【子どもがお絵描きに苦手意識をもつ原因ランキング】パパ・ママ498人アンケート調査

子どもがお絵描きに苦手意識をもつ原因に関する意識調査

株式会社アタム

オンラインイラスト教室を運営する株式会社アタム(本社:東京都港区、代表取締役:宮澤惇、以下 アタムアカデミー)は、小学生以下のお子さんがいるパパ・ママ498人を対象に「子どもがお絵描きに苦手意識をもつ原因に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

小さいお子さんがする機会の多い「お絵描き」。

しかしお子さんによっては、「以前は楽しそうに描いていたのに、なぜか最近は描きたがらないな」「絵が苦手だと言っていて、自信がなさそう」と感じることもあります。

小学生以下だと授業や宿題などで絵を描く機会もあるので、あまりに苦手意識が強そうだと、心配になりますね。

今回、オンラインイラスト教室を運営するアタムアカデミー( https://atam-academy.com/ )は、小学生以下のお子さんがいるパパ・ママ498人に「子どもがお絵描きに苦手意識をもつ原因」に関するアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

調査結果に対して、イラストレーターで絵本作家の山田花菜氏よりご考察いただいております。

【データの引用・転載についてお願い】

本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「アタムアカデミー」のURL( https://atam-academy.com/ )へのリンク設置をお願い致します。

【調査概要】

調査対象:小学生以下のお子さんがいるパパ・ママ

調査期間:2026年9月30日~10月1日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:498人(女性409人/男性89人)

回答者の年代:20代 11.2%/30代 51.5%/40代 32.1%/50代以上 5.2%

【調査結果サマリー】

・子どもがお絵描きに苦手意識をもつ原因は「周りと比べられる」

・子どものお絵描きに口を出してしまう親は40.4%

・子どもがお絵描きに自信をもつために必要だと思うことは「絵について褒める」

子どもがお絵描きに苦手意識をもつ原因は「周りと比べられる」

小学生以下のお子さんがいるパパ・ママ498人に「子どもがお絵描きに苦手意識をもつ原因は何だと思うか」を聞いたところ、1位は「周りと比べてしまう(35.9%)」でした。

2位「ネガティブな反応をされる(21.1%)」、3位「思った仕上がりにならない(17.9%)」が続きます。

周りとの比較がきっかけで苦手意識をもつのではないかと考えている人が多くいます。「ネガティブな反応をされる」「褒めてもらえない」など、周囲の反応が苦手意識につながることも、多くの人から指摘されました。

一方で「思った仕上がりにならない」「上手さを求めすぎる」など、描きたいテーマや表現に対して、技術力が追い付いていないことが原因になっている例もあるとわかります。

<1位 周りと比べてしまう>

・周りの子やSNSの上手な絵と比べてしまい、「自分は下手なんだ」と思い込んでしまうこと(20代 女性)

・「下手」などと直接周りに言われるよりも、「他の子と比べて上手に描けていない」「他の子は褒めてもらうのに自分のは褒めてもらえない」と感じると、自信をなくして苦手意識となると思います(30代 女性)

・描いた絵が張り出されて他の子と比較されると、やはり自分よりも上手な子がいるとわかってしまって、自信を失う気がします(40代 女性)

幼稚園や小学校に通い始めると、クラスメイトや同級生の絵を目にする機会も増えます。

教室などに絵が張り出されることで自分の絵と他人の絵を比較しやすくなるため、「自分は周りより絵が下手なのかもしれない」と感じてしまう子もいるのですね。とくにコンクールで順位をつけられたりすると、如実に「周囲からの評価の差」がわかってしまいます。

また最近ではSNSなどで絵を投稿している人も多いため、レベルの高い人が比較対象になってしまうことも考えられます。

<2位 ネガティブな反応をされる>

・学校などで描いているときに、友達やクラスメイトから「似てない」「下手」というようなマイナスイメージの言葉を言われるから(30代 女性)

・大人に見せたときに笑われると、苦手意識が出ると思います(50代以上 男性)

描いた絵に対して周囲から「下手」と言われたり笑われたりすると、自信喪失につながります。「馬鹿にされたり笑われたりしたくないから、もう描きたくない」という気持ちになってしまうことも考えられます。

周囲に悪気がなくても、「子どもが何を描いたのか当てられない」といった反応が、苦手意識につながることもあると指摘されました。

また親は子どもの絵を褒めていても、クラスメイトや他の大人からネガティブな評価を受けることもあります。

<3位 思った仕上がりにならない>

・自分の描いた絵と、描きたかった絵とのギャップだと思います。「実際描いてみたらなんだか違う」「形が難しい」など、「思っていたのと違う」となって、難しいから嫌だとなる(20代 女性)

・自分が思っている通りに描けないこと。自分で描いた絵を見て「実物と大きく違っている」と感じたときに、自分は上手く描けない=苦手と感じてしまうのだと思う(30代 女性)

子どものうちは、手の力が弱く、表現力や技術も発展途上です。そのため描きたい絵のイメージを、紙や画面の上で実現できないことも少なくありません。

理想と現実のギャップを感じて、「自分は絵が苦手なのだ」と感じてしまうのだと考えている人も多くなりました。表現したいイメージが明確にある子どもほど陥りやすい心理だと考えられます。

<4位 細かく指示される>

・大人が「正解」を教えすぎてしまうことだと考えています。「こう描くもの」という固定されたイメージを押し付けられることで、子どもが自由に描くことを楽しめなくなってしまいます(20代 女性)

・大人が「もっとこう描いたら?」などと、知らず知らずのうちに上手に描くためのアドバイスや口出しをしてしまうことだと思います。子どもは自分の感性で自由に楽しみたいのに、型にはめられたり失敗を気にしたりしてしまうことで、だんだんと描くこと自体が億劫になってしまうと感じます(50代以上 男性)

指示の具体例としては、「太陽は赤じゃないとおかしい」「海は青で塗ったほうがいい」などがあります。大人の考える常識で子どもに指摘をしたり指示をしたりすることで、子どもは自由にお絵描きを楽しめなくなります。

大人が「もっと上手に描けるように」という気持ちでアドバイスしていても、子どもにとっては自分なりの発想や見え方を否定される経験になりかねません。

<5位 他人に評価される>

・大人に上手い下手を評価されるから(20代 女性)

・周りの人に「上手、下手」などを言われると、プレッシャーになるように思います(30代 女性)

描いた絵を常に「上手」「下手」と評価される環境では、お絵描きそのものを楽しむというよりも、周りからの評価を得ることが目的になってしまいかねません。もし「下手」だと言われたら、ネガティブな評価なので、自信を失う可能性があります。

一方「上手」と言われた場合も、また上手だと言われたい気持ちから、プレッシャーになる可能性もあります。

<6位 褒めてもらえない>

・お絵描きの上手いか下手じゃなく、お絵描きをしたことに対して褒めないから、苦手になるんだと思います。どんな絵を描いても、まずやることに対して褒めてあげれば、苦手がなくなるんじゃないかと思います(30代 女性)

・小さいとき、絵を褒められることが少なかった(40代 女性)

何事も褒められると、「自分はこれが得意なのかも」「またやりたい」という気持ちになりやすいものです。一方で褒めてもらえないと、自信をもちにくくなることも。

描いた絵を褒められない経験のほか、「お絵描きしたことそのもの」を褒められないことが、苦手意識につながっていると考えている人もいました。

<7位 上手さを求めすぎる>

・「上手に描かなきゃ」という意識が強くなりすぎることだと思います。自由に描くはずのお絵描きなのに、正解の形や見本を気にするようになると、「思ったように描けない=自分は絵が苦手」と感じてしまうのではないかと思います(20代 女性)

・「最初からうまく描かなければいけない」と思ってしまうこと(30代 女性)

「上手に描かなくては」と思いすぎてしまうと、楽しいはずのお絵描きが、プレッシャーになってしまいかねません。また「上手に描きたい」と思うことは成長につながりますが、最初から完成度を求めすぎると、上手に描けないときに苦手意識に変わる可能性があります。

上手に描くことを意識してしまう理由としては、「見本や理想を見てしまう」「評価をされることで上手く描かないといけないと思ってしまう」などが挙げられました。

子どものお絵描きに口を出してしまう親は40.4%

「子どものお絵描きに口を出してしまうことがある」と回答した親は、「よくある(3.6%)」「たまにある(36.8%)」を合わせて40.4%でした。

親が口を出してしまうご家庭が4割以上ありますが「よくある」はかなり少なく、日常的な介入は少ないことが伺えます。

なお「口出し」というとネガティブなイメージがありますが、アドバイスとして口を出している可能性もあり、すべてがマイナスになっているとは限りません。

子どもがお絵描きに自信をもつために必要だと思うことは「絵について褒める」

「子どもがお絵描きに自信をもつために必要なこと」の第1位は、6割以上の人が挙げた「絵について褒める(65.5%)」でした。2位「描いた絵を飾る(20.9%)」、3位「自由に描かせる(17.9%)」が続きます。

「子どもが描いた絵を肯定的に受け止めることが大事」と考える人が多くなっています。肯定的に受け止めていることを示す言動として、「褒める」「飾る」などが挙げられました。

また「自由に描かせる」「親も一緒に」などは、子どもにお絵描きを楽しいものだと捉えてもらうための工夫です。

楽しみとして描くだけではなくて技術を向上させたいなら、「絵の描き方を学ぶ」「たくさん描く」といった工夫も必要となります。

<1位 絵について褒める>

・とにかく褒めてあげる。「見て」と言ってきたときに蔑ろにせずにリアクションをし、自己肯定感を高めてあげる(30代 男性)

・出来上がった作品に対して感想を言うだけでなく、「ペンの持ち方」「色遣い」「工程の中で工夫や試行錯誤する姿」「夢中になる姿」「集中して取り組む姿」など、いろいろな角度から認めてあげる(30代 女性)

・描いた絵に対し、どこが素敵だったかを具体的に伝える(40代 女性)

描いた絵についてネガティブな反応をされると、子どもは自信を失い、お絵描きに苦手意識をもちやすくなります。そのため意識的に褒めて、自信や「お絵描きが好きな気持ち」を伸ばすことが大切だと考える人が多くなりました。

絵の中で具体的にいい部分を褒めたり、取り組み方を褒めたりと、褒め方に工夫しているという回答も寄せられています。

具体的に褒められることで、子ども自身も「自分の絵の良いところ」や「自分の長所」を見つけやすくなると期待できます。

<2位 描いた絵を飾る>

・描いた絵をみんながよく見る場所に飾ります。とくに母の寝室に飾るととても喜ぶので、飾って「絵が気に入っている」と伝えると良いのかなと思います(40代 女性)

・私の場合は子どもが描いた絵を額に入れて飾っています。「リビング」「階段の壁」「トイレ」など、子どもと相談して飾る場所を決めています。子どもは大人より自分の描いた絵を客観的に見ているので、幼稚園で気に入った絵を描いて来ると、自分から前の絵は外して「この絵を飾って」と言います(40代 男性)

子どもの描いた絵を家に飾ることは、「パパママはあなたの描いた絵が好きで、大切に思っているよ」というメッセージになり、子どもの自己肯定感につながると考えられます。

実践してみて「子どもの自信や、お絵描きへの意欲につながっているようだ」と感じている人もいました。

<3位 自由に描かせる>

・自由にさせること。色使いなどに口を出さないこと(30代 女性)

・自由に描かせて「楽しい」や「好きになる気持ち」を育てること(50代以上 男性)

「細かく指示されるために苦手意識をもってしまう」「お手本通り上手に描かなくてはというプレッシャーから、苦手意識をもってしまう」という悩みに対応する工夫です。

使う色や形、描き方などに口を出さず、子ども自身の発想を尊重することで、子どもは失敗を恐れずに表現しやすくなります。

<4位 絵の描き方を学ぶ>

・プロに描き方のコツを習う(20代 男性)

・描き方を教えること。「まず何を描くか」「どのように色を塗るか」など絵の描き方のドリルがあったので、活用しました(30代 女性)

・描き方のコツを習うことが一番早いと思います。コツを掴み、先生に教えてもらったことが自信になると思います(40代 女性)

思った仕上がりにならないという悩みがある場合には、絵の描き方を学ぶことが解決策となりえます。

絵の描き方を学ぶ方法としては、「市販のドリル」「親が教える」「絵の教室に通うなど、専門家に教えてもらう」などがあります。「独学では解決できない問題がある」「本格的に絵の勉強をしたい」などの場合には、絵の教室を探してみるのもいいですね。

最近ではオンラインで受講できるイラスト教室や絵画教室もあります。

<5位 たくさん描く>

・何度も繰り返し描いて、うまく描けた経験を増やすこと(40代 男性)

・とりあえず描くことを増やすことではないかと思います。タブレットでも紙でも、チラシの裏などなんでもいいからとにかく描くことだと思います(40代 女性)

上手に描けるようになりたい場合や、「慣れていないから上手に描けず、苦手意識をもつ」という場合には、たくさん描くことも必要です。最初は上手に描けなくても、試行錯誤しながら経験を重ねていくことで、技術が身につき、少しずつ上手になっていくからです。

画材やタブレットなどがあって、子ども本人に「上手になりたい」という意欲があれば、ご家庭でも取り組みやすい方法です。

<6位 描いた絵について話す>

・その絵のいいところを子どもに聞く(20代 男性)

・上手い下手は関係なく、どんな想いで絵を描いたのか聞いてあげること(30代 女性)

・子どもの気持ちや考えたことを聞く(50代以上 女性)

絵の上手さに着目するのではなく、「何を考えてどう描いたのか」に注目して、子どもと絵について話をするという人もいました。完成度ではなく過程に目を向けるのですね。

子どもの描いた絵についてあれこれと質問することで、子どもは「親が自分のお絵描きに関心をもっている」と感じやすくなります。すると「見てもらえた」という気持ちになり、お絵描きへの肯定的な感情が生まれやすいと期待できます。

<7位 親も一緒に描く>

・私たち親が一緒に絵を描いたり、会話をしたりしながらやること(30代 男性)

・大人が寄り添ってごく簡単な絵を一緒に描きながら、「お絵描きは難しいものではないこと」「人と比べるものではないこと」「楽しむものであること」を伝えてあげたらいいと思います(40代 女性)

親子で一緒に描くことで、パパママを大好きな小さな子どもにとっては、お絵描き自体が楽しくなると考えられます。

また一緒に描きながらであれば、「お絵描きは楽しむもの」「難しくない」などと、言葉でも態度でも伝えやすくなりますね。

まとめ

お子さんがお絵描きに苦手意識をもってしまう理由としては、「周りと比べる」「周囲からの評価を気にする」などが挙げられました。

幼稚園や学校で自分の描いた絵を発表する機会が増えると、比較や評価を避けられなくなり、ネガティブな反応をもらうと苦手意識につながってしまいます。そのためポジティブな反応をしようと、「苦手意識をなくすためには褒めるのがいい」と考えている人が多くいました。実際にアンケートでは「いつも褒めているので、娘はお絵描きが大好き」という声も寄せられています。

また褒め方については「工夫したことを褒める」「取り組んだことを褒める」といった工夫も。

お絵描きは、必ずしも「誰が見ても上手に描くこと」だけが大切ではありません。親が「お絵描きの工程」や「絵に込められた思い」にも目を向けてあげることが、子どもの自信につながるのではないでしょうか。

このように「上手・下手」だけではなく、描く過程や込めた思いに目を向けることは、アタムアカデミーが大切にしている考え方でもあります。

「自己表現・発信講座」では、これまでに描いた絵を並べ、よく使う色や繰り返し描くモチーフから「自分らしさ」を見つけます。完成した作品は発表して感想を受け止め、自分の作品の価値を自分で認めるところまでを課題としています。

周りと比べるのではなく、自分の絵の良さに気づくこと。その積み重ねが、お絵描きへの自信につながると考えています。

自己表現・発信講座とは

https://atam-academy.com/curriculum/self-expression/

▽山田花菜氏の考察

このアンケート結果から、お絵描きが苦手なお子さんはたくさんいて、親御さんは声がけに悩んでいる事が分かります。

原因1位は「周りと比べてしまう」でした。先日、図工の先生達の研修会に講師として出席したのですが、先生も絵が苦手な生徒への声がけに悩んでいました。時間内に同じ課題を仕上げる図工の時間のあり方が、どうしても「比べる」につながってしまうのでしょう。でも、比べる事で自分を知っていく側面もあります。

本来、子どもが描く絵には正解はなく、自由に表現するもの。親や先生には、そのことを前提に見守って欲しいです。私も小さな頃、絵を褒められ喜んでもらったのが嬉しくて描き続けていたら、いつの間にか仕事になっていたんですよ。

■監修者紹介

山田花菜(やまだかな)

イラストレーター、絵本作家。

https://www.kanayamada.com/profile

『みみたぶちゃん』(作絵/WAVE出版)

絵本『野球しようぜ!大谷翔平ものがたり』(文・とりごえこうじ/世界文化社)で、第34回けんぶち絵本の里大賞アルパカ賞受賞。

紙芝居『マレーバクのてんてんちゃん』(文・苅田澄子/教育画劇)で第60回五山賞絵画奨励賞受賞。

パッケージやキャラクターデザインなど、幅広く活動中。

【データの引用・転載についてお願い】

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■アタムアカデミーについて

アタムアカデミーは、子供の創造性を育てるオンラインイラスト教室です。2020年5月よりオンラインのイラスト教室としてサービス提供開始し、2023年7月現在、小中学生を中心に日本全国から生徒が通う日本最大級のイラスト教室にまで成長しています。

サービスサイト:https://atam-academy.com/online/

■株式会社アタムについて

株式会社アタムは、「イラスト教育により子供の可能性を最大化する」をビジョンにオンラインイラスト教室を運営するスタートアップです。

所在地:東京都港区

代表者:代表取締役 宮澤惇

コーポレートサイト:https://atam-academy.com/

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都港区南青山2-2-15ウィン青山1214号
電話番号
03-4570-6962
代表者名
宮澤惇
上場
未上場
資本金
990万円
設立
2018年09月