GLION ARENA KOBE開業に向けて、神戸ストークス試合会場にてセキュリティゲートの実証実験を実施
株式会社One Bright KOBEと神戸市が連携して取り組む課題解決プロジェクト「So-I 地域課題解決コース」
株式会社 One Bright KOBE(住所:兵庫県神戸市、代表取締役社長 渋谷 順)は、神戸市と連携し、神戸市の地域課題をスタートアップ等と協働して解決するプログラム「So-I (KOBE BUSINESS PROGRAM)地域課題解決コース」(以下、「本コース」)の取組にて、2025年4月4日に開業を控えるGLION ARENA KOBEへの実装を目指し、先進的な技術を持つ企業との実証実験に取り組んでいます。
このたび、“見えないものを可視化する技術”で人類の課題を解決する神戸大学発のスタートアップ、株式会社Integral Geometry Science(以下、「IGS」)が本コースに採択され、危険物の検知ができる次世代型・セキュリティシステム Beyond AI 「ウォークスルー型セキュリティゲート」の実証実験を2024年12月7日(土)、8日(日) 神戸ストークスの試合会場である神戸市立中央体育館にて実施しました。
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1.実証実験について
(1)実施の背景
現在、神戸ストークスは興行時に、入場口にて来場者の手荷物検査を実施していますが、2025年4月4日に開業を控える新アリーナ「GLION ARENA KOBE」では、来場者の利便性向上と運営の効率化に向け、手荷物検査の簡素化が課題となっていました。 このような課題を受け、スポーツ観戦環境におけるセキュリティ強化を目的に、神戸ストークスと神戸大学発のスタートアップ・IGS が連携し、次世代型・セキュリティゲートの実装を見据え、実証実験を行いました。
(2)概要
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内容:りそなグループ B.LEAGUE2024-25シーズン第11節
神戸ストークスVSアルティーリ千葉戦にて、ゲートを設置し実際に運用 -
日程:2024年12月7日(土)・8日(日)
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場所:神戸市立中央体育館
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(3)実証実験の結果
2日間で2,000人超の危険物検査を実施し、カバンや脇の下などに模擬銃や模擬ナイフなどを所持した疑似犯罪者を、100%検知することに成功しました。本実証実験では1秒間に2人通過し、全ての通過者をリアルタイムで検査することができました。
これらの結果から、セキュリティゲートの導入により、危険物がイベント会場に持ち込まれることを防ぐことと、人の流れを阻害しないスムーズな会場への入場が両立できることを確認しました。
2.IGS社が開発するセキュリティゲートについて
交通機関やライブイベント会場における事件が発生している状況を受け、IGSは、公共交通機関やイベント会場など大勢の人が集まる場でもウォークスルーで危険物を検知できるセキュリティゲートを開発しました。
製品サイトはこちら
<特徴>
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ウォークスルーで検査時間が短く、リアルタイムでの高精度な検知・誤検知率の低さを実現し、混雑する場所・時間帯でも人の流れを止めないスムーズな検査が可能
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壁や床に埋め込み、通行を妨げることなく大勢の通行人の検査が可能
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金属製かばん内や、体内に隠された銃や刃物のような危険物を透視
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特殊な計算処理により検出対象の危険物のみを抽出し識別
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X線を使用しないため、被ばくリスクがなく、人体や周辺機器への影響がない
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3.So-I 地域課題解決コースについて
神戸市が保有する施設・土地等を活用し、地域課題の解決と企業サービスの社会実証に取り組むコースです。
サイトはこちら
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【参考資料】
●TOTTEI ALL GREEN ACTIONとは
神戸アリーナプロジェクトの運営会社:株式会社One Bright KOBEは、2025年4月4日に開業するGLION ARENA KOBEを中核とする新港第二突堤エリア(愛称:TOTTEI)をプラットフォームに、地域・社会課題解決に取り組む民間協業プロジェクト「TOTTEI ALL GREEN ACTION」を発足しました。
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本プロジェクトの趣旨にご賛同いただいた企業・団体の皆様と共にスポーツ×エンターテインメントの力で子供たちの未来・夢の実現に向けたプログラムの開催や、再生可能エネルギーの活用、アリーナに関わる人々のCO2排出量を可視化し環境負荷軽減アクションを促進する試みなど、関わる一人ひとりの取り組みが積み重なることで大きなうねりとなるようなソーシャルグッドアクションを促す企画やイベントを開催してまいります。
TOTTEI ALL GREEN ACTIONの取り組みについてはこちら
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