Nordic Semiconductor、nRF93M1スマートモデムをグローバル展開、Cat 1 bis IoT開発を容易にする認証取得済みソリューションを提供

nRF93M1およびnRF93M1 Development Kitを、Nordicの販売代理店を通じて世界各国で提供開始

ノルディック・セミコンダクター株式会社

低消費電力ワイヤレス接続ソリューションのグローバルリーダーであるNordic Semiconductorは、2026年3月のMobile World Congress(MWC)で発表したマルチリージョン対応のスマートモデムモジュール「nRF93M1-LABA」が、Global Certification Forum(GCF)への準拠を完了し、一般提供を開始したことを発表しました。あわせて、ピン互換およびソフトウェア互換でグローバルバンドに対応する「nRF93M1-LACA」のサンプル提供も開始します。これらの製品により、開発者は地域ごとにハードウェアを再設計することなく、Cat 1 bis対応IoTデバイスを世界各国の市場へ展開するための期間を短縮できます。

 

シンプルな開発とグローバル展開を両立

nRF93M1は、Cat 1 bisの開発を妨げてきたさまざまな課題を解消するために設計されています。これには、開発ツールの分断、サプライチェーン上のリスク、ドキュメントの一貫性不足、さらに開発者自身で構築する必要があったクラウド統合などが含まれます。nRF93M1では、任意のホストMCUをUARTまたはUSB経由で接続し、個別の統合作業を行うことなく、わずか数分で安全にnRF Cloudへ接続できます。このシンプルさは、グローバル規模への展開にも引き継がれています。GCF認証の取得とnRF93M1-LACAの提供により、開発者はハードウェア、ファームウェア、クラウド統合を再設計することなく、マルチリージョン対応製品から真のグローバル展開へ移行できます。

 

チップからクラウドまで、AI支援による開発を簡素化

nRF93M1 Development Kitを使用した開発は、nRF Connect SDKおよびNordicのAI支援型開発フローによってサポートされ、ファームウェアの立ち上げや設定を迅速化できます。最初のプロトタイプ開発から、実環境で稼働するデバイス群の展開まで、nRF Cloudのデバイス管理、オブザーバビリティ(可観測性)、FOTA(Firmware Over-the-Air)アップデートなどのサービスが、製品ライフサイクル全体をサポートします。また、これらはすべてEUサイバーレジリエンス法(Cyber Resilience Act:CRA)に準拠しています。Nordic以外に、製品ライフサイクル全体にわたり、ハードウェア、ソフトウェア、開発ツール、クラウドサービスを一体として提供するサプライヤーは他にありません。

 

データ量の多い実用アプリケーション向けに設計

nRF93M1は、フリート管理およびテレマティクス、資産追跡およびシェアードモビリティ、POS(販売時点情報管理)端末、ヘルスケアおよび遠隔患者モニタリング、ゲートウェイおよびデータコンセントレーター、スマートエネルギーおよびスマートメーターなどの用途をターゲットとしています。Nordicはすでに、これらのアプリケーション分野において主要顧客との協業や製品への採用に向けた設計作業を進めています。

 

Nordic SemiconductorのLong-Range担当Senior Product DirectorであるKristian Saetherは、次のように述べています。「GCFをはじめとする各種認証を取得すると同時に、ピン互換性を維持したままグローバルバンド対応製品を提供することで、お客様はnRF93M1-LABAを使用したマルチリージョン対応デバイスから、nRF93M1-LACAによる世界規模の展開へ、PCBやソフトウェアに一切変更を加えることなく移行できます。nRF93M1がもともと備えている立ち上げの容易さと組み合わせることで、Nordicと協業するメリットを実際の開発現場で実感していただけます」

 

Cat 1 bisを容易に実現する2つのアプローチ

nRF93M1は、nRF91M1とともにNordicのスマートモデムシリーズを構成する製品で、開発者が選択した外部ホスト・アプリケーションMCUと組み合わせて使用します。その一方で、NordicはアプリケーションMCUを利用できるオープンな製品シリーズも提供しています。現在、このシリーズにはnRF9151モジュールが含まれており、今後はアプリケーションMCUをチップ上に直接統合したnRF92 Seriesも加わる予定です。どちらのアプローチも、共通のnRF CloudおよびnRF Connect SDKを基盤としているため、開発者は使用するツールやサービスを変更することなく、自社の設計に最適な統合方法を選択できます。

 

提供について

nRF93M1 Development Kitは、nRF93M1とNordicの超低消費電力SoC「nRF54L15」をホストMCUとして組み合わせています。また、ATコマンドインターフェース、PPP、USBを介して、各種組み込みホストや高機能OSを搭載したホストと組み合わせて使用することも可能です。このDevelopment Kitには、アプリケーションサンプルのほか、Onomondo SIMおよびLTEアンテナがあらかじめ搭載されており、開発者はわずか数分でモバイルネットワークおよびnRF Cloudへの接続を開始できます。

 

nRF93M1 Development Kitは、本日よりNordicの販売代理店を通じて世界各国で提供されます。マルチリージョン対応スマートモデム「nRF93M1-LABA」も販売代理店を通じて注文可能で、量産出荷は2026年9月に開始する予定です。グローバルバンド対応の「nRF93M1-LACA」は、2026年9月からサンプル提供を開始し、2026年末までに量産を開始する予定です。早期アクセス用サンプルについては、各地域のNordicの営業担当者までお問い合わせください。

 

GCFおよびCE認証はすでに取得を完了しており、地域ごとの認証およびモバイル通信事業者による認証についても、主要顧客向けの量産立ち上げに間に合うよう取得を進めています。

 

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Nordic Semiconductorについて

Nordic Semiconductorは、低消費電力ワイヤレス接続ソリューションにおけるグローバルリーダーであり、ハードウェア、ソフトウェア、開発ツール、クラウドによるライフサイクルサービスまでを網羅した包括的なプラットフォームを提供している。これにより、接続型製品の開発を簡素化・加速するとともに、製品ライフサイクル全体にわたって信頼性の高い性能を実現しています。1983年に設立され、本社をノルウェーに置くNordicは、世界中で約1,450名の従業員を擁しています。Bluetooth® Low Energy(Bluetooth LE)のパイオニアとして業界を牽引してきた同社は、セルラーIoT、Wi-Fi、Matter、Thread、Zigbee、DECT NR+、NTN/衛星通信などへとワイヤレスソリューションの領域を拡大してきました。2025年には、Memfaultの買収によりチップからクラウドまでをカバーする提供価値を強化し、高度なデバイス監視機能やクラウドベースのオブザーバビリティを、同社の包括的なワイヤレス製品ポートフォリオに追加しました。Nordicの技術およびソリューションは、コンシューマー、ヘルスケア、産業分野において、安全性が高く、拡張性に優れ、エネルギー効率の高い接続型製品の実現を可能にし、よりスマートでつながる世界の発展を支えています。詳細はこちらをご参照ください。

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会社概要

URL
https://www.nordicsemi.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都港区東新橋2-9-1 CIRCLES汐留 6F
電話番号
03-6435-7564
代表者名
ジョン・ケニー
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2017年06月