福井県南越前町と獣害対策に関する実証研究開発事業の連携協定を締結 ― AI・ロボット技術を活用した地域課題の解決へ

学校法人大阪経済大学

2026年6月22日(月)、大阪経済大学は福井県南越前町と「獣害対策に関する実証研究開発事業」の連携協定を締結しました。

近年、野生動物による被害は農作物にとどまらず、人命や地域住民の安全にも関わる社会課題となっています。南越前町でもツキノワグマやニホンジカなどによる被害への対応が重要課題となっており、本協定は、同町が有する地域での実践的な知見と、本学情報社会学部のAI・ロボット・衛星通信などの先端技術を融合し、より効果的で持続可能な獣害対策の実現を目指すものです。

左から、福井県南越前町 仲倉典克町長 、情報社会学部 安彦智史准教授、山本俊一郎学長


協定式では、南越前町の仲倉典克町長と本学の山本俊一郎学長が協定書に署名し、今後の連携に向けた期待を述べました。

仲倉町長は、「獣害対策は農業を守るための取り組みから、人命を守るための取り組みへと重要性が高まっています。今回の協定を契機として、獣害対策だけでなく、学生の皆さんにも南越前町を訪れていただき、地域との交流や新たなつながりへと発展することを期待しています」と述べました。

山本学長は、「本学では情報技術やデータ活用を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。大学、自治体、地域、企業、学生が連携する『共創』によって、地域課題の解決と学生の実践的な学び、新たな価値の創出につなげていきたいと考えています」と挨拶しました。

AIとロボットを活用した実証研究を推進

続いて、本学情報社会学部の安彦智史准教授が、実証研究開発事業について説明しました。近年は高齢化や耕作放棄地の増加、狩猟者不足などを背景に、人と野生動物の生活圏の境界が曖昧になり、獣害問題は農作物被害だけでなく地域住民の安全を脅かす課題へと変化しています。

本事業では、これまで実施してきた音や光などによる忌避実験で明らかになった「動物の慣れ」「効果範囲の限界」「管理にかかる人手」といった課題を踏まえ、固定型・人力中心の対策から、AIやロボットを活用した自律型の獣害対策へ発展させる研究を進めます。

令和8年度は、主に次の3つの研究開発に取り組みます。
・AIにより対象動物を判別し、安全性に配慮した「AIくくり罠」の研究開発
・移動型ロボット「ウルフムーバー」を活用した広域での獣害抑制に関する実証実験
・四足歩行ロボットを活用した山間部や不整地での自律パトロールの実証実験

さらに、カメラ映像のAI解析やクラウドでのデータ蓄積・管理を組み合わせ、将来的には動物の出現情報を可視化するマップの運用なども視野に入れ、地域全体で獣害対策に取り組む仕組みづくりを目指します。

本学は今後も南越前町との連携を通じて、先端技術を活用した地域課題の解決に取り組むとともに、学生の実践的な学びの機会を創出し、産官学連携による新たな価値の創出を推進してまいります。

大阪経済大学

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上場
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資本金
-
設立
1932年09月