尾崎世界観がコロナ禍で書き上げた渾身の中篇小説「母影(おもかげ)」を、新潮12月号に一挙掲載!
11月7日(土)発売の新潮12月号に、尾崎世界観の文芸誌初となる中篇小説「母影(おもかげ)」(原稿用紙150枚)が掲載されます。
人気ロックバンド、クリープハイプのヴォーカル・ギターとして活躍する、尾崎世界観氏。2016年に書下ろしで発表した半自伝小説『祐介』をはじめとして、気鋭作家としての顔でも知られる尾崎氏による、文芸誌では初となる中篇小説「母影(おもかげ)」が、新潮12月号に一挙掲載されます。
コロナ禍でライブ活動の制限を余儀なくされるなか、ひとり小説に向き合い完成させた原稿用紙150枚の渾身作。本人曰く、これまでに書いてきた小説のうち、もっとも長いものになったそうです。書くことへの勇気をめぐるこの作品に、ぜひご注目ください!
【あらすじ】
主人公は小学校低学年の女の子。母子家庭で育った彼女は、学校に友達がおらず、放課後の時間をもっぱら母親の働くマッサージ店の空きベッドで過ごしている。カーテンの向こうでお客さんを施術して「直してあげる」母親は、昔は女性客の相手もしていたはずなのに、次第に店に来るのがおじさんばかりになってきて……。
【著者について】
尾崎世界観(おざき・せかいかん)
1984年、東京生まれ。2001年結成のロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル・ギター。12年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。16年に刊行された初小説『祐介』(文藝春秋)は、「アメトーーク!」で読書芸人大賞のひとつに選ばれるなど、大きな話題となった。
著書に『苦汁100%』、『苦汁200%』(ともに文藝春秋)、『泣きたくなるほど嬉しい日々に』(KADOKAWA)。千早茜との共著に『犬も食わない』(新潮社)。対談集に『身のある話と、歯に詰まるワタシ』(朝日新聞出版)。
【タイトル】:新潮2020年12月号
【発売日】11月7日(土)
【体裁】468ページ、A5判
【本体定価】1273円(税別)
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