故・衣笠祥雄氏の魂が伝わる感動の名作絵本『鉄人衣笠』発売!
「限りなく野球を愛した男──フルスイングが彼のすべてだった」江夏豊
4月23日に突然他界した、元広島カープの衣笠祥雄のかがやける道のりを、切り絵の手法で描いた感動の伝記です!
数々の名勝負を見せてくれた衣笠氏の、少年時代からユニフォームを脱ぐまで23年にわたる現役生活のかがやける道のりを、絵本にっぽん賞受賞作家が、独特の切り絵の手法で描いた傑作です。怪我にもスランプにも負けずに、連続試合出場の世界記録をうちたて、国民栄誉賞を受賞。「江夏の21球」の場面での盟友江夏豊氏とのやりとり、巨人の西本から受けたデッドボールで骨折した翌日も代打で出場し、豪快なフルスイングで3球三振をした場面、絶不調のスランプのとき家族ででかけた海水浴、画面いっぱいに描かれるどのシーンも感動を誘わずにはいられません。衣笠氏と著者の心温まる交流エピソードも収録。
本書は、6月28日に広島市内のホテルで行なわれる「衣笠祥雄氏お別れの会」で、来場する野球関係者に配布される予定です。
『鉄人衣笠』
文・絵/関屋敏隆
定価:本体1,400円+税
2018年6月25日発売
A4判上製54ページ 小学館・刊
本書の紹介ページはこちら
https://www.shogakukan.co.jp/books/09726799
衣笠祥雄(きぬがさ・さちお)......1947年1月18日京都府生まれ。1965年平安高校から、広島カープ(現・広島東洋カープ)に入団。23年間の現役生活で、2677試合出場、9404打数2543安打、504本塁打、1448打点、161死球、1587三振、通算打率.270。打点王1回、ベストナイン3回、ゴールデングラブ賞3回、盗塁王1回、最優秀選手1回。オールスターゲーム出場13回。1987年6月13日、大リーグのルー・ゲーリックの記録を破り、2131試合連続出場世界記録(当時)を達成。6月22日、国⺠栄誉賞を受賞。同年、連続出場記録を2215試合までのばして引退。その後、野球解説者、講演など多方面で活躍。1996年野球殿堂入り。2018年4月23日永眠。享年71歳。
関屋敏隆(せきや・としたか)......1944年岡山県生まれ。京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)工芸家染織専攻卒業。大学生のころからサイクリングによる野宿を楽しみながら日本中をスケッチしてまわる。絵本作品に、『中岡はどこぜよ』(文・田島征彦、くもん出版ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞特別推薦)、『馬のゴン太旅日記』(小学館絵本にっぽん賞)、『オホーツクに生きる彦市じいさんの話』(文・戶川文、ポプラ社産経児童出版文化賞美術賞、ブラティスラヴァ世界絵本原画展ビエンナーレ金のりんご賞、ベオグラード国際イラストレーション・ビエンナーレ・グランプリ受賞)、『やまとゆきはら白瀬南極探検隊』『北加伊道・松浦武四郎のエゾ地探検』など多数。
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