日本製ヘッドレスCMSを提供するmicroCMSに出資

Zホールディングス株式会社のCVC（コーポレートベンチャーキャピタル）であるZ Venture Capital株式会社（以下、ZVC）は、このたびヘッドレスCMS（コンテンツマネジメントシステム）「microCMS」を提供する株式会社microCMS（以下、microCMS）によるJ-KISS型新株予約権の引受を行いましたので、お知らせいたします。

【「microCMS」のご紹介】
「microCMS」は、従来のCMSと異なり、フロントエンドと一体化していないヘッドレスCMSです。

ヘッドレスCMSは、フロントエンドに依存しないためデザインや開発フレームワークを柔軟に変更することができ、表示速度やセキュリティ、デザイン性の高いウェブサイトやアプリケーションを開発できます。

「microCMS」は、このヘッドレスCMSをSaaS形式で提供しており、複数の言語で簡単にCMSを実装することができるため、2019年9月のリリース以降2,800社以上の企業に導入され、導入社数は昨年比10倍以上の成長を遂げています。

【出資の背景と目的】
日々新たな技術が生まれる現在、企業のコーポレートサイトやブランドサイトにおいても新たな技術フレームワークの導入が求められています。

これまで新たな技術を導入する際はCMS自体の更新も必要でしたが、「microCMS」を用いることにより、これらの導入に要する開発工数を削減、常に新たな技術を導入できる環境を実現できます。

microCMSはZVCとEast Venturesが共同運営するアクセラレータープログラムCode Republic出身の企業であり、創業者の松田氏・柴田氏は以前、ヤフーのトップエンジニアとして活躍してきた経験から「microCMS」を開発しました。

自らの強い原体験と技術の進化という追い風を受けて、microCMSは日本のCMSのデファクトスタンダードとして成長すると確信しています。


【関係者からのコメント】
・松田 承一（microCMS 代表取締役）
ZVCの堀さん、松山さんには約3年前のmicroCMSの開発以前から様々な叱咤激励をいただいてきました。元々クリエーター出身である我々に対し、幅広い視点で成長に向けた様々なアドバイスを日々いただいております。

日本では比較的珍しい開発者向けのプロダクトではありますが、世界的な活動も行うZVCの皆様に伴走していただくことで日本のデファクトスタンダードだけでなく世界でもインパクトのある企業を目指して参ります！


・堀 新一郎（ZVC 代表取締役社長）
元ヤフーの「SWAT」という選ばれし者が所属するチームを退職し、起業の道を選んでCode Republicの門を叩いてくれてから早３年。ここに至るまでは決して平坦な道のりではありませんでしたが、持ち前の開発力を武器に素晴らしいプロダクトを作り上げました。グローバル市場を一緒に目指していきましょう。


・松山 馨太（ZVC インベストメントマネージャー）
ウェブサイトの大半はテンプレート型のCMSを用いて制作されていますが、新たな技術の導入やデザインの変更には多くの工数が必要となり、二度手間が発生しています。「microCMS」はこれまで二度手間となっていた工数を削減、自由度の高いサイトをマルチチャネルで更新できるサービスです。ウェブ・アプリだけでなく、IoTなどチャネルが増加する中でそのニーズはさらに増加していくと考えています。
松田さん・柴田さんの両名はヤフーのトップエンジニアとしても活躍していた経験があり、日本のCMSの未来、そしてサイト制作の在り方を変える2人だと信じています！


【会社概要】
・microCMSについて
商号：株式会社microCMS
代表取締役：松田 承一
所在地：〒151-0051 東京都渋⾕区千駄ヶ⾕5丁⽬32-5 GSハイム新宿南⼝402
URL：https://microcms.co.jp/


・Z Venture Capitalについて
Z Venture Capitalの前身であるＹＪキャピタルは、2021年4月にLINE Venturesと合弁し、Z Venture Capital に商号変更しました。Zホールディングス株式会社のCVC（コーポレートベンチャーキャピタル）として、将来性のあるスタートアップの支援をグローバルで行っています。
代表： 堀 新一郎
本社： 東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
URL： http://zvc.vc/