【イベントレポート】かつてない大雪の中で開催された上杉雪灯篭まつりで「東北一番桜よねざわプロジェクト」がいくつもの“雪の桜”を咲かせました！

大雪による交通機関の乱れがあったなか「上杉雪灯篭まつり」の伝統を、次世代へ受け継ぐためプロジェクトを敢行。美しくライトアップされた“雪の桜”を会場内に咲かせました。

プラットヨネザワ株式会社

2025年2月26日 14時30分

地域の魅力を実力に変える観光まちづくり法人、プラットヨネザワ株式会社(所在地:山形県米沢市、代表取締役宮嶌浩聡、以下プラットヨネザワ)と一般社団法人米沢観光コンベンション協会(所在地:同市、会⻑小嶋彌左衛門)は、2025年2月8日～9日に米沢市で実施された東北最大級の冬の風物詩「第48回上杉雪灯篭まつり」において、会場を訪れたお客さまに東北の春の訪れを体感していただく「東北一番桜よねざわプロジェクト」を実施しました。

■「上杉雪灯篭まつり」「東北一番桜よねざわプロジェクト」とは？

山形県米沢市で毎年2月に開催される、東北を代表する最大級の冬のお祭り「上杉雪灯篭まつり」は2025年に48回目となる開催を迎えました。伝統あるお祭りでありながらも「地域人口の減少」や「祭りの意義を住民に伝えられていない」、そして近年の記録的な小雪などの影響によって、開催規模が年々縮小傾向にあるという課題がありました。

私たち「東北一番桜よねざわプロジェクト」は、2024年から、それらの課題に対し、長く受け継がれてきた地域の大切な伝統を次世代に受け継ぎ、保存していくための取り組みを実施しております。地域の子どもたちや学生に、お祭りを執り行う意味を伝え、また実際に参加してもらえる場所をつくる。そして、まだお祭りを知らない地域内外のお客さまに向けて、上杉雪灯篭まつりの魅力を積極的にPRしていくためのプロジェクトとして、2025年もいくつもの施策を実施いたしました。

■お祭り会場内に咲いた、“雪の桜”！

●上杉伯爵邸前での「桜の木ライトアップ」

2024年12月、雪灯篭まつりの会場である上杉神社境内・松が岬公園にある赤い橋「菱門橋」が老朽化によって崩落した事故を受け、来場者の安全を最優先し、昨年から会場を変更してライトアップを行いました。

大雪が降り積もる中でのライトアップとなりましたが、ピンク色に照らされた桜の木々と雪が、まるで満開に咲き誇った桜のように、美しい姿となりました。風に舞う雪もまるで桜吹雪のよう。足を止めて、写真を撮影する方々の姿を多く目にすることができました。

長い上杉雪灯篭まつりの歴史において、春の訪れを感じさせる新しいフォトスポットとして、訪れた多くのお客さまに喜んでいただきました。

●初の取り組み「みんなで咲かせる！願いの桜」メッセージボードの展示

今年初の取り組みとして、お祭り会場内にある文化施設「伝国の杜」において、地域のみなさまから「願いごと」のメッセージをお寄せいただき、桜の木をあしらった特設ボードに掲示し「みんなで咲かせる！願いの桜」も実施いたしました。

メッセージボードの横には、冬のうちから花を咲かせる桜として知られる「啓翁桜」を展示。みなさんの願いごとで桜の花をひとつひとつ咲かせていただきつつ、美しい啓翁桜の姿を見て、春を待ちわびる気持ちをご共感いただけるスペースといたしました。

2日間のみの実施でありましたが、私たちの想定以上に多くの方々からメッセージをお寄せいただき、満開の桜とすることができました。「伝国の杜」でのボード展示が終わった後は、上杉神社境内にある米沢観光コンベンション協会にて、本物の桜が咲く4月中旬ごろまでご覧いただくことができます。

（願いの桜メッセージ展示場所）※2025年4月中旬ごろまで展示予定
一般社団法人米沢観光コンベンション協会

〒992-0052 山形県米沢市丸の内 1-4-13 上杉神社内「臨泉閣」1F

GoogleMapはこちら：https://maps.app.goo.gl/aUsEHW5KGLkngq2s7

●人気スポット「花手水ライトアップ」もパワーアップ！

地域のお花屋さん(花の店艶さん)にご協力いただき、上杉神社の手水（ちょうず）を花と光でいっぱいにする「花手水ライトアップ」コーナーも、2024年に引き続き実施しました。

「啓翁桜」はもちろんのこと、色とりどりの花と光が散りばめられた手水場は、きびしい寒さの中、上杉神社へお参りに来られた方々をおもてなしする美しいスポットへと姿を変えました。

■今後の展開について

2年目となる「東北一番桜よねざわプロジェクト」を実施し、さまざまな企画をお届けすることができました。上杉雪灯篭まつりは、雪が降る冬の時季に開催するお祭りだからこそ、年々変動する天候状況に左右されてしまうことは致し方ありません。それでも私たちは「伝統の上杉雪灯篭まつりを次世代に受け継ぐこと」を目的とし、今後もお祭りを体感いただく機会を創り続けていきたいと思います。