【2022年フランチャイズ意識調査】よくわからないけど怖いという回答が最多――一方で新規独立検討者の58.2%がフランチャイズでの開業も視野

株式会社Dai

株式会社Dai(所在地:京都市中京区、代表取締役:木脇和政)が運営するフランチャイズビジネス情報サイト「フランチャイズWEBリポート」では、ビジネスや独立開業に役立つアンケート調査を行い、レポートを公開しています。
前回の『独立意識調査』で独立を検討していると回答した人のうち、フランチャイズでの開業も検討していると回答した人に向けて「フランチャイズでの独立」に関する調査を2022年1月〜2月にかけて実施しました。
  • 事前調査
はじめに、事前アンケートの対象となった全国の会社員20〜50代の男女2206人(独立を検討していない人を含む)に【フランチャイズビジネスの印象】について質問を行ったところ、上位5位までは次の通りとなりました。


最も回答を集めたのは「よくわからないけど怖い」となり、フランチャイズビジネスについて詳しく知らないものの、間接的な情報やイメージなどで、フランチャイズビジネスに対し不信感があるという否定的な回答でした。

一方、2位以降については「サポート力が高い」や「未経験からでも始められる」など肯定的な回答が続きました。
 
  • 独立検討者に聞いたフランチャイズ検討具合
続いて、2206人のうち「独立を検討している」と回答した人を対象に、フランチャイズビジネスでの開業を検討しているか質問しました。


結果は「フランチャイズでの開業を具体的に検討している」「フランチャイズでの開業を検討してもよい」が多くの回答を集め、独立検討者からはフランチャイズに肯定的な回答が半数以上となりました。

ここからは、「フランチャイズでの開業を具体的に検討している」「フランチャイズでの開業を検討してもよい」と回答した方を対象に実施したアンケート調査の結果をお届けします。

 

 
  • 本調査の回答者属性
現在「独立を検討している」という515人のうち、フランチャイズビジネスでの開業に肯定的な回答のあった266人にアンケート調査を行なったものです。その属性は以下の通りです。

【男女比】71.8%(男)/28.2%(女)
【年代】20代27.4% / 30代27.8% / 40代24.8% / 50代20.0%
 
  • フランチャイズでの開業を検討している理由


【フランチャイズでの独立を検討している理由】で最も多かった回答は、「未経験の業種にチャレンジできる」でした。回答結果を年代別で比較したところ、20代は「失敗のリスクが少ない」が減少し、「研修等が充実している」への回答に増加がみられました。


フランチャイズの場合、成功しているビジネスのノウハウ提供を受けられるだけでなく、研修が充実しているものもあります。個人の独立よりも開業しやすい仕組みが整っていることから、挑戦したいと思っていた業種にチャレンジできることが大きな魅力となっているようです。
 
  • 加盟を検討する際に重要視すること


【フランチャイズ加盟を検討する際に重要視していること】については、「初期投資を抑えられる」が最も多い回答を集めました。年代別でみた場合、20代のみ「1人で開業できること」「未経験から始められる」が上位回答となっていました。

初期投資以外であげられたのは、フランチャイズの特徴ともいえる「未経験から始められること」やリスクを下げて開業することができる「一人でも開業できる」などが選ばれています。
 
  • フランチャイズで検討している業種/気になる業種


【フランチャイズで検討している業種/気になる業種】については、「各種サービス」が最も多い回答となりました。年代別でみたところ、30代・50代では全体同様「各種サービス」が、20代では「飲食(外食)」、40代では「コンビニ」がそれぞれ多くの回答を集めていました。

また、全体でみれば注目を集める業種に大きな違いはないものの、「社会福祉・介護・医療」については、年代が上がるにつれて回答の増加がみられました。

※各種サービスの内訳としては、不動産関係、自動車関係、ネット販売、教育関係、コインランドリーなどが回答されていました。
 
  • フランチャイズ加盟検討で不安に感じること


フランチャイズ加盟を検討するにあたって「不安に感じる点」は、全体・年代別も同じで「収入」が他項目と大きな差をつけ、最も多い結果となりました。

「収入」「集客」「開業費用」などフランチャイズに限らず独立の際に不安点として挙げられる項目が上位を占めており、フランチャイズでの開業ならではの「ロイヤリティ」や「サポート・研修制度」への不安は少ない結果となりました。
 
  • まとめ
「独立開業を検討しており、フランチャイズ加盟も検討している」という方を対象に実施したフランチャイズに関するアンケート調査の結果、検討理由については【未経験の業種にチャレンジできる】が最も多い回答を集め、【経営サポートがある】【失敗のリスクが少ない】が続きました。

一般的に「未経験」や「異業種」からの新規参入は、参入障壁が高くなる傾向ですが、フランチャイズ加盟による独立開業の場合は、その分野で優位性を築いているフランチャイズ本部と言われる企業の持つノウハウやマニュアル、研修制度のもと独立開業が行えるため、低リスクな独立開業の選択肢になっているようです。

また、検討している業種については、各年代で多少業種が異なっているものの、回答に大きな偏りはなく、フランチャイズの代表とも言える「コンビニ」という回答は各年代で多くの回答を集めました。一方で、フランチャイズ加盟にあたっての不安については「収入」「集客」などのほか、「本部との関係」があがりました。

加盟を検討する際には資料請求だけでなく、説明会に参加するなど、実際に本部の方の声を聞いてみることや、同業種のフランチャイズビジネスを複数比較することも重要といえるでしょう。フランチャイズWEBリポートでは常時120を超えるビジネス情報を紹介しています。
 
  • 調査概要
調査方法:ネットリサーチでのアンケート調査
調査対象:20代〜50代の男女2206人
調査実施日:2022/1/14~ 2022/2/24
発表日:2022/3/17
オリジナル記事:https://fc.dai.co.jp/articles/1222
 
  • フランチャイズWEBリポートとは
運営実績20年超を誇るフランチャイズWEBリポートは、独立開業で人気のある飲食業をはじめ、小売業やサービス業など業種業態を問わず、120以上のブランドの加盟店募集情報を紹介している日本最大級のフランチャイズビジネスを紹介するwebメディア。
フランチャイズをはじめとする新規事業の比較検討に必要な、ビジネスモデルや収支モデルといった情報だけでなく、先輩オーナーや本部に独自に取材を行なった「一次情報」をもとにしたコンテンツの発信などを行ない、フランチャイズWEBリポートを通じて年間約2万件の加盟検討の問い合わせが生まれている。

参考:2021年のフランチャイズ加盟検討者トレンド(フランチャイズWEBリポート調べ)
https://fc.dai.co.jp/feature/lp/941
 
  • 会社概要
会社名 : 株式会社Dai
代表者 : 代表取締役 木脇和政
所在地:京都府京都市中京区西方寺町160-2 船越メディカルビル
設立 : 平成6年9月1日
事業内容:メディア事業、B2Bソリューション事業
 

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業種
情報通信
本社所在地
京都市中京区西方寺町160-2 船越メディカルビル
電話番号
075-205-5001
代表者名
木脇和政
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1994年09月