日独でレーザーフュージョン発電プラントのエンジニアリングを推進 京都フュージョニアリングとFocused Energy、覚書を締結

フュージョンエネルギーの実現に不可欠な基盤技術を開発し、エンジニアリングと商用化を統合的に手掛ける京都フュージョニアリング株式会社(本社:東京都大田区、以下「KF」)は、レーザー駆動型慣性フュージョンエネルギーを開発するFocused Energy GmbH(本社:ドイツ・ダルムシュタット、以下「FE」)と、日独のフュージョン産業間の協力強化に向けた覚書(MoU)を締結しました。
■フュージョン反応を、発電プラントとして成立させる
商用のフュージョン発電プラントには、フュージョン反応を起こすだけでなく、燃料の供給・回収、トリチウムの増殖、熱の取り出し、そしてプラントを長期にわたり安全に運転し続けるためのシステムが必要です。
FEは、スケーラブルな燃料ターゲットの製造から発電プラントの統合設計まで、レーザーフュージョンの産業化を進めています。KFは、トリチウム燃料サイクル、増殖ブランケット、プラズマ加熱システム、プラズマ対向機器、システムインテグレーションなど、フュージョン反応を発電プラントとして成立させるためのシステムのエンジニアリングを担います。
■覚書の概要
本覚書のもと、FEとKF(ドイツ・カールスルーエを拠点とする子会社Kyoto Fusioneering Europe GmbH(以下「KFEU」)を含む)は、以下の分野での協力を検討します。
技術協力:
-
燃料・ターゲット技術、トリチウム燃料サイクル、極限環境向け材料、計測など、レーザーフュージョン発電プラントに関わる分野での情報交換および共同開発の可能性の検討
ドイツのフュージョン研究拠点との連携:
-
KFEUを中心とした、ドイツのフュージョン研究・イノベーションエコシステムにおける協力
-
日独両国における両社のネットワークを活かした研究・実証・産業分野での機会の発掘と、フュージョンのサプライチェーン構築
■Focused Energy CEO トーマス・フォルナーのコメント
レーザーフュージョン発電プラントの建設は、世界規模の取り組みです。京都フュージョニアリングが持つ燃料サイクル、トリチウム取扱い、ブランケットエンジニアリングの経験は、私たちのレーザーフュージョンの取り組みを補完するものであり、本パートナーシップはドイツと日本のフュージョン協力にとって重要な一歩となります。戦略的なパートナーシップとたゆまぬ実行こそが、フュージョンを科学的なブレイクスルーから産業としての現実へと変えていきます。
■京都フュージョニアリング 代表取締役社長 世古圭のコメント
フュージョンエネルギーは、フュージョン反応を支えるさまざまな技術がひとつの発電プラントとして連携してはじめて実現します。当社のエンジニアリングによってFocused Energyのレーザーフュージョンへの道のりを支え、KFEUを通じてドイツのフュージョン・エコシステムに貢献できることを誇りに思います。本覚書は、日本とドイツにおけるフュージョンエネルギーの未来をともに築いていくという決意の表れです。
■ Focused Energyについて
Focused Energyは、ドイツ・ダルムシュタットに本社を置き、ベルリン、オースティン、サンフランシスコに拠点を持つ独米のフュージョン企業です。2021年にダルムシュタット工科大学のエコシステムから生まれ、30か国以上から集まった約200名の科学者・エンジニアが在籍しています。フュージョン技術を研究から産業応用へと進め、産業界・学術界のパートナーとともに、2030年代半ばまでにドイツ・ビブリスで世界初のレーザーフュージョン発電プラントを建設することを目指しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 電気・ガス・資源・エネルギー
- ダウンロード
- プレスリリース素材
このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます
