【クマ財団ギャラリー】スマートフォンの写真から世界を紐解く、実験的プロジェクト。アーティスト・岡碧幸の個展『イン・サイチュ・絶対』を8月29日(木)から開催!
クマ財団が支援する若手クリエイターたちの発表の場・クマ財団ギャラリーにて、アーティスト・岡碧幸による個展『イン・サイチュ・絶対』を8月29日(木)〜9月2日(月)の5日間開催します。
クマ財団の活動支援生11名にクマ財団ギャラリーを自由に利用する機会を提供し、自身の創作のプレゼンテーションを行うシリーズ企画「KUMA selection2024」。その第8弾として、アーティスト・岡碧幸による個展『イン・サイチュ・絶対』を8月29日(木)〜9月2日(月)の5日間開催します。
岡碧幸 個展『イン・サイチュ・絶対』
2024年8月29日(木)〜9月2日(月)
「イン・サイチュ(in situ)」とは、ラテン語で「その位置において」を意味し、生物学や工学、化学など様々な学問分野で、実験や観測の条件描写のために使用される用語です。本展覧会は、アーティストの岡碧幸が2022年から始めた「写真を撮る」という作品シリーズを中心にしたものです。作家本人、その家族、友人知人、会ったこともない他人が、過去に地球上の様々な地点でスマートフォンで撮影した写真や映像を、「今ここ」を手がかりとしながら並べ替えていきます。データの互換性と個人の絶対性を行き来しながら、こんにちの記録や歴史を扱います。
※本展は撮影者のプライバシー保護の観点から会場での作品撮影に制限があります。
岡 碧幸(Miyuki Oka)
事物の並び替えによって解体される文脈と生成される意味に注目しながら、インスタレーションや映像を制作、実験的デザインやパフォーマンス的介入を行う。近年の個展に「立体交差」(空間、札幌、2024)、「借りた眠り/写真を撮る(000000-235959, 20210224-20230224)」(北千住BUoY、東京、2023)、グループ展に「Theater der Welt (United Institute)」(応用美術館ほか、フランクフルト、2023)、「Künstlerische Projekte rund um den Olympiasee」(オリンピアパーク、ミュンヘン、2022)、「遠いだれか、ことのありか」(SCARTS、札幌、2021)。北海道大学農学部卒、英ロイヤルカレッジオブアート修了(MA)。武蔵野美術大学特任研究員。
Webサイト: https://miyukioka.com
Instagram: https://www.instagram.com/occkka/
岡碧幸のインタビュー記事はこちら|https://kuma-foundation.org/news/10082/
【クリエイターコメント】
展示には、2022年に起こったロシアのウクライナへの本格的な軍事侵攻を受けて制作した作品が含まれます。侵攻が始まった当初私は北海道におり、ロシア、近いな、と思ったのを覚えています。
本展示会の作品は時間を扱ったもののように見えますが、それと同等かそれ以上に、場所、位置を持つこと、移動することを扱ったもののように思います。作品は、人がスマートフォンを使わなくなったときに別の意味を持つものなんだろうと思いますが、それでも今日見てもらえたら嬉しいです。
参考作品
Information
タイトル|イン・サイチュ・絶対
出展作家|岡 碧幸
会 期|2024年8月29日(木)〜9月2日(月)
開館時間|12:00 - 19:00 ※最終日は17:00まで
料 金|無料
W e b|https://kuma-foundation.org/gallery/event/in-situ-zettai-miyukioka/
会 場|クマ財団ギャラリー
〒106-0032 東京都港区六本木7-21-24 THE MODULE roppongi 206
MAP: https://goo.gl/maps/4u3mdpTyS3o6dqB57
▼車椅子でお越しの方へ
入口に段差がございますので、スタッフがご案内いたします。
当日ご来館の際に下記のお問い合わせ先よりお電話にてご連絡ください。
主 催|公益財団法人クマ財団
お問合せ|クマ財団事務局
Mail: contact@kuma-foundation.org / Tel: 03-6721-7798(平日: 11:00 - 19:00)
「KUMA selection2024」とは?
公益財団法人クマ財団は、25歳以下の学生クリエイターを対象とした「クリエイター奨学金」、奨学金の卒業生を対象とした「活動支援事業」を通して、次世代を担うクリエイターの育成に取り組んでいます。
「活動支援事業」は、企画書ベースでの選考を行い、クリエイターのステップアップに繋がる個展開催費や滞在制作費、作品制作費など幅広い活動を支援する助成金です。
そんな「活動支援事業」の一環として、活動支援生によるシリーズ企画「KUMA selection」を2024年5月から9月にかけて開催します。これまで支援をしてまいりました活動支援生の有志11名にクマ財団ギャラリーを自由に利用する機会を提供し、個展や公演、ライブ、上映会などを各クリエイターが企画して発表します。
様々なジャンルで創作活動に打ち込み、新しい価値を創造しようと試みる若手クリエイターのプレゼンテーションを毎月2〜3名ずつ行います。この機会にぜひご高覧ください。
今後の出展予定クリエイター
石島 響(メディアアート)9月中旬開催予定
多摩美術大学大学院修了後、ベルリン芸術大学大学院New Media修士修了。ベルリンを拠点に活動中。インスタレーション、映像、キネティックやインターネットアート等多様な表現を用い、芸術と社会の相互作用性、メディアにより生じる個人の認識/感情への影響についての研究と芸術実践を行っている。見えていないものを想像させる体験や現象、身体感覚などを扱う。
倉敷 安耶(絵画)9月中旬開催予定
2020年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了。現在は東京と京都を拠点に活動。一貫して、肉体という個別の物質、あるいは付属するカテゴライズによって絶対に断絶された孤独な存在のひとつであるという自覚を持ち、他者との距離について制作を行ってきた。転写技法を用いた平面作品を主軸にした他、儀式的なインスタレーションやパフォーマンスなどを用いる。
沖田 愛有美(絵画 / 工芸)9月下旬開催予定
漆をメディウムとした絵画作品を制作している。絵画や工芸の区分にもとづく還元主義的な表現の規範化を回避し、自然界の現象や様々な種、それらと非人間の境界など複数の要素が複雑に結びつき絡まり合う様子を生きる描画材料との協働によって描き出す。
クマ財団ギャラリーについて
活動支援生による「KUMA selection」と
クリエイター奨学生による「KUMA experiment」の2本を軸に、
年間を通して若手クリエイターの作品を発信!
クマ財団ギャラリーは、クマ財団が支援するクリエイター奨学生ならびに活動支援生の作品発表の機会を提供することを目的に、2022年4月に東京・六本木にオープンいたしました。
クマ財団が行う「クリエイター奨学金」に採択されたU25の学生クリエイターのプレゼンテーションの場として、10月〜翌年3月にグループ展シリーズ「KUMA experiment」を開催。また、その卒業生である活動支援生によるシリーズ企画「KUMA selection」を5月〜9月にかけて実施し、年間2シリーズを軸に展覧会・イベントを展開しています。文化とアートの中心の一つである六本木で、当財団が支援する若手クリエイターの情報を発信し、若い才能が持つ無限の可能性を社会と繋げていきます。
クマ財団ギャラリー
Web|https://kuma-foundation.org/gallery/
住所|〒106-0032 東京都 港区 六本木 7-21-24 THE MODULE roppongi 206
アクセス|日比谷線・大江戸線「六本木」駅徒歩4分、千代田線「乃木坂」駅徒歩7分
MAP: https://goo.gl/maps/4u3mdpTyS3o6dqB57
▼車椅子でお越しの方へ
入口に段差がございますので、スタッフがご案内いたします。当日ご来館の際に下記のお問い合わせ先よりお電話にてご連絡ください。
クマ財団について
公益財団法人クマ財団
株式会社コロプラ創業者である馬場功淳が2016年に設立した、次代を担う若きクリエイターの活動を支援・助成することを目的とした財団です。25歳以下の学生クリエイターを対象とした「クリエイター奨学金制度」の制定を主軸に、勉強会・交流会といったインプット機会の提供や、制作した作品の展覧会など発表の場の提供。加えて卒業生を対象とした助成金「活動支援制度」などあらゆる側面から創作活動を支援しています。
Web|https://kuma-foundation.org/
住所|〒106-0032 東京都港区六本木7-21-24 THE MODULE roppongi 203
Mail|contact@kuma-foundation.org
Tel|03-6721-7798
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