幻の国産蚕「太平長安」が紡ぐ未来
〜「Reborn The Silk プロジェクト」拡大中〜
日本和装ホールディングス株式会社(東証スタンダード上場/証券コード2499、本社:東京都港区)がCSR活動の一環として取り組む養蚕支援「Reborn The Silk プロジェクト」は、3年目を迎え、順調に拡大を続けています。
同プロジェクトは、長らく幻とされてきた国産蚕「太平長安(太平×長安)」を復刻し、蚕の飼育から製糸、製織、染色を経て反物を作り、着物や帯として着物愛好家へ届けることで、国産シルクの流通を構築していきます。

「Reborn The Silk プロジェクト」は開始以来 着実に成長を遂げており、2023年の2箱(約4万粒)から、2025年は6箱(約12万粒)、2026年は10箱(約20万粒)を予定するなど生産規模を拡大。将来的には年間200箱(約400万粒)の太平長安(太平×長安)の育成を目指し、国内の養蚕業の支援に寄与してまいります。
希少品種の蚕の育成には、長野県の養蚕農家・竹内慶子さんや、150年以上の歴史を持つ山梨県のアシザワ養蚕が協力。特にアシザワ養蚕の芦澤洋平社長が立ち上げた「日本サステナブルシルク協会」が運営する「日本シルクワーカーズ.net」との連携により、新たな協力会社との取引が生まれ、国内養蚕業を未来へつなぐ支援の輪が広がっています。
今後もこのつながりを通じて、持続可能な日本のシルク産業の発展に貢献していきます。
また、同プロジェクトはこの春、新たなステージへと進みます。
「Reborn The Silk プロジェクト」から生まれた太平長安(太平×長安)の生糸を用いて、次世代の職人が創作した着物や帯が、日本工芸国技保存会主催の「第1回 国技展(日本工芸国技保存会展覧会)」にて紹介されることが決定しました。
国技展は、3月の高松巡回展を皮切りに全国13会場を巡回予定。幻の蚕が紡ぎ出す、上品な光沢としなやかな風合いを持つ美しい作品の数々を、ぜひ会場でご覧ください。

日本和装ホールディングスは、今後も「Reborn The Silk プロジェクト」を通じ、養蚕業の支援と和装文化の継承に尽力してまいります。
【太平長安(太平×長安)】
日本の蚕糸業に貢献した片倉製糸紡績(現 片倉工業株式会社)開発による富岡製糸場全盛期の名品種。国内はもちろん、世界中から高い評価を受けていましたが、現代では幻の蚕となり、貴重な卵は大日本蚕糸会に引き継がれて維持保存されています。太平長安(太平×長安)の蚕が紡ぎ出す糸は細く丈夫で、ハリと軽さを併せ持つ美しい生地になるといわれています。


■会社概要
日本和装ホールディングス株式会社
事業内容 きものや帯の販売仲介業。全国で無料の着付け教室を展開(卒業生22万名超)
本社所在地 東京都港区六本木6-2-31六本木ヒルズノースタワー5F
代表 代表取締役専務 鶴野 尚史
上場区分 東証スタンダード市場(証券コード2499)
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