グリーンメチル、NTT西日本が運営する「QUINTBRIDGE」で実践型共創ワークショップを開催 プロジェクトリーダー・経営層など30名が参加
認知科学を基盤に、個人と組織に働く現状維持の構造を可視化し、共創を前進させるGOALとコミュニケーションを設計

株式会社グリーンメチル(本社:埼玉県さいたま市大宮区、代表取締役:小林良太)は、2026年5月19日(火)、西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)が運営するオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」にて、実践型共創ワークショップ「チームの成果を最大化させるための“場づくり”とは ― 共創が加速する実践型ワークショップ ―」をQUINTBRIDGEと共催しました。
本ワークショップには、新規事業や共創プロジェクトを担うプロジェクトリーダー、マネジメント層、経営層など、実参加者30名が参加しました。
当日は、認知科学の考え方をもとに、人や組織に現状維持が生じる仕組みを理解したうえで、参加者自身の意思決定、組織のGOAL、日常のコミュニケーションへと段階的に適用しました。知識を学ぶだけではなく、自社や自身のプロジェクトにおいて変化や共創を止めている構造を言語化し、次の行動を検討する実践形式で実施しました。
終了後には、企業・組織への導入相談、継続的な情報交換、協業や共創に向けた対話が生まれました。

◾️開催結果:プロジェクトリーダー・経営層など30名が参加し、共創に向けた対話が始動
今回のワークショップは、異なる組織、役割、専門性を持つ人々が集まる共創の場において、対話を一過性の交流で終わらせず、具体的な意思決定と行動へつなげることを目的として開催しました。
プログラムは、認知科学の概念を一方的に説明する講義形式ではなく、全体講義、個人ワーク、認知テスト、グループ内での共有、QUINTBRIDGEの事例紹介を組み合わせて構成しました。
主に、以下の3つのフェーズを扱いました。
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人の判断と行動に影響する認知原則を理解する
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認知原則を自分自身の仕事や意思決定へ適用する
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個人の認知を、組織のGOALとコミュニケーションへ適用する
ワークショップ冒頭のCheck Inでは、状況を外側から評価する「観客」と、自ら関与して行動する「主役」の違いを共有しました。
その後、人が情報やイメージから感情・身体反応を生み出す仕組み、慣れ親しんだ状態を維持しようとする傾向、自分が重要だと認識した情報を優先的に捉える仕組み、過去の前提によって新しい選択肢が見えにくくなる状態などを、身近な事例や認知テストを通じて整理しました。
参加者は、「自社やプロジェクトで現状維持の力が働いている場面」をポストイットに書き出し、グループ内で共有し、過去の経験や現在の条件から未来を考えるのではなく、先に実現したいGOALを設定し、そのGOALから現在の意思決定や行動を見直す方法を扱いました。
組織への適用では、個人のGOALと組織のGOALの接続、「自分たちなら実現できる」というチームとしての共通認識、GOALの実現を前進させるコミュニケーション、次の行動を設計するフィードフォワードについて検討しました。
最後のCheck Outでは、「今日最も受け取ったことは何か」を一人ひとりが言語化し、グループ内で共有しました。異なる役割を持つ参加者が、共通の視点から組織や共創の停滞要因を捉え直し、それぞれの経験や課題を共有したことは、次の意思決定や行動を検討するための初期的な接点となりました。
◾️背景:共創や組織の行動が停滞する構造的要因
企業や共創プロジェクトでは、優れた技術、アイデア、専門人材がそろっていても、意思決定や実行が進まないことがあります。
例えば、次のような状況です。
会議では合意したものの、その後の行動につながらない共創や協業の必要性は理解されていても、具体的な検討が進まない新しい提案よりも、過去の成功体験や既存事業の判断基準が優先される関係者によって、目指している状態や優先順位が異なる失敗や変化に伴うリスクが強く意識され、新しい選択肢が見えにくくなるプロジェクトリーダーや一部の経営層に、判断と推進が集中する
こうした課題は、個人の能力や意欲だけを原因として説明できるものではありません。
人は、過去の経験、現在の役割、所属する組織、評価基準、重視しているGOALなどをもとに、目の前の情報を選択しています。同じ課題や事業を見ていても、立場や経験によって、認識する可能性やリスクは異なります。
また、人には、慣れた判断や行動の範囲を維持しようとする傾向があります。市場や顧客ニーズが変化していても、組織の判断基準やコミュニケーションが過去のままであれば、新しい選択や行動は生まれにくくなります。
個人の認知の違いが、組織の役割、評価制度、人間関係、コミュニケーションと結びつくことで、組織全体の意思決定や実行の停滞として現れます。
そのため、共創を前進させるには、人を集めたり、知識を提供したりするだけではなく、個人と組織のGOAL、情報の捉え方、判断基準、コミュニケーションの構造を整理する必要があります。
◾️実施内容:認知科学に基づき、現状維持を生む認知の構造を可視化し、GOALと行動を再設計
グリーンメチルでは、組織を「個人の集合体」として捉えています。
組織の意思決定や文化は、制度や組織図だけによって形成されるものではありません。一人ひとりが何を重要だと認識し、どのような前提で判断し、どのような言葉を交わすか。その積み重ねが、組織の実行速度、関係性、心理的安全性、組織文化として現れます。
今回のワークショップでは、Health Focus Methodが扱う領域のうち、身体データの解析は行わず、認知科学・行動心理学に基づくマインド領域に絞ってプログラムを構成しました。
解決に向けて重視したのは、以下の3点です。
1.現状維持を個人の意欲ではなく、構造の問題として捉える
メンバーが行動しない理由を、意欲や能力の不足として評価するだけでは、根本原因は見えません。
現在の行動が、どのような過去の経験、判断基準、役割、評価、関係性によって維持されているのかを可視化することで、変化を止めている構造を整理します。
2.現状の外にGOALを設定し、現在の前提を見直す
過去の経験や、現在保有している資源だけを基準に未来を考えると、現在の延長線上にある選択肢しか見えにくくなります。
そこで、先に実現したいGOALを設定し、そのGOALの視点から、現在の前提、意思決定、行動を見直します。GOALが変わることで、重要だと認識する情報や、検討対象となる技術、人材、企業、事業機会も変化します。
3.個人のGOALを組織のGOALと接続し、チームの行動へつなげる
組織の目標を外部から与えられたものとして受け取るだけでは、行動が受け身になる場合があります。
個人が実現したい状態と、組織が目指す未来とのつながりを整理することで、自分の役割と次の行動を主体的に考える土台をつくります。
さらに、「自分にはできる」という個人の認識を、「自分たちなら実現できる」というチームの共通認識へ広げ、GOALの実現を前進させるコミュニケーションを設計します。
今回、参加者が自身の組織やプロジェクトに現状維持が生じている場面を言語化し、個人と組織のGOAL、日常のコミュニケーションまで検討したことは、課題を一般論で終わらせず、次の意思決定と行動へつなげる起点になったと捉えています。
また、終了後に導入相談、継続的な情報交換、協業や共創に向けた対話が生まれたことは、今回のワークショップが、単なる知識提供にとどまらず、各社の具体的な課題を検討する初期接点として機能したことを示しています。
一方で、単発のワークショップだけで組織変革や共創が完了するものではありません。
重要なのは、ワークショップで整理したGOALや判断基準を、会議、1on1、事業開発、プロジェクト推進など、日常の意思決定と行動へ継続的に実装することです。
▼NTT西日本様 ワークショップ
◾️今後の展開
グリーンメチルは今後、共創施設における参加者向けプログラム、企業内の新規事業・経営企画・人事・プロジェクトチーム向けワークショップ、VC・CVCによる投資先企業支援などへ、本プログラムを展開してまいります。
提供にあたっては、一律の研修を実施するのではなく、各組織が抱える課題、参加者の役割、目指す状態に応じて内容を個別に設計します。
今回のワークショップでは、認知科学に基づく組織支援の知見を活用しました。今後は、Health Focus Methodを基盤に、生体データやAIを含む多層的な情報も統合しながら、人と組織の状態を多面的に捉えるパフォーマンス設計へと展開します。
グリーンメチルは医療・ヘルスケア領域で蓄積してきた生体データ解析の知見も有しています。認知科学・行動科学に加え、生体データとAIを統合したLongevity AI Companyとして、人と組織が本来の機能を発揮できる状態の実現に向け、企業・医療・共創施設を横断した社会実装を推進してまいります。
◾️開催概要
イベント名
チームの成果を最大化させるための“場づくり”とは ― 共創が加速する実践型ワークショップ ―
開催日時
2026年5月19日(火)
会場
NTT西日本が運営するオープンイノベーション拠点「QUINTBRIDGE」
参加人数
30名
参加対象
プロジェクトリーダー、事業担当者、マネジメント層、経営層
実施内容
認知科学・行動科学を基盤に、成果を生み出すチームの構造や意思決定の仕組みを学び、自身の組織やプロジェクトへ実践可能なアクションを設計するワークショップ。
関連サービス:Health Focus Method for Corporate
Health Focus Method for Corporateは、経営者・幹部・チームが本来の機能を発揮し、自走する組織をつくるための組織変革メソッドです。
認知科学・行動科学・コーチング理論を基盤に、組織のGOAL、意思決定、行動変容、コミュニケーション構造を整理し、経営者依存から脱却した組織づくりを支援します。共創ワークショップ、経営者・幹部向け組織変革ワークショップ、次世代リーダー育成、投資先企業向けの組織支援など、目的に応じたプログラム設計が可能です。
本リリースに関するお問い合わせ
お問い合わせフォーム:https://greenmethyl.com/contact/
企業情報
社 名:株式会社グリーンメチル
所在地:〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-378
代 表:小林 良太
設 立:2021年2月1日
資本金:8,730万6316円(資本準備金を含む)
事業内容:ヘルスデータおよび医療テクノロジーを活用したヘルスケアサービスの開発・運営、Medi Tec Hub、MTH Assistant、Health Focus Method等の提供
主なサービス:Medi Tec Hub、MTH Assistant、Health Focus Method
公式サイト:https://greenmethyl.com/
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