日本リカバリー協会、メディカル・データ・ビジョン社と業務提携し「休養学」の社会実装を加速

~「パフォーマンスリカバリー投資」を新提唱、企業の休養観を"コスト"から"投資"へ転換~

一般社団法人日本リカバリー協会(所在地:神奈川県厚木市、代表理事:片野秀樹、以下「当協会」)は、メディカル・データ・ビジョン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之、以下「MDV」)との業務提携を通じて、休養学の考えを活用し「パフォーマンスリカバリー投資」の概念を共同で提唱し、両社で事業共創の提携を結んだことをお知らせいたします。

当協会は、休息・健康・メンタルケアを企業における戦略的な"投資"として位置づけ、従来の"コスト"という認識からの転換を推進してまいります。この取り組みでは、当協会が長年研究を重ねてきた「休養学」の知見と、MDVが開発・提供する「カルテコworkwell」の疲労・ストレス可視化技術を組み合わせることで、新たなリカバリーモデルの社会実装を目指します。本提携を通じて、当協会は企業における従業員の健康管理や生産性向上に寄与する、より実践的かつ科学的なアプローチを提供してまいります。

■背景と課題

当協会は、健康づくりの三大要素「栄養・運動・休養」において、特に「休養」分野の学問的体系化が遅れている現状に着目してまいりました。現代社会では、デジタルデバイスの普及により、従来型の肉体的疲労とは異なる神経系の疲れやストレスに悩む方が急増しています。この25年間で「疲れている」と感じる人が2割ほど増加し、慢性疲労による経済損失は1.2兆円に達すると推計されています。当協会が提唱する「休養学」では、単なる"守りの休養"を超えて、七つの休養モデルを組み合わせる"攻めの休養"を提案しています。これは、個人のパフォーマンスを最大化するための科学的アプローチです。アスリートの計画的な休養管理をビジネスの現場に応用し、最適なコンディショニングを実現することを目指しています。しかし現状では、多くの企業や個人が休養の重要性を十分に認識しておらず、「プレゼンティーイズム※」の深刻化が課題となっています。

※プレゼンティーイズム:健康上の問題を抱えながら出勤して業務効率が低下している状態

■本提携の概要

当協会は、MDVとの業務提携を通じて、「パフォーマンスリカバリー投資」という新しい概念を共同で提唱いたします。当協会が確立した休養学の七つのモデルを基盤として、従業員一人ひとりが主体的に疲労やストレスをリカバリーできる手法を提供します。これにMDVが提供するカルテコworkwellの非接触型生体情報取得技術を組み合わせ、「Emo Scan Approach」による①客観的測定②主観的評価③データ結果に基づく対応を実現します。当協会の休養学の理論とMDVのデータ可視化技術を融合することで、従業員個々のライフスタイルや疲労状態に応じた最適な休養方法を提案し、企業全体の生産性向上と従業員の健康維持を戦略的に支援してまいります。

■今後の展望

当協会は本提携を通じて、ビジネスシーンにおける新たなリカバリーモデルの社会実装を推進してまいります。従業員の休養リテラシー向上を支援し、個々人に最適な休養法の確立を目指します。また、企業に対してはEmo Scan Approachなどの可視化技術の活用を提案し、従業員のコンディション管理や生産性向上をサポートいたします。これらの取り組みを通じて、当協会は休養を「コスト」ではなく「投資」として捉える新たな価値観を社会に広め、個人の健康と組織の生産性向上の両立を実現する社会の構築に貢献してまいります。

【メディカル・データ・ビジョン株式会社】

会社名:メディカル・データ・ビジョン株式会社 / Medical Data Vision Co., Ltd.

設立:2003年8月20日

所在地:〒101-0053 東京都千代田区神田美土代町7番地 住友不動産神田ビル10階

事業内容:

1.医療情報統合システムの開発、製作、販売、保守業務

2.各種医療データの分析、調査、コンサルティング業務

3.医療機関向け経営コンサルティング業務

4.各種医療データの運用及び提供サービス業務

5.ポータルサイトの企画、設計、開発、運営

URL:https://www.mdv.co.jp/

【一般社団法人日本リカバリー協会 概要】

所在地:神奈川県厚木市中町4-4-13 浅岡ビル4階

会 長:渡辺恭良(神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科特命教授、理化学研究所名誉研究員、大阪公立大学健康科学イノベーションセンター顧問、大阪市立大学名誉教授、一般社団法人日本疲労学会 理事長、般社団法人脳体力振興協会理事長、Integrated Health Science株式会社 代表取締役CEO)

副会長:水野敬(神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科 特命教授、大阪公立大学健康科学イノベーションセンター 特任教授/副所長、一般社団法人日本疲労学会 理事/事務局長)

顧 問:大谷泰夫(神奈川県立保健福祉大学 理事長、元内閣官房参与)

松木秀明(東海大学 名誉教授、健康評価施設査定機構 理事)

田爪正気(東海大学 健康科学部元教授)

代表理事:片野秀樹 博士(医学)(博慈会老人病研究所客員研究員、Genki Vital Academy 顧問)

提携:ゲンキ・バイタルアカデミー(ドイツ)

URL:https://www.recovery.or.jp/

【リカバリーの定義】

心身の活動能力の減退した機能を回復し、休養をもって生理的・心理的資本である活力を蓄えて次に備えることである。

<報道関係者お問い合わせ先>

一般社団法人日本リカバリー協会

メール:info@recovery.or.jp

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会社概要

URL
https://www.recovery.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
神奈川県厚木市中町4-4-13 浅岡ビル4F
電話番号
070-1389-0172
代表者名
片野秀樹
上場
未上場
資本金
-
設立
2015年07月