種ごと食べられるスイカ、福岡県で初収穫
アナグマ被害を乗り越え、2年越しの挑戦が実を結ぶ
株式会社オーレックが生産する花粉「TANEFREE」を活用した“種ごと食べられるスイカ”の栽培で、福岡県初の収穫が実現しました。
栽培に取り組んだのは、福岡県田川郡赤村および福智町の生産者グループ。昨年はアナグマによる被害で収穫には至りませんでしたが、2年目となる今年は約100玉の収穫を迎えました。

TANEFREEとは
TANEFREEは、オーレックが販売するスイカ用の花粉です。通常のスイカの雌花に授粉することで、黒く硬い種がやわらかい白い種へと変化し、種ごと食べられるスイカを栽培することができます。
さらに、種の形成に使われるエネルギーが果実の成長に集中することで、果肉の甘さや食味が引き出される傾向があります。生産者からは「果汁感が強く、後味までしっかり甘い」といった評価の声も寄せられています。
また、一般的な種なしスイカとは異なり、既存のスイカ品種にそのまま活用できるため、品種本来の香りや食感を活かしたまま付加価値を高められる点が特長です。
地域の連携から始まったTANEFREEスイカ栽培
今回の取り組みは、久留米市の後藤商店様の紹介をきっかけに、JAバンクの農業支援活動との連携によりスタートしました。赤村および福智町の生産者約4名が参加し、福岡県初となるTANEFREEスイカ栽培に挑戦。生産者が協力しながら1棟のハウスを管理し、収穫を目指して栽培を行いました。
栽培にあたっては、露地栽培で一般的に用いられる放任栽培ではなく、熊本での研修を通じて、手間をかけて管理する3本仕立て・1果採りの栽培方法を習得しています。
ハウス栽培による本格的なTANEFREEスイカづくりは、今回が初の試みです。


アナグマ被害を乗り越え、福岡県初の収穫へ
実は、この挑戦は昨年から続いているものです。
昨年は収穫を目前にしてアナグマによる食害を受け、収穫に至ることができませんでした。
それでも生産者たちは挑戦を諦めず、今年再び栽培を実施。品種「羅皇ザ・スウィート」を用いて栽培を行い、福岡県で初めて、花粉「TANEFREE」を活用した“種ごと食べられるスイカ”の収穫が約100玉規模で実現しました。
地域から広がるTANEFREEの可能性
今回収穫されたTANEFREEスイカは、赤村の特産品として販売される予定です。また、一部は岩田屋本店内の南国フルーツでも販売を予定しています。今後も地域資源を活かした新たな農産物づくりへの展開が期待されます。

株式会社オーレックは今後も生産者や地域と連携しながら、TANEFREEを活用した新たな農業の可能性を広げるとともに、生産者の挑戦を支援してまいります。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社オーレックホールディングス
経営本部
E-mail: kouhou@orec.co.jp
すべての画像
