創作ことば遊び作家が贈る、渾身のハイブリッドことば遊び絵本『さかさしりとり』

小さいお子さんから大人まで楽しめる、上から読んでも下から読んでも同じ言葉になる回文としりとりを使った絵本です。

株式会社新興出版社啓林館（本社：大阪市、代表取締役社長：佐藤諭史）は、児童書の「文研出版」ブランドで2022年6月30日（木）に『さかさしりとり』（えほんのもりシリーズ）を、全国の書店で発売いたします。

★絵本の特徴
創作ことば遊び作家の林木林氏が手掛ける、「回文」と「しりとり」を同時に楽しめる、まったく新しいハイブリッド型ことば遊び絵本が待望の刊行！
絵本の中にあるのは、すべて回文。その回文の中にあるしりとりが、始めから終わりまで繋がっています。
回文にかかわる、個性あるイラストも見どころ。よく見るとページをこえて何度も同じキャラクターが描かれています。実はイラストには、隠れたストーリーがあるのです。
しりとり、回文、イラストが楽しめるこの絵本。何度も繰り返し読むこと、見ることで、更なる発見があります。小さいお子様がことば遊びに親しむのにも、大人の頭の運動にも…。世代を問わず楽しめるおススメの１冊です。

★著作者からのメッセージ
林木林（作者）さんからのメッセージ
ダジャレ、早口言葉、回文、しりとり、折り句、ぎなた読みなどなど……
日本には伝統的な言葉遊びがたくさんあります。私にとって言葉遊びは、日常の大切な気分転換、言葉の宝探し、そして頭のストレッチです。
新しい言葉遊びをいろいろ創作したりもします。だじゃれでしりとりする「だじゃれしりとり」、早口言葉でしりとりしていく「はやくちしりとり」、回文で折り句を作っていく「あいうえお回文」などなど、複合型の遊び方もたくさん考え付きました。
その中からこのたび、しりとりしながら回文で遊ぶ「さかさしりとり」の絵本が出版されました。しりとりと回文作りを同時にやるのは楽しさ倍増です。皆様もぜひ、さかさしりとりにチャレンジしてみてくださいね。
少し難易度が高いと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。でも、さかさしりとりをしていると、モヤモヤが晴れて、頭がスッキリしてくるから不思議です。
何の支度もお金も要りません。声に出しても、心の中でも、一人でやっても、みんなでやっても、子供も大人も、年齢問わず楽しめるアナログゲームです。なんだか冴えない時の気分転換に、ちょっと合間の小休止に、待合室での暇つぶしに、眠れない夜に羊を数える代わりに……。色々な場面で使えます。間違えて思わず笑ってしまうところも含めて面白いんです。
この絵本をそばに置いて、さかさしりとりで楽しく遊んで頂けたら嬉しいです。『さかさしりとり』の近くに素敵な笑顔があふれますように。

大竹悦子（画家）さんからのメッセージ
何年もかかってようやく出来上がりました。その何年もの間、この絵本以外は特別何も進展しない日々を猫の腹を撫でながらダラダラと過しておりました。逆に考えますと、私のここ何年もの進展（がんばり）がこの絵本に詰まっていると言っても過言では無いのかもしれません。
じっくり見て、「このこあそこにもいたな。」「もしかしてあのことこのこはあんな関係？！」など、さかさしりとりを楽しみながら、勝手に裏ストーリーを妄想して頂ければ幸いです。

★著作者紹介
林木林（作）
詩人、絵本作家、創作言葉遊び作家。詩情あふれる独自の視点で多彩な作品を創作。ラジオ、雑誌、教材などで言葉遊びを作る仕事に数多く携わる。詩のボクシング全国チャンピオン。サンリオ詩とメルヘン特別賞、絵本『ひだまり』(光村教育図書)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞、『みどりのほし』(童心社)で児童ペン賞絵本賞を受賞。

大竹悦子（絵）
1976年生まれ。茨城県出身。
多摩美術大学（油画専攻）卒業。
あとさき塾7期生。
デンジャーさんという猫と一緒に暮らしています。

★商品情報
書名　『さかさしりとり』
林木林・作
大竹悦子・絵
定価　1,650円（本体1,500円＋税10%）
ISBN　 978-4-580-82384-6
発売日　2022年6月30日（木）より発売