FromプラネットVol.128<耳そうじに関する意識調査>
耳そうじしてもらうなら…男性は配偶者、女性は“プロ”にしてほしい
~どっちが多数派?…耳そうじの二大定番 “耳かき派” vs “綿棒派”~
~どっちが多数派?…耳そうじの二大定番 “耳かき派” vs “綿棒派”~
国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第128号として、耳そうじに関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。
- やりすぎ注意!…耳そうじを「毎日」する人が1割超
はじめに、ふだんどのくらいの頻度で耳そうじをするかを聞きました(表1)。最も多かったのは「週に1回程度」で約3割。さらに、“週に1回以上”を合計すると、3人に2人近くを占めました。
気になるのは「毎日」が1割を超えていること。耳そうじのしすぎはかえってよくないと言われますが、それにもかかわらず、どうして「毎日」してしまうのでしょうか。そこで、耳そうじをする理由を聞いたところ(表2)、1位は「耳のかゆみや違和感解消のため」。本来的な目的と思われる「耳を清潔にするため」を大きく上回りました。衛生上の理由より、「かゆみや違和感」が気になって、つい耳そうじをしてしまう人が多いんですね。また、ひんぱんに耳そうじをすることで、耳孔が刺激され、かえって気になってしまう悪循環も起きていそうです。
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男性の耳そうじは加齢臭の影響?
一方男性は、40代・50代のみ「毎日」が1割を超えているのが特徴的。“週に1回以上”計も40代・50代がピーク。“中年”にさしかかると、男性はまめに耳そうじをしだすようです。耳の裏側あたりからよく出ると言われるのが、いわゆる“加齢臭”。40代・50代の男性がよく耳そうじをするのも、もしかしたら、加齢臭を気にして意識的に耳をケアしているからかも…?
- 耳そうじ「自分でする」が9割超も…男性が最も耳そうじしてほしい相手とは
そこで、もし誰かに耳そうじをしてもらうとしたら誰にしてもらったらうれしいかを聞いてみました(表4)。すると、男性と女性とでは明らかな違いがあったのです。
男性では「配偶者・パートナー」が3割を超えて1位。「恋人」が1割を超えて、これに続きました。これに対し、女性の1位は「耳かき専門店のスタッフ」で、「配偶者・パートナー」は2位。さらに、男性で1割を超えた「恋人」はわずか2%でした。その反面、「自分以外の人にしてもらいたいとは思わない」が女性では7割を超え、男性を大きく上回ったのです。“恋人に耳の中なんて見られたくない” “どうせなら第三者のプロにきれいにしてほしい”と、大半の女性は思っているようです。
- 男性のささやかな望み?
表3を振り返ると、実際に耳そうじを「配偶者・パートナー」にしてもらっている男性はわずか4%。女性はここぞという機会に、配偶者や恋人の耳そうじをしてあげれば、予想以上に喜んでもらえそうです。
- 高齢層の男性は“耳かき派” 、若年層の女性は“綿棒派”
“耳かき派”と“綿棒派”は、年代によっても傾向が違いました。性年代別では、昔ながらの“耳かき派”が男女ともに年代が高いほど多数。一方、「綿棒」は女性の20代〜40代で高いのが特徴で、男性は、若年層でも「耳かき」のほうが高くなっていました。かつては耳そうじと言えば耳かきが主流。綿棒で耳そうじをする習慣は比較的新しく、若年層の女性に特に支持されているようです。
- メイクにもペットのケアにも
1位はみぞや細かい部分などの「掃除」、2位は「(耳以外の)体のケア」、3位は「傷の手当て」でした。しかし、男女別では順位が異なり、女性では「掃除」に次いで、「メイク(化粧)」が2位。3人に1人以上が使っていました。
具体的な使い方を自由回答で聞いてみると、アイメイクやネイルに愛用している女性が多いことがわかります。メイク以外でも、「炊飯器の内ブタのみぞ」や「加熱式たばこのクリーニング」など、意外なところで活躍しているようです。「愛犬の目やにを取るとき」とあるように、ペットのケアに使っている人も。動きの読みにくいペットも、綿棒なら安全かつ衛生的にケアできそうですね。
● 炊飯器の内ブタのみぞ部分がとても汚れるけど、綿棒を使うときれいになってうれしい。(女性・20代) ● ベビー綿棒を加熱式たばこのクリーニングに使っている。(男性・40代) ● 綿棒でアイシャドーをまぶたの上で伸ばすと、お化粧がしっかりできる。(女性・50代) ● ネイルをするときに、綿棒があるときれいにできる。(女性・20代) ● 綿棒はプラモデル制作に使っています。細かいところの塗装や接着するときに使います。(男性・50代) ● 愛犬の目やにを取るときに使います。また、愛犬の耳そうじも綿棒でしますが、されているときの顔が変顔になるのが面白くてかわいいです!(女性・40代) |
- 耳そうじで “ストレス解消”…やりすぎで耳鼻科のお世話にも
子どもの頃、耳そうじをしてもらった思い出を読んでいると、ほっこりした気持ちになります。誰かに耳そうじをしてほしくなるのは、懐かしい記憶と結びついているからかもしれませんね。
● 耳そうじは趣味みたいなものです。ひんぱんにするのはよくないと言われていますが、気持ちいいので、ついやってしまいます。 (女性・60代) ● 子どもの頃母がしてくれた耳そうじが大好きでした。大人になっても3日に一度はしています。2週間に一度くらいのほうがいいようですが、やめられません。ストレス解消にもなっていますので。(女性・70代以上) ● 娘の耳そうじが趣味。2か月に一度するのだが、たくさん耳あかを溜めていてくれるので楽しみ。(女性・50代) 【 “綿棒派” のこだわり】 ● 耳そうじに使っている綿棒はスパイラル黒綿棒。よく取れること、取れた耳あかがよくわかるところが気に入っています。先がスパイラル状なので耳あかを奥に押し込む危険性も少なく安心して使えます。(女性・50代) ● ワイシャツの胸ポケットの中には常に綿棒を入れて、湿ったときにケアして、スッキリさせています。耳の中も清潔で、綿棒は手放せません。(男性・40代) ● 綿棒は自分の耳にフィットするものを選んでいるつもりだが、フィット感のあるものは少ない。綿球の硬さと大きさにいろんな選択ができればいいと思う。(男性・60代) 【耳鼻科のお世話に…】 ● 友人が耳の中でカラカラ音がすると耳鼻科に行ったら、耳そうじに使った綿棒のカスが少しずつ溜まったせいだった。耳そうじには安いものではなく、しっかりした作りの綿棒でないとダメだと聞いた。(女性・50代) ● 耳かきのしすぎで耳の中にしっしんができて大変な思いをし、耳鼻科で耳そうじをお願いするようになりました。カメラで耳の中を確認しながら機械で吸い取ります。すっきりして気持ちがいいです。(女性・40代) 【子どもの頃の耳そうじ】 ● 母さんに耳そうじをしてもらうと、気持ちよくて寝てしまった子どもの頃の記憶があります。娘を出産した今、私と同じように、耳そうじをすると眠たくなる娘がいます。(女性・20代) ● 子どもの頃は母親にしてもらい、若い頃はパートナーにしてもらっていた。今は独り身なので自分でするけれど、できれば誰かにしてもらいたいです。残念ながらお願いする人がいないので…。(男性・60代) ● 子どものとき親がしてくれる耳そうじが好きでなく、体をこわばらせてやってもらっていた。耳かきタイムが終わる合図が耳かきから綿棒に切り替わるとき。その安堵感と綿棒の心地よさは今も覚えている。(男性・40代) |
調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「耳そうじ」に関する意識調査を実施。
期間:2020年1月27日~29日、インターネットで4,000人から回答を得ています。株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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