100年に一度の大変革期の競争優位性の鍵を握る脱炭素。実践知で応える自動車製造・販売業に特化した脱炭素講座を提供開始

人材育成を通じて企業の脱炭素経営を支援する株式会社スキルアップNeXt(本社:東京都千代田区、代表取締役:田原 眞一、以下「スキルアップNeXt」)は、研修プログラム「GX入門講座」のオプションカリキュラムとして、主要16に特化した「業界別講座」の提供を開始します。第一弾として、自動車製造・販売業界に特化した脱炭素の入門講座を本日から提供します。
CASE革命の鍵を握るのは4つの要素と脱炭素の連携
世界の温室効果ガス(GHG)排出量の約15%を占める輸送部門。その中核を担う自動車製造・販売業界は今、100年に一度と言われる大変革期にあります。CASE革命において4つの要素を脱炭素という軸でいかに深く連携させ、社会全体の持続可能性に貢献する新たなモビリティサービスとして実装できるかは、企業の競争力を向上させる必須戦略となっています。
多くの企業が直面する脱炭素推進の概念と具体の間にある”業界の壁”
東証プライム上場企業を中心に8割の企業が「脱炭素化に全社的に着手したものの、実行に移せていない」と回答しています。(ボストンコンサルティンググループ「BCG カーボンニュートラル・インデックスレポート 2024」)ここには、脱炭素推進において多くの企業が直面する「業界横断の総論は理解できても、自社特有の事情に落とし込めず、具体的な推進に着手できない」という“業界の壁”という課題が存在しています。
業界特有の課題やアプローチの理解が脱炭素推進の鍵
自動車製造・販売業界は部品調達から顧客による製品の使用、廃棄までを含めたScope3排出量が全体の9割以上を占め、特に燃料燃焼での排出が大部分を占めます。この業界特有の排出構造により、走行時だけでなく、走るまで(燃料の採掘から供給に至る全工程)のCO2を評価・削減する「Well to Wheel」の視点が非常に重要です。このように排出構造、脱炭素における主要課題、そして有効なアプローチのすべてが、他業界とは全く異なる特性を持っています。そのため、脱炭素の総論に加えて、業界特有のGHG排出構造や課題、アプローチを深く理解することが、脱炭素を推進し、企業の競争力を高める確かな一手となります。
本講座では、「Well to Wheel」の概念や、排出削減に最も直接的かつ効果的なアプローチである「パワートレインの根本的な変革」を支える主要な技術アプローチ等を具体的に理解することができます。また、単なる知識提供に留まらず、「業界として取り組む課題の構造的な理解」→「法制度などその構造が成立している背景の理解」→「業界特有のリスクとチャンスの把握」という学習プロセス自体が脱炭素推進に必要な思考のフレームワークとして機能します。受講企業が具体的なアクションプランを描き、実行するための、強力な羅針盤となります。

講座概要
これまで提供していた「GX入門講座」の基本カリキュラム(第1~6章)に、オプションカリキュラム(第7章)として「業界別講座」を追加します。
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名称:業界別講座
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対象: 企業の経営層、経営企画、サステナビリティ・GX推進担当者、全従業員
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学習形式: eラーニング
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価格:5,500円/1名(税込)
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カリキュラム:
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自動車製造・販売業とGXの背景
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自動車製造・販売業を取り巻くGX政策・規制とステークホルダーの要求
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車両・パワートレインのGX
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製造・サプライチェーン・車両のライフサイクルのGX
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モビリティサービスとカーボンニュートラル社会
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業界別講座の詳細はこちら▶https://green-transformation.jp/course/gx/beginner/
スキルアップNeXtについて
スキルアップNeXtは、「スキルアップGreen」でGXを体系的に学べる講座や、GX推進に必要な知識やスキルを測る「GX検定」で企業のGX推進をワンストップでサポートしています。
https://green-transformation.jp/

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