製造業の調達業務を7割削減 山九と共同開発の新サービス「ロジファイ」提供開始
サプライチェーンの複雑化に対応 業務プロセスを一本化しレジリエンスの向上に寄与
デジタル貿易プラットフォームの開発・提供を手がける株式会社STANDAGE(東京都港区、代表取締役社長:足立彰紀、以下スタンデージ)は、山九株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:中村公大、以下山九)とともに、製造業向けに製造部品の調達業務効率化を実現する新サービス「ロジファイ」の提供を開始しました。不安定な世界情勢が続く昨今、サプライチェーンの構造が複雑化したことで、製造業にとって調達業務効率化の重要性が増しています。本サービスはスタンデージのデジタル技術と山九のロジスティクス機能を掛け合わせることで、製造業の部品発注や在庫管理、仕入れ先との決済に至るまで、調達業務フローを効率化するだけでなく、棚卸資産のオフバランスや資金繰り改善にも寄与します。
- 「ロジファイ」開発の背景
一方で、昨今の世界情勢の不安定化の影響を受け、製造業各社がサプライチェーンの見直しをはかったことで、構造が複雑化・多様化し、これまで以上に調達業務の効率化やレジリエンスの向上が重要になってきています。
製造業における調達では、発注・物流・決済といった業務をそれぞれ個別の手法やシステムで管理することが常態化しています。そのため、プロセスが進む都度、個別の作業や対応が発生し、調達業務を煩雑にする一因となっていました。
こうした背景から、スタンデージと山九がそれぞれの強みを持ち寄り、またファイナンス面では大手金融機関の協力を得ることで、「ロジファイ」の開発・提供に至りました。
本サービスは異なる業務プロセスの窓口を一本化し、一括で請負・管理できるスキームを両社で構築したことで、調達業務の課題解決に貢献するものです。また、大手金融機関各社と協力することで、部品調達の際に必要な資金のタイムリーな調達も実現します。
サービス提供開始以前の実証では、本サービスの仕組みを導入することで、調達手数料50%、調達作業時間70%の削減に成功しています。
- 「ロジファイ」の概要
具体的なサービス内容と2社の役割は下記のとおりです。
■サービス内容
①調達業務の代行:部品発注業務、物流・在庫の管理
②ファイナンスサービスの提供:仕入れ先との決済代行、部品在庫のオフバランス
■各社の役割
スタンデージ:輸出入業者として貿易必要書類の手配および決済業務(自社開発システム活用)
山九:輸出入通関業務、保管および輸送にかかる一切の業務
提携金融機関:トレードファイナンス(債権譲渡契約)によるユーザンスの提供
スタンデージと山九は、本サービス「ロジファイ」の提供および拡大を通じて、より多くの製造業の調達業務改善に貢献してまいります。
- 山九について
- スタンデージについて
◇「デジトラッド」サービス公式サイト:https://standage.co.jp/digitrad
設立 2017年3月
代表者 代表取締役社長 足立 彰紀
資本金 5億4,824万円(2億7,262万円の資本準備金を含む)
URL https://standage.co.jp/
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