロス・マーケティング
調査対象:全国の子どもがいる500世帯
調査期間:2025年4月

※掲載しているグラフや内容を引用する場合には、「塾選調べ」と明記し、『塾選』(https://bestjuku.com)へのリンク設置をお願いします。

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業種
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本社所在地
東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント 19F
電話番号
03-4520-6590
代表者名
黒岩 剛史
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2022年06月