ロート製薬との共同開発を経て、フツパーが研究開発向けAIエージェント「リアラボAI」を本格展開へ

〜 データ整備から実験ロボット制御まで一気通貫。PoCで終わらない、R&D現場実装の基盤を提供 〜

株式会社フツパー

株式会社フツパー(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長CEO:大西 洋、以下「当社」)は、研究開発向けAIエージェント「リアラボAI」の本格展開に向けた取り組みを始動したことをお知らせします。

本サービスは、ロート製薬株式会社(以下「ロート製薬」)との共同開発プロジェクトを通じて実用性を検証・確認し、今後の発展に向けた取り組みを進めています。

製薬・化学・食品・化粧品・エネルギーなど幅広いR&D領域を対象に、データ構造化から実験装置・ロボット制御までを一気通貫でつなぐAIエージェント基盤の構築を目指します。

■開発背景:「PoCで終わるAI」が、R&D現場の共通課題に

生成AIや機械学習の急速な普及を受け、研究開発(R&D)領域でもAI活用への期待が高まっています。一方で、多くの企業でAI導入がPoC(概念実証)どまりとなっており、実運用に至らない状況が続いています。

その主な要因として、データの散在・非構造化、AIとロボット・実験装置の分断、属人化した研究ノウハウの継承困難、そして「実験計画」から「実行・検証」までを包括するシステムの不在が挙げられます。

当社は、これらの課題を解消し、AIを研究開発の現場で「実際に動かす」ための基盤として、リアラボAI実用化に向けた研究開発を進めてきました。

リアラボAIとは

リアラボAIは、「Real(現実)」「Labo(研究室)」「AI」を組み合わせた造語であり、カーネギーメロン大学・金出武雄教授(当社技術顧問)の監修のもと開発された統合型AIエージェントです。自然言語の対話だけで、データ探索から解析、処方設計、実験ロボット制御までを自律的に実行します。

単なるテキスト生成AIではなく、物理空間で実際に動く「フィジカルAI」として設計されており、以下3つの柱で構成されています。

① データ構造化・統合DB

論文・処方箋・過去の実験ノートなど、テキストと画像が混在する非定型ドキュメントから情報を自動抽出し、AIが活用しやすい形に構造化・統合します。数十万件規模のデータからでも、意味検索によって質の高い情報を効率的に引き出すことが可能です。

② エージェントによる知見活用

研究者とAIの対話履歴から、思考プロセスや指摘事項を自動抽出してデータベースに蓄積。使えば使うほどAIが企業固有のナレッジを学習し、新人研究員でもベテランと同等の知見を引き出せる環境を実現します。

③ 実験装置・ロボットとの連携

世界中で導入されている実験ロボット(Chemspeed等)と連携し、チャットベースの自然言語指示だけで動作プログラムを自動生成。APIが存在しない既製品でも、独自モジュールにより遠隔制御を実現します。適正条件が不明な新規原料でも、AIが自律的に複数条件を試行・学習し、最適な動作プログラムを構築します。

■ロート製薬との共同開発実績

当社はロート製薬との共同開発プロジェクトにおいて、バイオインフォマティクスの複雑な一連の処理をAIが自動で実行する「標的探索AIオーケストレーター」を構築しました。R&Dにおいて必須となる標的探索プロセスの抜本的な効率化を実現し、研究開発AIの実用性を確認しています。

株式会社フツパー代表取締役社長CEO 大西 洋

「リアラボAIは、研究開発の現場で『実際に動く』ことにこだわって開発してきたAIエージェントです。ロート製薬様との共同開発を通じて、データ整備から実験装置の自動制御まで、一気通貫で研究プロセスを支援できることを実証できました。今後は製薬・化学・食品をはじめとする多くのR&D現場に届け、研究者が創造的な仕事に集中できる環境づくりを支援していきます。」

ロート製薬株式会社 基盤技術研究部 データサイエンスグループリーダー
フィトサイエンス研究所 チーフサイエンスデザイナー 羽賀 雅俊 氏

「研究における仮説構築から解析・報告までのプロセスが属人的で時間を要する点に課題を感じ、共同開発に至りました。リアラボAIにより、従来約20日かかっていた工程が最短2日へ短縮可能となるなど、大きな手応えを得ています。同様に、研究発信の技術シーズを実際の製品に落とし込む処方検討にもAIエージェントと自動調整ロボットを活用することで、より短期間で高度なものづくりができると考えています。これらの両輪を回していくことで、今後はより高度かつ革新的な研究開発の動きを推進していきたいと考えています。」

■CEATEC AWARD 2025 ネクストジェネレーション部門賞 受賞

リアラボAIは、2025年10月に開催されたCEATEC AWARD 2025において、ネクストジェネレーション部門賞を受賞しました。本賞は、関係学会と専門メディアで構成する審査委員会が、イノベーション性・実用化可能性・社会貢献度・市場性等を総合的に評価して授与するものです。医薬・化粧品・食品などヘルスケア・バイオ分野の研究開発課題を解決し、研究者が創造的業務に集中できる環境を創出する点が高く評価されました。

■対象領域と提供プラン

リアラボAIは、製薬・化学・エネルギー・食品・化粧品など幅広いR&D領域に対応します。「入力データ+ノウハウ=課題解決」という共通フレームをベースに、業界ごとに必要なデータを差し替えることで、同一基盤上で横展開が可能な設計です。

提供は、スモールスタートから段階的な完全実装まで対応する3ステップで構成しています。

PLAN 1|標的探索(SaaS)

サブスク型で短期間にAIエージェント導入の効果を検証

PLAN2|処方開発(カスタム)

各社プロセスに最適化したAIエージェントを構築

PLAN3|実験ロボット制御(カスタム)

実験自動化・装置連携まで一気通貫で実装

製薬・化学・食品・化粧品・エネルギーをはじめ、幅広い業界からのお問い合わせをお待ちしています。

■関連イベントのご案内

展示会出展

2026年4月21日(火)〜23(木)開催の「ファーマIT&デジタルヘルス エキスポ 2026」に出展します。リアラボAIをメインに展示予定です。ぜひブース(東8ホール:8V-04)にお立ち寄りください。

主催カンファレンス登壇

2026年5月21日(木)、フツパー主催「最新テクノロジーを確かな労働力に-Next製造DXカンファレンス」(オンライン開催・参加無料)にて、代表取締役社長CEO 大西 洋が登壇します。リアラボAIやロート製薬様との自律制御AIの取り組みについてもご紹介する予定です。 

詳細・申込:https://hutzper.com/seminar/factorydx-202605/

■リアラボAI紹介動画・製品詳細

【将来の見通しに関する注記】なお、本リリースには将来の見通しに関する記述が含まれています。これらは現時点での判断・仮定に基づくものであり、経済環境の変化・競合動向・技術革新等のリスク要因により、実際の結果と異なる場合があります。

株式会社フツパー

株式会社フツパー

証券コード:東証グロース市場(478A)
本社所在地:大阪市淀川区西中島1丁目11番16号 新大阪CSPビル北館4階
代表者:代表取締役社長CEO 大西 洋
設立:2020年4月1日
資本金:8.26億円(資本剰余金含む 19.9億円)
人員数:95名(2025年12月現在)※アルバイト・インターン含む
事業内容:製造業向けAIサービスの提供
URL:https://hutzper.com/
お問い合わせ:info@hutzper.com

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会社概要

株式会社フツパー

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URL
https://hutzper.com/
業種
情報通信
本社所在地
大阪市淀川区西中島一丁目11番16号 新大阪CSPビル北館4階
電話番号
06-7777-2552
代表者名
大西 洋
上場
東証グロース
資本金
8億2615万円
設立
2020年04月